一戸建てとマンションの売りやすさを比較!売却しやすい物件の特徴

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一戸建て マンション 売りやすさ 比較

一戸建てとマンション、どちらが売りやすいのだろう

家を買う時に、「売りやすさ」が気になる人も多いでしょう。

結論からいうと、2024年現在は「どちらかというとマンションの方が売れやすいです。

理由は下記の3つです。

国土交通省が公表した2023年12月時点での不動産価格指数では、マンションが193.4と高い数値を誇っています。

不動産価格指数令和5年12月分
出典:令和5年12月時点での不動産価格指数|国土交通省

さらにマンションは万人に好かれるデザインや間取りで建てられるため、高い需要があります。

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おすすめ不動産一括査定サイト17社の評判や選び方を徹底解説

一方、戸建ては住んでいる人の好みやこだわりが強く反映された作りになっていることが多く、万人受けするとは限りません。

また、戸建ては築年数が経過するほど価値がなくなるため、マンションの方が比較的売れやすい仕組みになっています。

しかし、住宅の売れやすさは、景気や金利、立地条件など、さまざまな要素で決まるので、「戸建てよりもマンションが売れやすい」とは断定できません。

物件を終の棲家にせず、売却する可能性がある人は、「どんな物件が売りやすいのか」を知っておくことが大切です。

そこでこの記事では、最新・過去データや専門家の意見をもとに、

を解説します。

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住宅購入は大きなお金が動くため、できるだけリスクを減らしたいものです。

後悔のない選択をするためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。

一戸建てとマンションの売りやすさについてファイナンシャルプランナーが解説して動画も参考にしてください。
一戸建て?マンション?トラブル実例 売却しやすいのはどっち?

目次

マンションの方が売れやすい3つの理由

冒頭で触れたように、2024年現在は「マンションの方が売れやすい」とされています。

理由は次の3つです。

順番に確認していきましょう。

マンションの価格が上がっている

マンションの価格が上がると、中古マンションが売れやすくなることが考えられます。

その理由は次の2つです。

  • 新築マンション希望者が予算オーバーで、中古マンションを検討する
  • 中古マンションの売り出し価格が高いため、値下げしやすい

首都圏の新築マンション・中古マンションの平均価格と㎡単価を比較してみましょう。

首都圏の新築マンション市場動向

1戸あたりの平均価格㎡単価
2023年10月6,567万円101.0万円
2023年11月8,250万円128.0万円
2023年12月6,970 万円107.2 万円
2024年1月7,956 万円115.4 万円
2024年2月7,122万円108.4万円
出典:首都圏 新築分譲マンション市場動向 2023年10月首都圏 新築分譲マンション市場動向 2023年11月首都圏 新築分譲マンション市場動向2023年12月首都圏 新築分譲マンション市場動向2024年1月首都圏 新築分譲マンション市場動向2024年2月より筆者作成

首都圏の中古マンション市場動向

1戸あたりの平均価格㎡単価
2023年10月4,765万円74.55万円
2023年11月4,731万円74.98万円
2023年12月4,784万円74.82万円
2024年1月4,860万円75.98万円
2024年2月4,859万円75.52万円
出典:月例速報Market Watchサマリーレポート2023年10月度月例速報Market Watch サマリーレポート2023年11月度月例速報Market Watch サマリーレポート2023年12月度月例速報Market Watch サマリーレポート2024年1月度月例速報Market Watch サマリーレポート2024年2月度
より筆者作成

2024年2月で比較すると、新築と中古で1㎡あたり32.88万円の差が出ます。

70㎡のマンションの場合、新築と中古で約2,302万円の差がつくことになります。

新築マンションが高嶺の花状態となり、中古マンションに目を向ける人が増えるのです。

また、中古マンションの価格が上昇しているのも、売りやすくなるポイントです。

ローン残債と同等または高値で売却できれば、売主にマイナスはないですよね。

中古価格が上昇していることで、「売り出し価格を高く設定=値下げしても売主にマイナスにならない」状態にできます。

このように、マンション価格が上がることで、中古マンションを売りやすくなると考えられます。

成約数が多い

成約数が多いということは、「それだけ需要がある」証拠です。

不動産市場動向調査の年次レポートによると、2022年に成約した物件数は、一戸建てよりもマンションの方が多いことが分かります。

中古マンションの成約件数中古戸建の成約件数
首都圏35,429件13,446件
近畿圏16,814件10,194件
出典:不動産市場動向データ集 年次レポート2022年,P2より筆者作成

首都圏の成約件数は、中古マンションで中古戸建の倍以上となっており、需要の高さがうかがえます。

駅から近い物件のニーズが強い

マンションの方が売りやすい理由として、「駅から近い物件のニーズが強い」ことも考えられます。

ARUHIが行った「住宅購入に関する調査2023」によると、購入した物件の最寄り駅までの徒歩分数は次のようになりました。

住宅購入者 最寄り駅までの徒歩件数|ARUHI 住宅購入に関する調査2023
出典:持ち家購入者に「駅近重視」戻る? 最寄り駅から徒歩10分未満を35.6%の人が選択|ARUHI『住宅購入に関する調査2023』より筆者作成

多くの人が、駅から徒歩15分以内を希望していることが分かります。

マンションと一戸建てでは、マンションの方が駅から近い物件が多いのはいうまでもありません。

そのため、一戸建てよりもマンションの方が売れやすいといえるでしょう。

【データで比較】一戸建てとマンション、売りやすいのはどっち?

先ほどお伝えしたように、一般的には「マンションの方が売れやすい」とされています。

ここでは、成約率のデータをもとに、どちらが売りやすいのかを比較していきます。

それぞれ詳細を見ていきましょう。

最新2022年度の成約率では首都圏は「戸建て」、近畿圏は「マンション」に軍配

住宅の売れやすさを把握するには、成約率を確認します。

実際に「どれだけ売れているか=成約したか」が重要だからです。

最新の2022年度の不動産市場動向調査は下記のとおりです。(※2023年6月時点)

エリア種類成約率
首都圏中古戸建て26.5%
中古マンション20.8%
近畿圏中古戸建て30.4%
中古マンション30.7%
出典:不動産市場動向データ集 年次レポート2022年,P2より筆者作成

上記から、首都圏は「戸建て」、近畿圏は「マンション」が売れていることが分かります。

過去6年の成約率を比較

直近1年間のデータだけでは、「たまたまでは?」と疑念も出ますよね。

そこで、過去6年間の中古戸建て・中古マンションの成約率を見てみましょう。

首都圏
中古戸建中古マンション
201720%19.2%
201818.9%18%
201918%18.6%
202020.7%19.7%
202130.3%24.7%
202226.5%20.8%
出典:不動産市場動向調査 | 全宅連,2017~2022年の年次レポートより筆者作成
近畿圏
中古戸建中古マンション
201725%29.3%
201823.1%27.3%
201922.3%26.8%
202025%26%
202128.2%30%
202230.4%30.7%
出典:不動産市場動向調査 | 全宅連,2017~2022年の年次レポートより筆者作成

上記をご覧いただくと、やはり首都圏は「戸建て」、近畿圏は「マンション」の成約率が高いことが分かります。

売りやすさは、物件の「種類」よりも「お得感」や「資産価値」で決まる

ここまでお読みいただくと分かるように、一戸建てとマンションのどちらが売りやすいかは一概にはいえません。

売りやすいかどうかは、一戸建てやマンションという「物件の種類」よりも、「物件の資産価値」で決まるからです。

資産価値とは、以下を含むさまざまな条件の総合的な評価です。

  • エリア
  • 立地
  • 建物の質
  • 価格

次章で詳しく解説します。

一戸建て・マンションに共通する売れやすい物件の特徴5つ

一戸建て・マンションともに売れやすいのは、「資産価値が高い物件」です。

資産価値が高いとは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。

ここでは、一戸建て・マンションに共通する売れやすい物件の特徴を5つご紹介します。

相場よりも価格が安い

相場よりも価格が安い物件は、売れやすいです。「お得感」は購買意欲を高めるからです

新築で6,000万円の人気マンションが、築3年・4,000万円で売り出されていたら、「お得だ」と感じる人が多いのではないでしょうか。

不動産は大きな買い物です。

誰でも可能ならば「少しでも安く、お得に買いたい」と思うものでしょう。

しかし、不動産には一定の相場がありますし、大きく値下がりしている物件は「何か問題がある」可能性が高いのが実情です。

どんなに良い物件でも、価格が高ければ売れにくくなります。

条件が悪い物件でも、相場よりも価格が低いと売れるチャンスが大きくなります。

したがって、適正価格より価格を下げれば売れやすくなります

人気のエリアにある

人気のエリアにある物件は、一戸建て・マンションにかかわらず売れやすいです。

人気エリアとは、SUUMOが行う住みたい街ランキングに入ったり、下記に該当したりするエリアを指します。

▼人気エリアの例

  • 駅周辺に生活利便施設がある
  • 環境や治安が良い
  • 子育てしやすい環境が整っている(道路が広い、公園が多いなど)
  • 「学区」の評判が良い

評判の良い公立小中学校の学区(通学区域)も、エリアの人気を高める要素の1つです。

住まいのサーフィンが行った調査では、人気学区のマンションの資産価値は同じ行政区の他マンションと比較して資産価値に約300万円の差があることが分かりました。

このことからも、立地が「人気エリアにあるか」は物件の売れやすさを左右するといえるでしょう。

駅近の物件

最寄り駅まで徒歩で行ける物件は人気があるので、売りやすいです。

最寄り駅から徒歩圏内の物件は、通勤通学が便利です。

バスを利用せずに最寄り駅に行けるのは、大きなメリットですよね。

ARUHIマガジンの調査によると、住宅購入者の駅からの平均徒歩分数は以下のようになっています。

物件の種類最寄り駅からの平均徒歩分数
(中央値)
中古戸建平均19.6分
(中央値15分)
中古マンション平均12.1分
(中央値7分)
出典:持ち家購入者に「駅近重視」戻る? 最寄り駅から徒歩10分未満を35.6%の人が選択|ARUHI『住宅購入に関する調査2023』より筆者作成

駅からの徒歩分数が、中古戸建は15分以下、中古マンションは8分以下だと「駅近の物件」と呼べるでしょう。

駅から徒歩圏内の場所だと、車がなくても生活ができることから、以下の人にも需要があります。

  • 車をあまり使用しない世帯
  • 運転免許を返納した高齢者世帯

車を所有するには、車本体やガソリン代、駐車場代、維持費など様々なお金がかかります。

車を所有しないと、これらが丸々浮くので、メリットは大きいといえるでしょう。

建物・室内の状態が良い

建物や室内の状態が良い物件は、売れやすいです。

状態が良いと、リフォームや修繕費用を抑えることができるので、お得感があるからだと考えられます。

劣化が少なく、きれいな物件は、それだけで魅力的ですよね。「こんな家に住みたい」と思わせる力があります。

反対に状態が悪いと、どんなに安くても「この家に住みたくない」「大丈夫だろうか」となり、良いイメージを持てません

特にマンションは外壁や共用部分が汚いと、大きなマイナスポイントになります。

間取りが一般的

売れやすい物件の特徴は、間取りが一般的であることです。

なぜなら、一般的というのは、「誰でも住みやすい間取り」だからです。

戸建の場合は、購入者の家族構成が夫婦と子供の可能性が高いため、3LDK以上の間取りが人気です。

マンションはDINKS(子供のいない共働き夫婦)に人気のエリアであれば2LDK、ファミリー層向けエリアは3LDKの需要が高いです。

売れやすいのは、個性的でおしゃれな家ではなく、「万人受けする家」です。

こだわって作った特殊な家は、売れにくい傾向にあります。

売却しやすい一戸建ての特徴5つ

一般的に売れやすい物件の特徴が分かったら、次は「売りやすい一戸建て」について、理解を深めていきましょう。

売りやすい一戸建てとは、次の5つに該当する物件です。

最寄り駅から徒歩15分圏内

最寄り駅から徒歩15分圏内にある戸建は、売れやすい傾向にあります。

先ほどお伝えしたように、住宅は駅から近いほど売れやすいからです。

しかし、戸建の場合は駅に近い物件は数が限られていて、「駅近=マンション」が多いですよね。

ARUHI「住宅購入に関する調査2023」によると、戸建の最寄駅からの平均徒歩分数の平均は約18.23分となっています。

物件の種類最寄り駅からの平均徒歩分数
(中央値)
注文住宅平均19.4分
(中央値15分)
建売戸建平均15.7分
(中央値11.5分)
中古戸建平均19.6分
(中央値15分)
出典:持ち家購入者に「駅近重視」戻る? 最寄り駅から徒歩10分未満を35.6%の人が選択|ARUHI『住宅購入に関する調査2023』より筆者作成

最寄り駅から15分圏内であれば、バスを使わずに歩くこともできる距離です。

そのため、徒歩15分以内というのは、戸建を売却するうえで1つのアドバンテージといえるでしょう。

築6~10年以内

一戸建ては、築6〜10年以内の物件が最も需要が高く、売れやすいです。

下記のグラフは、公益社団法人  東日本不動産流通機構が公表する「首都圏の中古戸建の築年数ごとの需要と供給」をあらわしたものです。

赤のグラフが需要(成約物件)、緑のグラフが供給(売り出し中の物件)となっています。

出典:築年数から見た 首都圏の不動産流通市場(2023年),P4より筆者作成

築6〜10年の成約率は、売り出し中の物件の割合を大きく上回っているのが分かります。

しかし、築26年を過ぎると、売り出し中の物件の割合が一気に増加して売れ残っている状態です。

とはいえ、築31年以降の物件も、購入希望者の割合は築浅の物件よりも増加しています。

戸建は築20年を過ぎると建物の価値がゼロに近くなるので、安い金額で購入できることが理由として考えられます。

土地が整形地で、広すぎない

一戸建ての売りやすさは、土地の形や広さも大切な要素となります。

売りやすいのは、整形地(長方形または正方形)で広すぎない土地です。

整形地は住宅を建てる時に敷地を有効活用できるので、希望の住宅プランを実現しやすくなります。

しかし不整形地と呼ばれる形状の土地は、希望の住宅プランが実現できない可能性があるため、不人気です。

不整形地は土地の価格が安いことが魅力ですが、建て替え時に以下のような問題が発生することもあります。

  • 家の高さや形が制限される
  • 住宅に使用できる土地が制限される
  • 整形地よりも建築費用が高くなりやすい

不整形地は、場合によっては再建築できない可能性もあるため、買い手が付きにくいのが現状です。

また、土地だけでなく、家の広さも重要です。

一戸建ては、延べ床面積100㎡程度ある方が売れやすいとされています。

一戸建てに住むのは、ファミリー層が多いからです。

国土交通省が公表する資料の「戸建で豊かな住生活を送るための水準」は、下の通りです。

  • 3人家族:100㎡
  • 4人家族:125㎡

このことからも、一戸建ては100㎡程度の需要が高いと考えられます。

前面道路が広く、車が出し入れしやすい

一戸建ては、前面道路が広く、車が出し入れしやすいかも重要なポイントとなります。

なぜなら戸建を購入する人は、駐車スペースを必須と考えている人が多いからです。

駐車場の利便性の高さも、物件選びの際に重視されます。

道幅が狭いとバッグでしか駐車できなかったり、周囲の物にぶつからないようなテクニックが必要だったりします。

反対に、幹線道路や国道沿いに接していると、車の出し入れが大変なのは簡単に想像できますよね。

このため、車が出し入れしやすい前面道路は戸建希望者に好まれています。

住宅街にある戸建であれば、前面道路の幅が6〜8m程度は欲しいところです。

大手ハウスメーカーの物件

大手ハウスメーカーが建てた物件は人気が高いため、売れやすいです。

家の品質が高く、設備が充実していることに加えて、「大手が手掛けたから安心」という信頼感があるからです。

実際に、大手ハウスメーカーの家は耐震性や耐久性に優れていたり、アフターフォローが手厚かったりします。

「新築は高額すぎて買えないけれど、中古なら手が届く」というケースも少なくありません。

一般的に戸建は築20年を過ぎると建物の価値は0円とされることが多いのですが、大手ハウスメーカーは建物の価値が高く評価されるケースもあります。

このように、「大手ハウスメーカーの戸建て」はそれだけで価値があるといえるでしょう。

【2023年最新】注文住宅ハウスメーカーおすすめランキング10選

売却しやすいマンションの特徴6つ

次は、売却しやすいマンションの特徴を6つ紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

最寄り駅から徒歩10分圏内

最寄り駅から徒歩10分圏内にあるマンションは、売れやすいです。

マイホームの購入条件として「駅から近いこと」「駅まで徒歩で行けること」を挙げる人が多いからです。

レインズが公表する「中古マンションの駅からの交通別成約状況(首都圏)2022年度」を見ると、最寄り駅から10分以内の成約率67.2%と群を抜いていることが分かります。

最寄り駅からの徒歩分数成約率㎡単価
10分以内68.3%80.63万円
11~20分以内23.5%52.18万円
21分以上1.6%36.10万円
バス便6.7%28.46万円
出典:表21 中古マンションの駅からの交通別成約状況[首都圏]より筆者作成

このことから、最寄り駅から徒歩10分以内のマンションは売れやすいといえるでしょう。

レインズとは?

レインズとは、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムのことで、全国のほぼ全ての不動産会社が不動産の売り出し情報や成約情報の登録が義務付けられている不動産売買のインフラのようなサイトです。

築10年以内

「首都圏の中古マンションの築年数ごとの需要と供給」によると、マンションは築6〜10年以内の物件が、最も需要が高いことが分かります。


出典:築年数から見た 首都圏の不動産流通市場(2023年),P4より筆者作成

築10年前後では見た目に古さを感じにくく、新築よりも安い価格で購入できるからだと考えられます。

また、マンションの修繕積立金は築年数が増えるにつれて上がる傾向があります。

築10年以内が最も低く、12〜15年ごとに行われる大規模修繕のタイミングでアップするマンションが多いようです。

「修繕積立金が安い」ことも、購入希望者には魅力的に映るので、築10年以内のマンションは売れやすいでしょう。

さらに築12年以内のマンション場合、35年の住宅ローンが組めるのも高ポイントです。

希少性の高い部屋である

希少性の高い部屋も売れやすいマンションの特徴です。

需要に対して供給が少ないので、買い手が早く見つかったり、高値で売却できたりします。

下記に該当するマンション・部屋は、希少性が高いとみなされます。

  • マンションが駅に直結している
  • 駅から徒歩5分以内
  • 最上階や角部屋
  • 南向きの部屋
  • 眺望が良い
  • エリアに需要のある広さ・間取り

評判の良い学区内にもかかわらず、ファミリー向けのマンションが少ない場合は、80〜100㎡の3LDK・4LDKの希少性は高くなります。

物件の管理状態が良い

「マンションは管理を買え」といわれるほど、管理状態はマンション選びで重要な要素となります。

そのため、物件の管理状態が良いマンションは買い手が見つかりやすいです。

管理状態が良いマンションマンション周辺の清掃が行き届いている
エントランスや共用部分がきれい
廊下の照明が切れたままになっていない
郵便受けやマンション内の掲示板が乱れていない
修理や修繕が必要な部分が放置されていない

マンションの価値や寿命は、「きちんと修繕を行っているか」に左右されます

どんなに立派なマンションでも、適切にメンテナンスを行わなければ、快適に住めなくなる恐れがあるからです。

管理状態が良いマンションは、

  • 入居している住民の質が良い
  • 修繕計画が適正

と想定できるため、購入希望者を安心させやすいでしょう。

大手デベロッパーのブランドマンション

大手デベロッパーのブランドマンションは、人気が高いので売れやすいです。

ブランドマンションは、デザイン性や設備に優れ、高級感があるので、「入居していることがステイタス」「憧れている」人も多いからです。

そのため、中古でも価格が下がりにくく、資産性が高いことも魅力の1つとなっています。

大手デベロッパーが手掛けるブランドマンションの一例は下記のとおりです。

デベロッパーブランド名
住友不動産シティハウス
大京穴吹不動産ライオンズマンション
東急不動産ブランズ
東京建物ブリリア
野村不動産プラウド
三井不動産レジデンシャルパークホームズ
三菱地所レジデンスザ・パークハウス

また、ブランドマンションが人気の理由として、「管理体制の安心感」も挙げられます。

基本的にブランドマンションの管理会社は、販売元デベロッパーのグループ会社です。

ブランド価値を維持するためにも、管理がしっかりしていることが想定できるので、ブランドマンションは人気があります。

売却前提で買うならどっち?一戸建てorマンションがおすすめな人

ここまでで、一戸建てとマンションのそれぞれの売りやすさについて、ご理解いただけたと思います。

しかし、いざ購入するとなると「売却前提で買うならどちらを選べばいいだろう」と迷いが出てくることもあるかもしれません。

そこで最後に、売却前提で買う場合のおすすめな人をお伝えします。

一戸建てがおすすめ住みやすさよりも、土地の価値を優先できる
日常的に車を使う
マンションがおすすめ転勤族
資産価値の高いマンションを購入できる

それぞれ詳しく解説していきます。

【一戸建て】住みやすさよりも、土地の価値を優先できる

住みやすさよりも、土地の価値を優先できるなら、一戸建てがおすすめです。

一戸建てはマンションよりも、建物の評価額が早いスピードで落ちます。

建物の評価額は築20年で0円に近づくとされているため、売却額は土地の評価額に左右されるのです。

住みやすさを追求して建物にコストをかけても、築年数とともに評価は一定で下がってしまいます。

買い手がつきやすい物件は、「価格に対してお得感があるか」がポイントです。

建物よりも土地の価値を優先すると、購入希望者のニーズに合った価格で売り出すことができるでしょう。

【一戸建て】日常的に車を使う

あなたの生活に車が必須であるならば、一戸建てを選ぶといいでしょう。

一戸建ては駐車場代がかからないので、その分、資産にゆとりができるからです。

一般的に売却しやすいマンションは、駅近で立地がよいもの、となるとどうしても駐車場代が高くなります。

駅から近いマンションほど平置き駐車場が少なく、機械式が増える点もマイナスポイントです。

機械式だと、車の出し入れが大変になります。

そのため、日常的に車を使うのであれば、利便性やコスト面を考えて戸建がおすすめです。

【マンション】転勤族

転勤族は戸建よりもマンションがおすすめです。

戸建よりもマンションの方が、売却がスムーズだからです。

転勤はひと月〜半年前に決まることがほとんどで、売却までの時間が短いのが特徴です。

東日本不動産流通機構が公表するデータを基に中古マンション・中古戸建の成約までの日数を表にしたものが下記です。

▼登録から成約に至る日数

中古マンション中古戸建住宅
2019年81.7日99.3日
2020年88.3日111.3日
2021年74.7日101.2日
2022年71.4日81.2日
2023年80.1日83.3日
平均79.22日95.26日
出典:首都圏不動産流通市場の動向(2023年),P9より筆者作成

売り出しから売却までの期間は、中古マンション平均79日に対して、中古戸建ては平均95日。

中古戸建てはマンションよりも売れるまで時間がかかります。

また、マンションは、過去の取引実績などから売り出し価格を決めやすいですが、戸建は適正価格を把握するのも大変です。

早く売れやすいというのは、転勤の可能性がある人にとって大きなメリットでしょう。

【マンション】資産価値の高いマンションを購入できる

マンションの売りやすさは「資産価値の高さ」で決まるといっても過言ではありません。

資産価値が高いマンションは、その分価格が高くなります。

▼資産価値が高いマンション

  • 最寄り駅から5分以内
  • 人気のエリアにある
  • ブランドマンション
  • エリアにニーズのある間取り
  • 部屋の希少性が高い(最上階・南向き…など)

先ほどもお伝えしたように、ブランドマンションは資産価値が下がりにくいのが特徴です。

購入額が高額であっても、価格を落とさずに売却できる可能性が高くなります。

そのため、資産価値が高いマンションを選べるのであれば、マンションを購入するほうがおすすめです。

まとめ

この記事では、一戸建てとマンションの売りやすさについて解説しました。

2024年現在は、「どちらかというとマンションの方が売れやすい」といえます。

▼マンションの方が売れやすい理由

  • マンションの価格が上がっている
  • 成約数が多い
  • 駅から近い物件のニーズが強い

不動産売買は、景気や社会情勢の影響を受けるため、「あくまで現段階ではマンション優性」ということです。

しかし、一戸建て・マンションともに「売れやすい物件の特徴」はあります。

▼一戸建て・マンションに共通する売れやすい物件の特徴

  • 相場よりも価格が安い
  • 人気のエリアにある
  • 駅近の物件
  • 建物や室内の状態が良い
  • 間取りが一般的

▼売れやすい一戸建ての特徴

  • 最寄り駅から徒歩15分圏内
  • 築6年〜10年以内
  • 土地が整形地で、広すぎない
  • 大手ハウスメーカーの物件
  • 前面道路が広く、車が出し入れしやすい

▼売れやすいマンションの特徴

  • 最寄り駅から徒歩10分圏内
  • 築10年以内
  • 希少性が高い部屋である
  • 物件の管理状態が良い
  • 大手デベロッパーのブランドマンション

ライフプランによっては、「購入した物件の売れやすさ」がその後の人生に大きく影響することがあります。マイホーム選びで後悔しないために、この記事を参考にしていただければ幸いです。

不動産売却を検討の際には最低3社の一括査定を利用することがおすすめ

査定額をより正確に出したい場合は、不動産会社1社のみではなく、少なくとも2〜3社まとめて査定を依頼するようにしましょう。

1社だけの査定額だと、相場よりも低い価格で売却して、損をしてしまうかもしれません。

2~3社に依頼すれば、数字を照らし合わせていくらが相場なのかチェックができ、売り出し価格を決める際の参考になります。

マンションに特化したい

マンションナビ
<全国>
2011年~運営の老舗一括査定サービス
マンション専門なので、マンションの売却に強い不動産会社が揃っている
賃料査定もできるので売るか貸すか迷っている人にもおすすめ

マンションナビで査定

イエシル
<一都三県>
マンションに特化した一括査定サイト
保有する約9000万件のマンションの物件データに基づいて、売却相場価格を提示してくれる

イエシルで査定

ウルハウス
<東京23区>
住居マンションに特化した一括査定サイト
中古マンションのプロが正確な市場価格を提案
「仲介」のほか「買取」も可能

ウルハウスで査定
匿名査定がいい

マンションナビ
2011年~運営の老舗一括査定サービス
マンション専門なので、マンションの売却に強い不動産会社が揃っている
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マンションナビで査定

イエシル
マンションに特化した一括査定サイト
保有する約9000万件のマンションの物件データに基づいて、売却相場価格を提示してくれる

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LIFULL HOME’s
買取査定任意売却査定も可能
住まいに関わるコンテンツが充実
地図上でマンション名と参考価格が丸見えになる「プライスマップ」が便利
過去の成約事例が見られる「不動産アーカイブ」が参考になる
住み替えの場合「空き家バンク」も利用可能(国土交通省のモデル事業請負)

LIFULL HOME’sで査定
連絡時間を指定したい

マンションナビ
2011年~運営の老舗一括査定サービス
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SUUMO売却査定
大手広告代理店のリクルートが運営
求める条件で不動産会社が探せる
不動産会社ごとの営業スタッフの人数がわかる
売却以外にも不動産関連コンテンツが豊富

SUUMOで査定
電話で確認したい

HOME4U
日本で初めて不動産一括査定サービスを始めた老舗
一括査定以外のサービス(土地活用注文住宅・賃貸経営など)が充実
ビル・店舗・倉庫・事務所も対応

HOME4Uで査定

すまいValue
不動産大手6社(三菱地所の住まいリレー・三井のリハウス・小田急不動産・住友不動産販売・野村の仲介+・東急リバブル)の直営サイト
売却までのスピードが早い(平均売却期間2.7ヶ月)
売却成約率約8割の実績

すまいValueで査定
農地・倉庫がある

HOME4U
日本で初めて不動産一括査定サービスを始めた老舗
一括査定以外のサービス(土地活用注文住宅・賃貸経営など)が充実
ビル・店舗・倉庫・事務所も対応

HOME4Uで査定

イエウール
2022年1月に不動産一括査定サイト3冠を達成
区分所有ビル・・工場・倉庫・農地も対応
全国の一戸建てに対応している「家査定シミュレーター」でその場で概算査定額がわかる

イエウールで査定

リビンマッチ
東証グロース市場上場企業が運営
加盟企業数は日本最大級の約1,700社
店舗や投資用物件・ビル・工場・倉庫・農地にも対応
土地活用任意売却・賃貸管理など、不動産査定以外のサービスも豊富

リビンマッチで査定

LIFULL HOME’s
買取査定任意売却査定も可能
住まいに関わるコンテンツが充実
地図上でマンション名と参考価格が丸見えになる「プライスマップ」が便利
過去の成約事例が見られる「不動産アーカイブ」が参考になる
住み替えの場合「空き家バンク」も利用可能(国土交通省のモデル事業請負)
LIFULL HOME’sで査定

上記の中からあなたのニーズに合う不動産一括査定サイトを選んでチェックしてみましょう。

不動産一括査定サイトの評判を確認したい方は以下の記事も参考にしてみて下さい。

おすすめ不動産一括査定サイト17社の評判や選び方を徹底解説

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賃貸マンション・賃貸アパートなど、タイセイ・ハウジーが管理する全国の不動産賃貸住宅情報をご紹介しています。賃貸管理業務を通じた知識をわかりやすくお届けできればと考えています。

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