フリエ住まい総研が行った調査では、84.4%の人が「マンション購入で後悔したと感じる部分がある」と回答しています。
マンション購入で、後悔している16のポイントをご紹介します。
また、マンション売却を検討している方には不動産一括査定サイトをご紹介しますので、ぜひ利用してみてください。
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マンション購入で後悔しないためには、次の4つのポイントを押さえて対策しておくことが重要です。
この記事では、「マンション購入で後悔する理由」について、リアルな声とともに詳しく解説します。
▼この記事でわかること
この記事を最後まで読むと、マンション購入で後悔しないためのポイントが理解できます。
もし、マンション購入による後悔が大きい場合は、マンションを売却するという選択肢や、ライフステージに合わせてマンションの住み替えをするという選択肢もあります。
そういった選択肢を選ぶかどうか悩む場合は、まずはマンションがいくらで売れるのか確認してみることをおすすめします。
マンション査定に使うマニュアルや査定の参考にする販売実績が一括査定業者によって異なるため、査定価格には差が出ます。
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こちらはマンション購入で後悔することを、様々な顧客を対応してきた不動産プロが解説している動画です。
※【マンション購入】後悔したくない方は絶対みて下さい。
マンション購入で後悔する理由とは?
マンションの住み心地は、実際に住んでみなければ分からないものです。
マンションを購入し、入居している人は、どのようなところを後悔しているのでしょうか。
三菱地所のレジデンスクラブ編集部が、分譲マンション購入者に「後悔しているところ」を調査すると、次のような結果になりました。
上記のアンケートの回答や各種SNS、口コミサイトなどを調査したところ、マンション購入の後悔は以下の3つに分類できました。
マンションに ついての後悔 | ・部屋が狭い ・部屋が足りない ・部屋の作りが生活しにくい ・日当たりが悪い ・近隣住民とのトラブル ・管理組合の役割が想像以上に大変 ・共用施設が豪華すぎる ・自由にリフォームできない ・管理規約があるので好きなことができない ・駐車場・駐輪場が不満 |
---|---|
立地・環境に ついての後悔 | ・最寄り駅まで遠い ・最寄り駅からの道が暗い ・ライフスタイルに合わない ・周囲の騒音が気になる ・災害時が不安 |
金銭面に ついての後悔 | ・ローン返済が大変 ・ランニングコストが高い |
次章より、1つずつ確認していきましょう。
マンションについての後悔9つ

まずは、「マンション自体」に後悔するケースです。
専有部分の部屋や共用部分の設備・仕様のほか、マンションによる人間関係も含まれます。
具体的な後悔ポイントは次の9つです。
順番に見ていきましょう。
なお、自宅マンションに不満があるなら、自宅を売却して、住み替えを行うことも選択肢の一つです。
売却の際は、一度の入力で複数社から査定がもらえる不動産一括査定サイトが便利です。
不動産の購入情報なども載っていますので、ぜひ利用してみてください。
部屋が狭い・足りない
居住スペースを納得した上で購入しても、実際に暮らしてみると、「狭い」「部屋が足りない」と後悔する人は多いようです。
部屋の広さは、モデルルームや図面からは把握しにくいものです。
想像よりも狭く感じる原因の1つが、壁の出っ張りです。
出っ張りの位置によっては、使えるスペースが少なくなります。
そのため、「実際の平米数よりも狭く感じる」というのは、よく聞く話です。
では、マンションの場合、どれくらいの広さが必要なのでしょうか。
国土交通省の資料によると、以下のようになっています。
世帯人数 | 最低居住面積水準 | 誘導居住面積水準 |
---|---|---|
単身 | 25㎡ | 40㎡ |
2人 | 30㎡ | 55㎡ |
3人 | 40㎡ | 75㎡ |
4人 | 50㎡ | 95㎡ |
最低居住面積水準とは、住生活の基本として必要不可欠な広さの水準です。
誘導居住面積水準とは、豊かな住生活を送るために求められる広さの水準です。
したがって、誘導居住面積水準に近いほど、過ごしやすい面積といえます。
しかし、都心のマンションで75〜95㎡の部屋は、あまり多くありません。
価格も高騰していることから、4人家族で70㎡の部屋で暮らしている人も多いですよね。
上記を見ると、3人家族で75㎡が欲しいところですが、都心のマンションでは難しく、「そもそも広さが足りなかった」というケースも見受けられます。
- 夫婦と男子3人で80㎡の3LDKで暮らしている。子供が小さいうちは問題なかったが、成長とともに室内が狭く感じる。
- モデルルームでは広く見えたが、家具や家電を置いたら狭くなった。
部屋の作りが生活しにくい
部屋の作りが生活しにくいと、後悔につながります。
生活しにくさがストレスとなるからです。
代表的な例が、「家事動線の悪さ」です。
毎日何回も行き来する場所が離れていると、作業効率が悪く、ストレスになります。
また、先ほど挙げた「柱の出っ張り」も生活しにくい原因になります。
室内で出っ張っている部分があると、家具の配置が難しくなるからです。
希望の場所に家具が設置できないと、物の出し入れがしにくく、部屋が散らかる原因になります。
そのほか、生活しにくさの要因としてあげられるのは以下のとおりです。
- 収納スペースが足りない
- 収納スペースの位置が悪い
- コンセントの数が足りない
- 来客にプライベートな部分が見えてしまう
- リビングの横の和室が使いにくい
- キッチンと洗面所が遠いのが不満。小さな子供がいるので、食事の準備や子供の世話で何度も往復するので疲れてしまう。
- 玄関から入ってすぐリビングの間取り。玄関からリビングが丸見えで、急な来客に慌てる。
日当たりが悪い
日当たりは、部屋の方角だけでなく、窓の向きによっても左右されます。
リビングが南向きでも、部屋の窓が東側だと、日中の日差しは望めません。
「日当たりと価格で、価格を優先した」という人も、実際に暮らしてみると、日当たりの悪さを後悔することもあるようです。
日当たりが悪いと以下のデメリットがあります。
- 日中でも照明が欠かせない
- 部屋が寒いので、暖房費がかさむ
- 洗濯物が乾きにくい
- 憂鬱な気分になりやすい
- 日当たり重視で部屋を選んだのに、隣にマンションが建ったことで午前中しか光が入らなくなった。
- 日中は家にいないので、日当たりのことは重視していなかったが、窓に結露が発生!梅雨の時期は除湿器をフル稼働することになってしまった。
近隣住民とのトラブル
一戸建てと異なり、専有部分以外は共同で使うことになるマンションは、近隣住民とのトラブルが発生しやすいものです。
このトラブルを後悔する人も少なくありません。
株式会社ジャストイットが分譲マンションに居住経験がある人に行った「分譲マンショントラブルに関する調査」では、95%もの人が「マンショントラブルを経験したことがある」と回答しています。
ほとんどの人が何らかのトラブルを経験していることが分かります。

上記をご覧いただくと、騒音トラブルが最も多いことが分かります。
音の許容レベルは人によって「これくらい大丈夫」「うるさい」と差があるため、トラブルに発展しやすいものです。
また、防音対策がしっかりしているマンションだとしても、完全に防音できるわけではないため、「気をつけているつもりでも、音が伝わってしまう」ことが考えられます。

このほかに、ルール・マナー違反や認識の違いからトラブルに発展するケースもあります。
バルコニーの使い方 | ・バルコニーでバーベキューをする ・バルコニーで喫煙をする ・バルコニーに私物を置き、避難経路をふさぐ |
ペットによるもの | ・ペット不可にもかかわらず、ペットを飼う ・糞尿や体毛の後始末をしない ・共用部分でリードを使わない |
そのほか | ・挨拶をしない ・廊下やロビーなどの共用部分に私物を置く ・無断駐車・違法駐車 |
- 隣の家は朝の5時から洗濯機を回す。管理会社を通して注意してもらったが、「出勤が早いから」と改善してくれない。
- 客用駐車場があるのに、借りる手続きが面倒だからといって、マンション前に違法駐車させる入居者がいる。
管理組合の役割が想像以上に大変
管理組合の役割の大変さに後悔する人もいます。
管理組合とは、分譲マンションの住民で構成される団体で、マンション住民が快適に暮らすために、共用部分の維持管理からルールの周知などの業務を行います。
マンションによって管理組合で行う役割は異なりますが、月に1回程度の総会(組合会)が開かれるのが一般的です。
管理組合の役割が大変とされる理由は下記のとおりです。
- 毎週末、会合があり、参加が負担
- 専門外の作業を割り振られて、仕事に支障をきたしている
- 会合が井戸端会議のようになっている
- 会合の後に飲み会があり、長時間拘束される
もちろん、中には管理組合の仕事が効率化・簡素化し、役員に負担が少ないマンションもあります。
管理組合の役員は輪番制であることが多く、正当な理由なく拒否することはできません。
- 若いという理由でパソコン系の作業全般を任されたが、「うちのパソコンも調子が悪い」などと、プライベートな作業もやらされるようになった。
- うちの管理組合は隔週土曜日16時〜22時に集会という名の飲み会がある。入居者が高齢の人が多く、毎回同じ話を聞くのが精神的につらい。
共用設備や施設が不満
共用設備や施設への不満が、後悔になることもあります。
- エレベーターの数が少ない
- 宅配ボックスの数が少なく、使えないことが多い
住民の数に対してエレベーターや宅配ボックスの数が少ないと、上記のような不満が起こりやすくなります。
また、自分が使用しない共用設備や施設にも不満を抱きやすいです。
- コンシェルジュサービス
- キッズルーム
- シアタールーム
- フィットネスジム
- ペット用の足洗い場
一部の人だけが使う施設・設備であっても、管理費に使用料が含まれているため、「使わないのにもったいない」と感じるからでしょう。
- ロビーに噴水があり、豪華だが、なくても問題ない。噴水をなくして、管理費を安くして欲しい。
- 無料で使えるフィットネスジムを気に入って購入したが、利用者が少ないことを理由に5年で閉鎖された。
自由にリフォームできない
マンションは基本的に所有権がある専有部分(室内やキッチンなど)は、リフォーム可能ですが、どんなリフォームでも好きなようにできるというわけではありません。
ほとんどの場合、管理会社への事前申請が必要になり、承認されなければリフォームはできません。
たしかに、エレベーターやホールなどの共用部分をリフォーム業者が使うことになるので、当然といえば当然です。
また、管理規約によってリフォームに制限がかけられているマンションもあります。
騒音トラブル防止のために「カーペットからフローリングへのリフォームはNG」としているところもあります。
間取りや水回りの変更など、大がかりなリフォームは、マンションの構造上NGということもあり、長く住むことを考えると後悔するという人もいます。
- 壁紙を張り替えるだけでも管理組合の許可が必要で、面倒だった。
- 管理組合を通して許可をもらっていたのに、リフォーム工事の騒音がうるさいと隣部屋から苦情を言われた。
管理規約があるので好きなことができない
管理規約があるため、好きなことができない点も後悔しやすいです。
購入時は気づかなくても、将来ずっとこのままだと考えると、後悔につながることも考えられます。
▼管理規約でNGとなる例
- ペットの飼育
- 楽器を演奏
- ガーデニング
- バーベキュー
- ビニールプール
- 洗濯物・布団干し
タワーマンションや高層マンションは洗濯物干しが禁じられているマンションが多いようです。
安全面からの配慮とはいえ、外に干したい派の人は不満を感じやすいでしょう。
景観やイメージを重視するマンションは、洗濯物・布団干しがNGのところもあります。
理想のライフスタイルや趣味、実現できないのはつらいものです。
行動に制限がかかることを後悔する人は少なくありません。
- 楽器NGのマンションではないので、アンプにヘッドホンをつないでギターを演奏している。とはいえ、弦の音が出るので、好きな時間に演奏できない。
- 小型犬なら多頭飼いできると思ったが、多頭飼いNGのマンションだった。
駐車場・駐輪場が不満
マンションでは、駐輪場や駐輪場は決められたスペースしか使えません。
場所が抽選で決まったり、台数の制限があったりします。そのため「こんなはずじゃなかった」と後悔する人もいます。
よくある不満 | |
---|---|
駐車場 | ・敷地内駐車場の抽選に外れて、近所に駐車場を借りている ・マンションから駐車場までの距離が遠い ・サイズ制限があり、買い替えを余儀なくされた ・出し入れが大変な場所が割り当てられた |
駐輪場 | ・台数の制限があり、家族全員分が停められない ・2段式ラックの上段で、入れにくい ・きちんと整理されておらず、自転車の出し入れが大変 |
よくある不満 | |
---|---|
駐車場 | ・敷地内駐車場の抽選に外れて、近所に駐車場を借りている ・マンションから駐車場までの距離が遠い ・サイズ制限があり、買い替えを余儀なくされた ・出し入れが大変な場所が割り当てられた |
駐輪場 | ・台数の制限があり、家族全員分が停められない ・2段式ラックの上段で、入れにくい ・きちんと整理されておらず、自転車の出し入れが大変 |
車・自転車ともに出し入れが不便だと、大きなストレスになります。
マンションの機械式駐車場は出し入れに時間がかかるので、近隣の平置き駐車場を契約しているという人もいるほどです。
- 入居時はコンパクトカーだったが、子供の成長に伴い大型車に買い替えたい。しかし、割り当てられた駐車場の幅が狭く、希望の車が購入できなかった。
- 機械式駐車場なので、入出庫に時間がかかる。朝の通勤時に順番待ちになることがあり、後悔している。
自宅マンションに不満があるなら、自宅を売却して、住み替えを行うことも選択肢の一つです。
売却の際は、一度の入力で複数社から査定がもらえる不動産一括査定サイトが便利です。
不動産の購入情報なども載っていますので、ぜひ利用してみてください。
立地・環境についての後悔5つ
マンションの立地や周囲の環境について、後悔する人もいます。
それぞれ見ていきましょう。
なお、立地については住み替え以外に解決の方法がなかなかないのが現状です。
自宅マンションの住み替えを考えている方は、自分のマンションがいくらになるのか、市場価格を知るために査定に出すことをおすすめします。
最寄り駅まで遠い
最寄り駅までの距離を妥協した結果、その遠さに後悔する人も多いです。
徒歩15分であっても、体調や天候などによって、感じ方は異なります。
また、直線距離では近いものの、アップダウンがあるために遠く感じるという声もありました。
- 出勤時は気にならないが、仕事帰りの徒歩15分がつらい。
- 真夏や天気が悪い日は、駅までの道が遠く感じられ、特に苦痛。
- 最寄り駅までバスを利用しなければならず不便。
日々暮らしていく中で、駅から遠いことにストレスをためていく人もいます。
最寄り駅からマンションまでの道が危険
最寄り駅からマンションまでの道が危険であることも、後悔しやすいポイントです。
特に街灯が少なく、夜道が暗い場合、子供や女性の帰宅が心配になります。
塾に通う子供は、学年が上がるごとに帰宅が遅くなるため、最寄り駅までの道の危険度によっては送迎が必要になるでしょう。
また、子供や高齢者が安心して歩ける道であるかも重要な要素です。
道幅が狭く、歩行者のすぐ横を自動車が走行するケースは、肝を冷やすこともあるでしょう。
- 歩道がきちんと整備されていないので、「高齢になったときに大丈夫だろうか」と不安になる。
- 自転車専用道路がない。歩道が狭いため、車道の脇を走行しなければならず、恐怖を感じる。
立地・環境がライフスタイルに合わない
ライフスタイルに合わない立地を選ぶと、後悔することになります。
立地や周辺環境は、ライフスタイルによって合う・合わないがあるからです。
大人だけの世帯と、子供がいる世帯は、住みやすい環境は異なります。
優先する | 優先しない | |
---|---|---|
大人だけの世帯 | ・通勤しやすさ ・交通の利便性 ・買い物のしやすさ ・繁華街への出やすさ ・飲食店の多さ | ・治安 ・公園の有無 |
子供がいる世帯 | ・治安 ・学区の評判 ・道の安全性 ・公園 ・児童館の有無 ・幼稚園や保育園の入りやすさ | ・通勤しやすさ ・交通の利便性 ・繁華街への出やすさ |
マンション購入後に家族構成が変わっても、立地・環境はそのままなので、住み替えを検討する人もいます。
- 部屋の広さと周辺環境の良さで駅から遠いマンションを購入。スーパーやドラッグストアが近くにないので、とても不便。
- 商業施設の多いエリアのせいか、休日になると道路が渋滞して、車の出し入れにイライラする。
周囲の騒音が気になる
周囲の騒音がうるさくて、後悔する人もいます。
騒音は時間帯や曜日などによって程度が異なるので、正確に把握することが難しいからです。
特に駅近のマンションだと、駅周辺の騒音に悩まされることがあります。
繁華街や商店街があると、呼び込みの声や居酒屋前で盛り上がるグループの声が響くこともあるでしょう。
昼夜問わずうるさいこともあり、注意が必要です。
駅から離れているマンションでも、大通りに面していると、車の走行音が気になります。
大通り沿いのマンションは防音対策されていることが多いものの、人によっては苦痛を感じるレベルであることも。
音に敏感な人は避けたほうがいいでしょう。
災害時が不安
マンションを購入して、災害時が不安な点を後悔する人もいます。
高層階から避難する際の、階段での移動時間についてや、マンションの備蓄状況についても不安に感じています。
購入時はハザードマップを重視していなかったため、購入後に災害リスクの高い立地だったことを知ることもあるでしょう。
またマンションは、地震時に、あえて揺れるようにつくられ、その事で倒壊を防ぐ構造もあります。
そういった点も、事前に確認しておくと良いでしょう。
国土交通省が、マンションの管理会社と町内会に対して行ったアンケート調査があります。
東日本大震災で役に立った共用施設として、集会室などの共用室、エントランスロビーなどの屋内共用スペースがあげられています。
この点を購入前のチェックポイントにしても良いでしょう。
立地も大切ですし、マンション内での情報提供や、地域との連携、避難訓練の実施状況についても事前に確認できます。
購入後は、管理会社や管理組合に現状を確認し、自分自身で備えることも大切です。
(参照元:国土交通省 マンションと地域の連携・共助による地域防災力の強化に関する調査研究)
- 購入後に、マンションが災害リスクの高い場所に建っていることを知った。災害が発生したらどうなるのか、不安がある。
- マンションの12階に住んでいるが、震度3でもかなり揺れて怖い。
金銭面についての後悔2つ
マンション購入で金銭面を後悔する人もいます。金銭面で後悔する人の理由は次の2つです。
それぞれ見ていきましょう。
なお、金銭の負担が大きい場合や、ローン返済にお困りの方は任意売却や不動産の買取がおすすめです。
ローン返済が大変
しっかり計算したはずなのに、毎月のローン返済に負担を感じる人もいます。
購入後の数年は問題なく支払えていたのに、
- 収入が減った
- 子供の成長に伴い、支出が増えた
などの理由から、ローン返済が大変になることもあります。
一般社団法人 住宅ローン問題解決支援機構が行った調査では、住宅ローンの支払いが1日でも遅れたことがある人は、9.3%。約10人に1人は遅延経験ありと答えています。
また、マンションを購入する際に住宅ローンを利用する人がほとんどですが、実際に返済してみると「大変」「失敗したかも」と感じる人もいます。
株式会社MFSが行った調査によると、住宅ローン選びで後悔していると回答した人は44%。
2.5人に1人は住宅ローン選びで後悔していることが分かりました。
住宅ローン選びで後悔していること | % |
---|---|
もっと金利の低い金融機関を選べばよかった | 42.7% |
違う金利タイプを選べばよかった | 29.1% |
不動産会社に言われるがままに選んでしまった | 22.5% |
団体信用保険についてもっと慎重に選べばよかった | 19.7% |
返済期間をもっと短くすればよかった | 13.6% |
ボーナス払いを選ばなければよかった | 11.7% |
返済期間をもっと延ばせばよかった | 8.9% |
その他 | 4.7% |
住宅ローンは長期にわたって返済するものですから、住宅ローンの選択ミスが後悔の原因になります。
ランニングコストが高い
管理費や修繕積立費、駐車場代などのランニングコストの高さも、後悔する理由の1つです。
新築マンションの修繕積立費は、初年度が最も安く、経年とともに値上がりする傾向があります。
そのため、入居数年後に「思っていたよりも高い」と感じることがあるようです。
国土交通省が実施する「マンション総合調査」によると、マンション1戸あたりの管理費・修繕積立費の平均は次の通りです。
▼管理費の平均
一戸当たりの月額管理費平均 | 10,862円 |
㎡当たりの管理費平均 | 154円 |
▼修繕費の平均
一戸当たりの月額修繕費平均 | 11,243円 |
㎡当たりの修繕費平均 | 164円 |
マンション駐車場の料金相場は、月5,000〜30,000円とされています。
専有面積75㎡のマンションが支払う最低限のランニングコストを簡易計算してみましょう。
最低限としたのは、このほかに固定資産税や都市計画税がかかってくるからです。
ランニングコスト | 月額 | 年間 |
---|---|---|
管理費 | 11,550円 | 138,600円 |
修繕費 | 12,300円 | 147,600円 |
駐車場代 | 10,000円 | 120,000円 |
合計 | 33,850円 | 406,200円 |
上記のケースだと、住宅ローン以外に、最低毎月33,850円かかることが分かります。
この支払いに負担を感じる人もいます。
マンション購入で後悔しないための対策
では、マンション購入で後悔しないためにはどうすればいいのでしょうか。
後悔しないためには、次の4つのポイントを押さえて対策しておくことが重要です。
それぞれ見ていきましょう。
購入を焦らない
1つめの対策は、「購入を焦らない」ことです。
焦って購入すると、ほかのマンションとの比較や後悔しやすいポイントの確認がおろそかになるからです。
ほかのマンションや部屋と比較することで、「良い点・悪い点」が明確になります。
同じマンションの同じ間取りでも、階数や方角が違えば、住み心地に差が出ることもあるのです。
そのため、いいなと思っても、即決はできるだけ避けましょう。
複数のマンションを見ることで、「マンションを見る目」が育ちます。
「住みたいマンション像」を家族で共有しておく
2つめの対策は、「住みたいマンション像」を家族で共有しておくことです。
家族の誰かが不満を抱くマンションは、後悔に発展しやすいからです。
たとえば、夫婦2人の場合、子供が欲しいか、ペットを飼いたいかなどで、選ぶべきマンションは違いますよね。
将来のライフスタイルを話し合い、そのライフスタイルを実現するには、どんなマンションがいいかを共有しておくことが大切です。
- 家族構成が変わる可能性はあるか
- 転勤の可能性はあるか
- 終の棲家にしたいのか
- どんな生活がしたいのか
上記を共有しておくと、「こんなはずじゃなかった」を減らせるので後悔しにくいでしょう。
無理のない資金計画をたてる
3つめの対策は「無理のない資金計画をたてる」です。
ライフスタイルの変化を踏まえた資金計画をたてておくと、ローン返済が困難になるリスクを減らすことができます。
「これくらいなら払えそう」「賃貸と同じ額だから大丈夫」という考えは危険です。
賃貸は払えなくなると引っ越せばいいのですが、購入した場合はそう簡単にはいかないからです。
住宅ローンやランニングコストが払えなくなると、せっかく買ったマイホームを手放すことになりかねません。
そのため、以下の2つをおさえつつ、資金計画を立てることが大事です。
- 生活水準を落とさずに、ローン返済が可能か
- 急な出費があったときに、対応できるか
住宅ローンの目安は、
- 借入額は年収の5~6倍
- 毎月の返済額は月収の25%以内
とされていますが、先述のとおり、ランニングコストもかかってきます。
なので、毎月の返済額が住宅ローンとランニングコスト合わせて月収の25%以内になるようにすることをおすすめします。
年収600万円の場合、手取り額の目安は約460万円です。月収だと約38万円なので、毎月の返済額は95,000円が理想です。
家族構成や保有資産にもよりますが、「無理なく払い続けられる金額」をきちんと計算しておくことが大切です。
後悔ポイントを事前にチェックする
4つめの対策は、「後悔しそうなポイントを購入前に必ずチェックする」ことです。
すべてを満たす理想の物件ははっきり言って存在しません。
しかし「後悔するかもしれないポイント」をあらかじめ確認しておくと、「それでも買うかどうか」の判断ができるので後悔しにくいでしょう。
反対に、チェックしていないと「チェックしてないから後悔している」となりやすい傾向があります。
▼チェックすべきポイント
- 複数のマンションを見学したか
- 住みやすい部屋か(間取り・導線・広さ・彩光)
- マンションの共用設備を確認したか
- 最寄り駅までの道を確認したか
- マンションや周辺エリアの口コミを確認したか
- 管理規約を確認したか
- 管理費・管理組合について確認したか
- 修繕積立費・大規模修繕の時期を確認したか
- 駐車場・駐輪場の空きを確認したか
- ごみの捨て方や場所を確認したか
- ハザードマップを確認したか
内見時にすべてをチェックするのは難しいかもしれません。
その場合は、内見の前後や契約前までの時間を使って確認するといいでしょう。
まとめ
この記事では、マンション購入で後悔する理由と後悔しないための対策について解説しました。
マンションについての後悔 | ・部屋が狭い ・足りない ・部屋の作りが生活しにくい ・日当たりが悪い ・近隣住民とのトラブル ・管理組合の役割が想像以上に大変 ・共用施設が豪華すぎる ・自由にリフォームできない ・管理規約があるので好きなことができない ・駐車場 ・駐輪場が不満 |
---|---|
立地・環境についての後悔 | ・最寄り駅まで遠い ・最寄り駅からの道が暗い ・ライフスタイルに合わない ・周囲の騒音が気になる ・災害時が不安 |
金銭面についての後悔 | ・ローン返済が大変 ・ランニングコストが高い |
マンションの購入で後悔しないための対策は次の4つです。
マンションの購入は、その後の人生を左右する大きな決断です。
あなたがマンション購入で後悔しないためにも、この記事を参考にしていただければ幸いです。
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