家を売却する時の相場はいくら?2024年最新傾向や築年数から解説

本ページはプロモーション(広告)が含まれています
家 売却 相場

築年数別での一戸建ての売却価格の相場が知りたい…
築年数別でのマンションの売却価格の相場が知りたい…

家の売却価格の相場は、固定資産税評価額の約70%程度です。

固定資産税評価額とは、固定資産税を決める際の基準となる評価額のことをいいます。

一般的な目安は住宅の場合で再建築価格の70%、土地なら公示地価の70%程度です。それに加えて、築年数の経過でも家の売却価格は変動します。

築10年の家の売却相場は、新築時の60%程度といわれています。

つまり、3,000万円で購入した家を築10年になったタイミングで売却すると、約1,800万円で売れる可能性があるということです。なお一般的には、「相続税路線価÷0.8」が市場価格ともいわれています。

立地が良ければこの水準より高く取引がおこなわれますが、反対に悪ければ下回る可能性もあります。

家の売却を検討する場合、不動産会社と契約する前に自分で売却価格の相場を調べておくことがとても重要です。

なぜなら、売却価格を相場よりも安くし過ぎてしまえば、家は売却しやすくなりますが、売却で手元に入る金額は少なくなり、結果的に損をしてしまいます。

逆に相場よりも高すぎる額に売却価格を設定してしまうと、買い手が付きにくく、家が売れ残ってしまう可能性が高くなってしまいます。

家 売却 相場

しかし、家の売却価格の相場は築年数やエリア、土地や家の条件によって大きく異なるため、購入価格だけで判断することはできません。

なお、不動産の売却価格を素早く調べる方法は、無料で使える不動産査定サイトを利用することです。

不動産の所在地と経過年数・広さなどを1度入力するだけで、複数の不動産会社から実際の査定価格がもらえるので、複数社の査定価格の中央値がおおよその売却価格だとわかります。

査定をしてくれるのはプロの不動産業者なので、価格の正確性も担保されています。

以下におすすめの不動産一括査定サイトを特徴とともにご紹介するので、自分に合ったサイトを利用して、家の売却価格を調べてみてください。

不動産売却を検討の際には最低3社の一括査定を利用することがおすすめ

査定額をより正確に出したい場合は、不動産会社1社のみではなく、少なくとも2〜3社まとめて査定を依頼するようにしましょう。

1社だけの査定額だと、相場よりも低い価格で売却して、損をしてしまうかもしれません。

2~3社に依頼すれば、数字を照らし合わせていくらが相場なのかチェックができ、売り出し価格を決める際の参考になります。

マンションに特化したい

マンションナビ
<全国>
2011年~運営の老舗一括査定サービス
マンション専門なので、マンションの売却に強い不動産会社が揃っている
賃料査定もできるので売るか貸すか迷っている人にもおすすめ

マンションナビで査定

イエシル
<一都三県>
マンションに特化した一括査定サイト
保有する約9000万件のマンションの物件データに基づいて、売却相場価格を提示してくれる

イエシルで査定

ウルハウス
<東京23区>
住居マンションに特化した一括査定サイト
中古マンションのプロが正確な市場価格を提案
「仲介」のほか「買取」も可能

ウルハウスで査定
匿名査定がいい

マンションナビ
2011年~運営の老舗一括査定サービス
マンション専門なので、マンションの売却に強い不動産会社が揃っている
賃料査定もできるので売るか貸すか迷っている人にもおすすめ

マンションナビで査定

イエシル
マンションに特化した一括査定サイト
保有する約9000万件のマンションの物件データに基づいて、売却相場価格を提示してくれる

イエシルで査定

LIFULL HOME’s
買取査定任意売却査定も可能
住まいに関わるコンテンツが充実
地図上でマンション名と参考価格が丸見えになる「プライスマップ」が便利
過去の成約事例が見られる「不動産アーカイブ」が参考になる
住み替えの場合「空き家バンク」も利用可能(国土交通省のモデル事業請負)

LIFULL HOME’sで査定
連絡時間を指定したい

マンションナビ
2011年~運営の老舗一括査定サービス
マンション専門なので、マンションの売却に強い不動産会社が揃っている
賃料査定もできるので売るか貸すか迷っている人にもおすすめ

マンションナビで査定

SUUMO売却査定
大手広告代理店のリクルートが運営
求める条件で不動産会社が探せる
不動産会社ごとの営業スタッフの人数がわかる
売却以外にも不動産関連コンテンツが豊富

SUUMOで査定
電話で確認したい

HOME4U
日本で初めて不動産一括査定サービスを始めた老舗
一括査定以外のサービス(土地活用注文住宅・賃貸経営など)が充実
ビル・店舗・倉庫・事務所も対応

HOME4Uで査定

すまいValue
不動産大手6社(三菱地所の住まいリレー・三井のリハウス・小田急不動産・住友不動産販売・野村の仲介+・東急リバブル)の直営サイト
売却までのスピードが早い(平均売却期間2.7ヶ月)
売却成約率約8割の実績

すまいValueで査定
農地・倉庫がある

HOME4U
日本で初めて不動産一括査定サービスを始めた老舗
一括査定以外のサービス(土地活用注文住宅・賃貸経営など)が充実
ビル・店舗・倉庫・事務所も対応

HOME4Uで査定

イエウール
2022年1月に不動産一括査定サイト3冠を達成
区分所有ビル・・工場・倉庫・農地も対応
全国の一戸建てに対応している「家査定シミュレーター」でその場で概算査定額がわかる

イエウールで査定

リビンマッチ
東証グロース市場上場企業が運営
加盟企業数は日本最大級の約1,700社
店舗や投資用物件・ビル・工場・倉庫・農地にも対応
土地活用任意売却・賃貸管理など、不動産査定以外のサービスも豊富

リビンマッチで査定

LIFULL HOME’s
買取査定任意売却査定も可能
住まいに関わるコンテンツが充実
地図上でマンション名と参考価格が丸見えになる「プライスマップ」が便利
過去の成約事例が見られる「不動産アーカイブ」が参考になる
住み替えの場合「空き家バンク」も利用可能(国土交通省のモデル事業請負)
LIFULL HOME’sで査定

上記の中からあなたのニーズに合う不動産一括査定サイトを選んでチェックしてみましょう。

不動産一括査定サイトの評判を確認したい方は以下の記事も参考にしてみて下さい。

おすすめ不動産一括査定サイト17社の評判や選び方を徹底解説

【完全ガイド】家を売る方法と8つの手順|注意点を要チェック

家を高く売る方法5選!売却の流れ・やってはいけないことを徹底解説

そこで、この記事では家の売却価格の相場について詳しく解説します。

また、手持ちの不動産にどのくらいの価値があるのか知りたい人は、宅地建物取引士・一級建築施工管理技士の資格を持つ方が解説してる以下の動画もチェックしてみてください。
不動産売却を考え始めたら。自宅の価値を調べる方法を解説!!

目次

自分の家を売却した時の相場はいくら?簡単に相場がわかる目安表

自分の家を売却した時の価格は、どれくらいが相場なのでしょうか?

家を売却した時の価格の相場は、購入した時の価格から、以下の2つのポイントで大きく変わります。

家を売却した時の相場

そこでまず初めに、家を売却した時の価格の相場を築年数とエリア別に表にまとめました。

表をチェックして、自分の家の売却価格の相場を調べてみましょう。

築年数別!家の売却価格の相場

家は築年数によって大きく売却価格の相場が変わります。

国土交通省「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」によれば、住宅の市場価値は経年によって減少し、戸建て住宅の場合は築20年で建物の価値はほぼゼロになるとされています。

これは木造建築の減価償却年数が22年とされていることによるものです。

ただし、一戸建て住宅の場合、売却価格には土地の価値が含まれるため、築20年以上であっても価格はつきます。

築年数別での一戸建ての売却価格の相場

以下は、2023年に首都圏(1都4県)で売買された中古戸建ての平均成約価格を築年帯ごとにまとめたグラフです。

中古戸建ての平均成約価格
データ引用:公共財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)

新築一戸建ての住宅平均価格を100%とすると、築年数の経過による価格相場は以下のようになります。

築年数による売却価格の相場推移一戸建て
データ引用:東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模一戸建て住宅平均価格公共財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)

グラフから、戸建ては築30年を超えると、価格は新築価格の半分になることがわかります。

また、一戸建ての購入価格からみる下落率、売却価格の相場は以下の通りです。

【築年数別での一戸建ての売却価格の相場】

スクロールできます
築年数新築価格からの
下落率
購入時の価格
新築2000万円3000万円4000万円5000万円
築5年以内5.2%1,897万円2,845万円3,793万円4,741万円
築5~10年10.6%1,788万円2,682万円3,575万円4,469万円
築11~15年13.6%1,727万円2,591万円3,455万円4,318万円
築16~20年19.3%1,613万円2,420万円3,226万円4,033万円
築21~25年26.0%1,480万円2,220万円2,961万円3,701万円
築26~30年34.0%1,320万円1,981万円2,641万円3,301万円
築31~35年47.7%1,046万円1,569万円2,093万円2,616万円
築36~40年47.8%1,044万円1,565万円2,087万円2,609万円
築41年~60.9%782万円1,173万円1,564万円1,956万円
データ引用:東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模一戸建て住宅平均価格公共財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)

例えば、3,000万円で購入した一戸建てを、築10年で売却すると2,682万円、築20年で売却すると2,420万円、築30年で売却すると1,981万円が相場です。

築年数別でのマンションの売却価格の相場

以下は、2023年に首都圏(1都4県)で売買された中古マンションの平均成約価格を築年帯ごとにまとめたグラフです。

築年数別でのマンションの売却価格
データ引用:公共財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)

新築マンションの平均価格を100%とすると、築年数の経過によって相場は以下のグラフのようになります。

築年数による売却価格の相場推移マンション
データ引用:全国 新築分譲マンション市場動向 2023 年公共財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)

グラフから、中古マンションは築30年を超えると、価格は新築価格の半分程度になることがわかります。

また、マンションの購入価格からみる下落率、売却価格の相場は以下の通りです。

【築年数別でのマンションの売却価格の相場

築年数新築価格からの
下落率
購入時の価格
新築2000万円3000万円4000万円5000万円
築5年以内12.6%1,747万円2,621万円3,494万円4,368万円
築5~10年17.8%1,643万円2,465万円3,286万円4,108万円
築11~15年26.8%1,465万円2,197万円2,929万円3,661万円
築16~20年32.0%1,360万円2,040万円2,720万円3,400万円
築21~25年39.7%1,207万円1,810万円2,413万円3,016万円
築26~30年58.7%826万円1,239万円1,652万円2,065万円
築31~35年71.6%568万円852万円1,136万円1,420万円
築36~40年67.0%660万円990万円1,320万円1,650万円
築41年~72.1%558万円837万円1,116万円1,395万円
データ引用:全国 新築分譲マンション市場動向 2023 年公共財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)

例えば、3,000万円で購入したマンションを、築10年で売却すると2,465万円、築20年で売却すると2,040万円、築30年で売却すると1,239万円が相場です。

マンション売却の全て!売る時の費用や税金・流れまで徹底解説!

エリア別!家の売却価格の相場

築年数と同じく家の売却価格の相場に大きく影響するのが、家のあるエリアです。

傾向としては土地の価格が高く需要が多い都市圏では売却相場は高くなります。

エリア別での中古一戸建ての平均価格は次の通りです。

【2024年2月 主要都市圏月別中古一戸建て供給動向(木造・所有権物件/土地面積100㎡以上300㎡以下)】

エリア平均価格平均築年数平均土地面積平均建物面積
東京6,233万円20.4年141.6㎡107.2㎡
大阪3,002万円24.1年146.5㎡111.4㎡
愛知3,202万円16.5年159.8㎡111.3㎡
宮城2,517万円21.6年198.9㎡112.7㎡
福岡2,426万円27.3年189.6㎡105.0㎡
出典:東京カンテイ 主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

東京都が飛びぬけて平均価格は高く、大阪、愛知などの都市圏はほぼ同じです。

中古マンションも、戸建てと同様に、東京都が飛びぬけて高くなっています。

エリア平均価格
東京5,844万円
大阪2,944万円
愛知2,142万円
宮城2,075万円
福岡2,068万円
出典:「マンションレビュー」2024年1月 全国中古マンション相場推移 データ集

【2024年最新】不動産市場の相場の推移

家の売却価格の相場は、2024年はどうなっていくのでしょうか?

家の売却価格の相場は2022年から上昇傾向にあります。

国土交通省の調査では、2022年に中古住宅の平均購入価格は平成13年の調査開始以来、過去最高となりました。

出典:国土交通省 令和4年度 住宅市場動向調査

その後、2022年にはウクライナ情勢の影響により、建築資材の高騰が起こりました。

新築住宅の価格高騰の影響もあり、中古住宅の価格も上昇傾向にあります。

東京カンテイの2023年12月から2024年2月の調査によれば、中古一戸建て住宅平均価格推移は首都圏では上昇、近畿では下落、中部では上昇となっていますが、2年前と比較すれば高止まりとなっている状態です。

参考:出典:東京カンテイ 主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

売却価格の相場は高水準といえますが、今後は日銀総裁の交代による金利政策の変化や為替の動向により、不動産市場が変化することも考えられるため、売却を検討している方は市場の変化に注目することが大切です。

家の売却価格を左右する2つの要因

家の売却価格は築年数とエリアだけでなく、他の要因でも価格が左右されます。

家の売却価格の相場を左右する主な要因は次の2つです。

家の売却価格を左右する要因

それぞれ詳しくみていきましょう。

土地に関する要因

家の売却価格の相場は、土地の条件によって左右されます。

【土地に関する要因】

  • 立地条件がよいか悪いか
  • 家に接する道路の条件
  • 土地の形状や方角
  • 周辺物件の相場 など

家の売却価格に大きく影響を与えるのは、立地条件です。

①立地条件がよいか悪いか

駅から近い、人気の学区である、といった立地の場合は価格の相場が上がります。

逆に駅から遠い、商業施設などが遠く不便、といった場合は相場が下がります。

②家に接する道路の条件

家の前の道路が狭く、車がすれ違えない場合や、急な坂になっている、敷地よりも道路が高い場合などは相場が下がります。

③土地の形状や方角

土地の形状では、正方形または長方形で間口が広い方が相場が上がります。

三角形などの変形地の場合、家の形や駐車場の位置が制限されるため、同じ面積であっても相場は下がってしまうのです。

方角は日当たりの良い南向きや南東向きの家が人気となり、北向きの場合は相場が下がることがあります。

④周辺物件の相場

周辺物件の相場も、家の売却価格を左右します。

周辺に類似物件が多数ある場合、販売の競争が起こることで価格を下げなければ売れず、相場が下がってしまうことがあるのです。

家に関する要因

家の状態によっても相場は変わっていきます。

家の相場を変える要因は次の通りです。

【家に関する要因】

  • 建物の状態
  • 建物の仕様や設備などのグレード
  • 特殊な間取りやデザイン
  • 二世帯住宅であるかどうか など
①建物の状態

家の相場を大きく左右するのは、建物の状態です。

築年数で大きく相場が変わりますが、築年数が古くても建物の手入れがしっかりされており状態がよい場合は相場が上がります。

逆に築年数よりも建物の状態が悪い場合は相場が下がってしまうのです。

②建物の仕様や設備などのグレード

設備の仕様やグレードも売却価格の相場に影響します。

設備のグレードが高い場合は相場が上がることがあります。

③特殊な間取りやデザイン

間取りやデザインについては、一般的な物であれば相場に影響を与えませんが、注文住宅で個人の趣味が大きく出た特殊なものの場合は買い手が付きにくく、相場が下がる傾向にあります。

④二世帯住宅であるかどうか

同じように買い手が付きにくいものとして、二世帯住宅も買い手が限られるため、面積や築年数が同じ条件の場合より相場が下がります。

相場を知らずに売却価格を設定すると損をしてしまう2つの理由

家を売却する時、売却価格の相場を知らないまま価格を設定してしまうと、結果的に損をしてしまうことがあります。

理由は次の2つです。

【売却価格の相場を知らないまま価格を設定すると損してしまう理由】

それぞれ詳しく見ていきましょう。

相場より安くし過ぎると結果的に損をしてしまう

売却価格の相場を知らないまま価格を設定すると損してしまう理由の1つめは、相場を知らずに安くし過ぎてしまうと、手元に入るお金が少なくなり、結果的に損をしてしまうからです。

売却価格の相場を知らず、相場よりも安い金額で売却価格を設定すれば、買い手が付きやすくなりますが手元に入るお金は少なくなってしまいます。

例えば売却した時の相場が2000万円の家を1000万円で売り出した場合、相場よりも安いため売れやすくなりますが、本来の相場で売却した時よりも1000万円も損してしまうことになるのです。

売却価格の相場は、近隣の類似物件が売れた額で決まります。

相場をあらかじめ知っておき、相場に近い金額で売り出しておけば、手元に入るお金を減らすことがなく、損をしないで済むのです。

相場より高すぎると買い手がつかず売れ残ってしまう

売却価格の相場を知らないまま価格を設定すると損してしまう理由の2つめは、相場を知らずに高すぎる売却価格をつけてしまうと、買い手がつかずに売れ残ってしまうからです。

近隣の類似物件の相場よりも高すぎる金額をつけてしまえば、販売競争に負けてしまい、買い手がつきにくくなってしまいます。

家が売れないままでは、家の維持費を支払う期間も増えますし、住み替えなどの計画も進めることができなくなってしまうのです。

あらかじめ売却価格の相場を知っておき、家の状態や土地の条件などを加味した上で相場に近い金額で売却価格を設定することで、家がいつまでも売れ残ることを防ぐことができます。

家の売却価格の相場を調べる4つの方法

家の売却時には、売却価格の相場を知ることが大切なことが理解できましたが、実際に相場を調べるにはどうすればいいのでしょうか?

家の売却価格の相場を調べる方法は、次の4つです。

家の売却相場を調べる方法

それぞれ詳しくみていきましょう。

同じエリアの類似物件の売り出し価格を調べる

家の売却価格の相場を調べる方法の1つめは、同じエリアにある類似物件の売り出し価格をチェックする方法です。

スーモLIFULL HOME’Sなどの大手不動産ポータルサイトで、自分の家と同じエリアにある類似物件を探して、売り出し価格がいくらぐらいなのかをチェックします。

スーモの場合、マンションや戸建てなどの家の種類を選択し、エリアを入力すると物件が表示されます。

複数の類似物件をチェックしていくと、大体いくらからいくらなのか、価格の幅がわかってくるため、市場の相場を知ることができるのです。

ただし、大手不動産ポータルサイトで確認できるのは、あくまで「売り出し価格」であって、実際にその金額で売れるとは限りません。

次に紹介する過去の販売実績を合わせて確認することで、より正しい相場を知ることができます。

同じエリアの類似物件の販売実績から調べる

家の売却価格の相場を調べる方法の2つめは、同じエリアの類似物件の販売実績から調べる方法です。

国土交通省が運営する「土地総合情報システム」では、日本全国の不動産取引情報を調べることが可能です。

  • 市町村までのエリア設定
  • 取引時期
  • 取引価格
  • 面積
  • 土地の形状
  • 築年数

といった詳しい情報まで調べることができます。

実際にいくらで売れたのかというデータを見ることができ、相場を知ることができます。

土地の価格から調べる

家の売却価格の相場を調べる方法の3つめは、土地の価格から調べる方法です。

一戸建て住宅の相場は土地の価格にも大きく左右されます。

特に築年数が古く、家の価値が下がっている場合、土地の価格が相場に大きく影響するため、とても重要です。

土地の価格は国税庁が定めた「路線価」をもとに算出することができます。

路線価は、国税庁の「路線価図・評価倍率表」にアクセスし、自分の家があるエリアを調べることでわかります。

【路線価を調べる方法】

  1. 国税庁の路線価図・評価倍率表にアクセスする
  2. 家の住所を入力する
  3. 家に接する道路に書かれている路線価をチェックする

路線価の詳しい見方や計算方法については、国税庁のサイトにも詳しく説明されていますからこちらを確認してみてください。
参考:国税庁 路線価図の説明

査定価格から調べる

家の売却価格の相場を調べる方法の4つめは、査定価格から調べる方法です。

不動産の一括査定サイトに査定を申し込むと、エリアや築年数などの条件を不動産会社のプロが査定し、売り出し価格を提示してくれます。

査定を依頼する不動産会社が一社だけではその査定価格が本当に相場と合っているのかがわかりません。

しかし、一括査定サイトの場合、複数の不動産会社の査定額を一度に見ることができますから、それぞれの不動産会社の査定額を見比べることでより正確な相場がわかります。

実際に不動産を取り扱うプロが、今までの経験や知識、不動産市場の状況を元に金額を決定してくれるため、金額の信頼性が高いのもメリットです。

ただし、一括査定サイトで査定を申し込む場合は、査定する家の詳しい住所や連絡先などの個人情報を不動産会社に渡す必要があります。

査定申し込み後は不動産会社から連絡が来るため、まだ家を売るつもりがない人は利用できません。

家を売却する意思はあり、売却前に相場を知りたい方の場合は、相場を知るためにも一括査定サイトの利用がおすすめです。

簡単に家の売却価格の相場を知りたい人

AI査定がおすすめ!

「家の売却価格の相場を簡単に調べたい」
「家の売却価格をなるべく正確に知りたい」

そんな方には、AI査定もできる一括査定サイトの利用がおすすめです。

AI査定も出来る一括査定サイトがおすすめの理由は、以下の3つです。

①不動産会社の査定が届くより先にAIによる査定金額がわかる!

一括査定サイトは、一度の情報入力で複数の不動産会社に査定を依頼することができますが、不動産会社での査定には数日かかる場合もあり、入力してすぐ相場がわかるわけではありません。

しかし、AIによる査定も行う一括査定サイトなら、情報を入力し査定依頼をすると、すぐにAIによる査定額が表示されます。

まずはAIによる査定額をチェックした上で、複数の不動産会社の査定額を確認できますから、時間を無駄にすることがありません。

②過去の情報を調べる手間がない

AIによる不動産査定は、過去の類似物件の販売価格などの膨大な情報を元に算出されます。

自分で過去の取引を調べるのには手間がかかりますが、AI査定なら自分の家の条件を入力するだけでチェックできるため、手間がないのもメリットです。

③プロの不動産会社の査定も複数受けられる

AIによる不動産査定は参考になりますが、あくまで過去のデータから算出されるもののため、市場状況に沿った相場とは違う場合もあります。

その点、一括査定サイトであれば不動産のプロである不動産会社の査定を同時に依頼することができますから、より詳しく信頼性の高い相場を確認することが可能です。

■AI査定もできるおすすめの一括査定サイト「おうちクラベル」

おうちクラベル

おうちクラベルは、簡単60秒で一括査定が申し込める不動産一括査定サイトです。

大手不動産会社から、地元密着の不動産会社まで、さまざまな不動産会社に同時に査定を依頼することが可能です。

それぞれの目線から査定額を算出してくれるので、より正確な相場がわかります。

さらにAIによる無料査定が受けられ、その場で査定額がわかるため、スムーズに相場を把握することが可能です。

\東証プライムに上場企業が運営で安心!/

>おうちクラベルで無料の不動産査定をする

家の売却価格の相場を調べる時の3つの注意点

家の売却価格の相場を調べる時は、次の3つの点に注意する必要があります。

家の売却相場を調べる注意点

それぞれ詳しくみていきましょう。

売り出し価格と成約価格は同じではない

家の売却価格の相場を調べる時の注意点の1つめは、売り出し価格と成約価格は同じではないという点です。

スーモやアットホームなどの不動産ポータルサイトで調べられる類似物件の売り出し価格は、あくまで「この値段で売りたい」という希望価格です。

実際にその金額で売れるとは限らず、成約価格はそれよりも下がる場合もあります。

家の売却価格の相場を調べる際は、「同じエリアの類似物件の売り出し価格を調べる」で紹介した類似物件の売り出し価格を調べる方法と合わせて、「同じエリアの類似物件の販売実績から調べる」で紹介した成約価格を調べることで、より正確な相場を確認するようにするとよいでしょう。

相場は時間と共に変動する

家の売却価格の相場を調べる時の注意点の2つめは、相場は時間と共に変動するという点です。

社会情勢や不動産市場の変化により、一戸建て住宅やマンション、土地などの不動産価格は変わります。

そのため、1年前は2000万円で類似物件が売れていたとしても、今その価格が相場であるとは限らないのです。

不動産会社の査定は、現在の市場状況などを含めて算出されるため、過去の成約価格などで調べた相場とは違う場合があることを頭に入れておきましょう。

自分で調べた相場はあくまでも目安と考える

家の売却価格の相場を調べる時の注意点の2つめは、自分で調べた相場はあくまで目安であるという点です。

先ほど紹介したように、相場は時間とともに変化します。

また、家の状態や土地の条件など、それぞれの家は違うため、類似物件の販売価格や成約価格で調べた相場が、自分の家に必ず当てはまるとは限りません。

自分で調べてわかった相場はあくまで目安であり、不動産会社の査定を受けてプロのアドバイスを受け、納得できた上で、売り出し価格を決定しましょう。

まとめ

家の売却価格の相場についてご紹介しました。

家の売却価格の相場を知ることで、適切な売却価格を設定することができるようになります。

相場を知らないままでは損をしてしまう可能性がありますから、家の売却時には必ず相場を調べるようにしましょう。

最後に家の売却時の相場についてまとめておきます。

家の売却価格の相場は、

  • 築年数
  • エリア

によって変わります。

下記の表でおおよその相場がわかりますので参考にしてみてください。

【築年数別での一戸建ての売却価格の相場】

築年数新築価格からの
下落率
購入時の価格
新築2000万円3000万円4000万円5000万円
築5年以内5.2%1,897万円2,845万円3,793万円4,741万円
築5~10年10.6%1,788万円2,682万円3,575万円4,469万円
築11~15年13.6%1,727万円2,591万円3,455万円4,318万円
築16~20年19.3%1,613万円2,420万円3,226万円4,033万円
築21~25年26.0%1,480万円2,220万円2,961万円3,701万円
築26~30年34.0%1,320万円1,981万円2,641万円3,301万円
築31~35年47.7%1,046万円1,569万円2,093万円2,616万円
築36~40年47.8%1,044万円1,565万円2,087万円2,609万円
築41年~60.9%782万円1,173万円1,564万円1,956万円
データ引用:東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模一戸建て住宅平均価格公共財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)

【築年数別でのマンションの売却価格の相場】

築年数新築価格からの
下落率
購入時の価格
新築2000万円3000万円4000万円5000万円
築5年以内12.6%1,747万円2,621万円3,494万円4,368万円
築5~10年17.8%1,643万円2,465万円3,286万円4,108万円
築11~15年26.8%1,465万円2,197万円2,929万円3,661万円
築16~20年32.0%1,360万円2,040万円2,720万円3,400万円
築21~25年39.7%1,207万円1,810万円2,413万円3,016万円
築26~30年58.7%826万円1,239万円1,652万円2,065万円
築31~35年71.6%568万円852万円1,136万円1,420万円
築36~40年67.0%660万円990万円1,320万円1,650万円
築41年~72.1%558万円837万円1,116万円1,395万円
データ引用:全国 新築分譲マンション市場動向 2023 年公共財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)

【2024年2月 主要都市圏月別中古一戸建て供給動向(木造・所有権物件/土地面積100㎡以上300㎡以下)】

エリア平均価格平均築年数平均土地面積平均建物面積
東京6,233万円20.4年141.6㎡107.2㎡
大阪3,002万円24.1年146.5㎡111.4㎡
愛知3,202万円16.5年159.8㎡111.3㎡
宮城2,517万円21.6年198.9㎡112.7㎡
福岡2,426万円27.3年189.6㎡105.0㎡
出典:東京カンテイ 主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

中古マンションも、戸建てと同様に、東京都が飛びぬけて高くなっています。

エリア平均価格
東京5,844万円
大阪2,944万円
愛知2,142万円
宮城2,075万円
福岡2,068万円
出典:「マンションレビュー」2024年1月 全国中古マンション相場推移 データ集

また、家の売却価格の相場は「土地」と「家」の2つの要因でも左右されます。

【土地に関する要因】

  • 立地条件がよいか悪いか
  • 家に接する道路の条件
  • 土地の形状や方角
  • 周辺物件の相場

【家に関する要因】

  • 建物の状態
  • 建物の仕様や設備などのグレード
  • 特殊な間取りやデザイン
  • 二世帯住宅であるかどうか

家の売却価格の相場を調べる方法は次の4つです。

家の売却相場を調べる方法

家の売却時には、相場をきちんと調べて、なるべく高く早く売れるようにすることがおすすめです。

この記事を参考に、損をせずスムーズに家の売却を進めてみてください。

不動産売却を検討の際には最低3社の一括査定を利用することがおすすめ

査定額をより正確に出したい場合は、不動産会社1社のみではなく、少なくとも2〜3社まとめて査定を依頼するようにしましょう。

1社だけの査定額だと、相場よりも低い価格で売却して、損をしてしまうかもしれません。

2~3社に依頼すれば、数字を照らし合わせていくらが相場なのかチェックができ、売り出し価格を決める際の参考になります。

マンションに特化したい

マンションナビ
<全国>
2011年~運営の老舗一括査定サービス
マンション専門なので、マンションの売却に強い不動産会社が揃っている
賃料査定もできるので売るか貸すか迷っている人にもおすすめ

マンションナビで査定

イエシル
<一都三県>
マンションに特化した一括査定サイト
保有する約9000万件のマンションの物件データに基づいて、売却相場価格を提示してくれる

イエシルで査定

ウルハウス
<東京23区>
住居マンションに特化した一括査定サイト
中古マンションのプロが正確な市場価格を提案
「仲介」のほか「買取」も可能

ウルハウスで査定
匿名査定がいい

マンションナビ
2011年~運営の老舗一括査定サービス
マンション専門なので、マンションの売却に強い不動産会社が揃っている
賃料査定もできるので売るか貸すか迷っている人にもおすすめ

マンションナビで査定

イエシル
マンションに特化した一括査定サイト
保有する約9000万件のマンションの物件データに基づいて、売却相場価格を提示してくれる

イエシルで査定

LIFULL HOME’s
買取査定任意売却査定も可能
住まいに関わるコンテンツが充実
地図上でマンション名と参考価格が丸見えになる「プライスマップ」が便利
過去の成約事例が見られる「不動産アーカイブ」が参考になる
住み替えの場合「空き家バンク」も利用可能(国土交通省のモデル事業請負)

LIFULL HOME’sで査定
連絡時間を指定したい

マンションナビ
2011年~運営の老舗一括査定サービス
マンション専門なので、マンションの売却に強い不動産会社が揃っている
賃料査定もできるので売るか貸すか迷っている人にもおすすめ

マンションナビで査定

SUUMO売却査定
大手広告代理店のリクルートが運営
求める条件で不動産会社が探せる
不動産会社ごとの営業スタッフの人数がわかる
売却以外にも不動産関連コンテンツが豊富

SUUMOで査定
電話で確認したい

HOME4U
日本で初めて不動産一括査定サービスを始めた老舗
一括査定以外のサービス(土地活用注文住宅・賃貸経営など)が充実
ビル・店舗・倉庫・事務所も対応

HOME4Uで査定

すまいValue
不動産大手6社(三菱地所の住まいリレー・三井のリハウス・小田急不動産・住友不動産販売・野村の仲介+・東急リバブル)の直営サイト
売却までのスピードが早い(平均売却期間2.7ヶ月)
売却成約率約8割の実績

すまいValueで査定
農地・倉庫がある

HOME4U
日本で初めて不動産一括査定サービスを始めた老舗
一括査定以外のサービス(土地活用注文住宅・賃貸経営など)が充実
ビル・店舗・倉庫・事務所も対応

HOME4Uで査定

イエウール
2022年1月に不動産一括査定サイト3冠を達成
区分所有ビル・・工場・倉庫・農地も対応
全国の一戸建てに対応している「家査定シミュレーター」でその場で概算査定額がわかる

イエウールで査定

リビンマッチ
東証グロース市場上場企業が運営
加盟企業数は日本最大級の約1,700社
店舗や投資用物件・ビル・工場・倉庫・農地にも対応
土地活用任意売却・賃貸管理など、不動産査定以外のサービスも豊富

リビンマッチで査定

LIFULL HOME’s
買取査定任意売却査定も可能
住まいに関わるコンテンツが充実
地図上でマンション名と参考価格が丸見えになる「プライスマップ」が便利
過去の成約事例が見られる「不動産アーカイブ」が参考になる
住み替えの場合「空き家バンク」も利用可能(国土交通省のモデル事業請負)
LIFULL HOME’sで査定

上記の中からあなたのニーズに合う不動産一括査定サイトを選んでチェックしてみましょう。

不動産一括査定サイトの評判を確認したい方は以下の記事も参考にしてみて下さい。

おすすめ不動産一括査定サイト17社の評判や選び方を徹底解説

著者

賃貸マンション・賃貸アパートなど、タイセイ・ハウジーが管理する全国の不動産賃貸住宅情報をご紹介しています。賃貸管理業務を通じた知識をわかりやすくお届けできればと考えています。

目次