マンション買取とは、不動産会社が直接マンションを売り主から購入する売却方法です。
一般的な仲介販売は、「売主」が「不動産会社」に仲介を依頼し、「買主」を紹介してもらう3者間での取引ですが、買取販売は「売主」と「不動産会社」の2者間で取引します。
マンション買取をメインに行う不動産会社を「マンション買取業者」といいます。
マンション買取は、仲介と比べて売却までの時間を短縮できます。
売主と不動産会社(マンション買取業者)の間で合意が成立すれば、最短数日で売買契約の締結も可能です。
マンション買取の相場は、仲介による売却価格の8割程度です。
ただし、物件の状態によっては仲介の売却価格の5割程度になってしまうこともあります。
そのほか、マンション買取のメリットには、次のようなものがあります。
この記事では、マンション買取の特徴や仲介販売との違い、メリット・デメリット、不動産会社を選ぶポイントなどを詳しく解説します。
マンション買取の理解を深めて、自分に合った方法でマンション売却を成し遂げましょう。
一括査定サイト名 | 一度の依頼でもらえる査定数 | 提携不動産会社数 | 特徴 |
---|---|---|---|
LIFULL HOME’S | 記載なし | 日本全国3,913社 | 匿名査定ができる 任意売却査定も可能 住まいに関わるコンテンツが充実 地図上でマンション名と参考価格が丸見えになる「プライスマップ」が便利 過去の成約事例が見られる「不動産アーカイブ」が参考になる 住み替えの場合「空き家バンク」も利用可能(国土交通省のモデル事業請負) |
いえカツLIFE | 最大6社 | 一都三県・大阪府限定500社 | 仲介・業者買取・リースバックの3つの査定額を一挙に一括比較ができる 相続・離婚・金銭問題の絡む物件・共有部分の売却など難しい案件を専門に扱い顧客満足度97.2% 売却方法ごとに査定価格と売却適正期間が比較できる 弁護士への無料法律相談が可能 |
家・不動産買取専門店 法円坂 | 記載なし | 日本全国のハウス・ドゥ | リースバックの取り扱いもある 売却期間に応じて「即時」「1ヶ月程度」「3ヶ月程度」の3段階の価格を提示 底地に強い |
訳あり物件 買取プロ | 記載なし | 日本全国対応 | 最大5億円までスピーディーに買取対応が可能 最短3日で現金化が可能 未接道・狭小地・違法物件もOK LINEで無料相談が可能 |
正しい買取 | 成仏不動産のみ | 日本全国対応可能 ※店舗は一都三県・大阪府・福岡・静岡 | 事故物件の買取に特化 特殊清掃・遺品整理・ゴミ屋敷の残置物撤去も持ち出し0円で可能 相続手続き・税金の無料相談がある 買取後の売り手の責任免除 お祓い・供養等の配慮あり 最短即日で現金化が可能 どんな物件も断らない |
任意売却相談窓口 | 記載なし | 記載なし | 直接面談で30,000円キャッシュバック 24時間・年中無休・無料で相談対応 電話相談対応あり(フリーダイヤル) 住宅ローン返済に困っているケースが得意 任意売却専門業社 |
次の動画では、不動産買取の際の注意点や、高く買取してもらうコツを宅地建物取引士・一級建築施工管理技士の資格を持つ方が詳しく解説しているので参考にしてください。
※【不動産売却】買い取り注意!業者によって条件違う!
マンションの買取とは?仲介と比較しながら解説
マンション買取とは、あなたのマンションを直接不動産会社が購入する売却手段のことです。
マンション売却でもっともポピュラーな仲介販売は、不動産会社が売主と買主の間に入り、それぞれを紹介してマンションを売却する方法です。
一方のマンション買取は、買主が不動産会社となるため、すぐにマンションを売却できます。
以下は、マンションの買取販売と仲介販売の主な違いをまとめた表です。
この表を踏まえると、マンション買取の主な特徴としては、次の5つが挙げられます。
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
特徴①マンション買取は販売活動がないため早く売却できる
マンション買取は、仲介販売よりも早く売却できます。
なぜなら、不動産会社が直接買取を行うからです。
不動産会社がマンションの査定を行い、提示した金額ですぐに買取するため、売却期間は数日~1か月ほどが目安で、すぐに売却代金を受け取ることができます。
一方、仲介販売の売却相談から完了までにかかる期間は、3~6か月程度が目安です。
仲介販売では、まず買主を探す販売活動から始まるため、買手が見つかるまで時間がかかりやすく、あなたが売却代金を受けるまでに時間を要します。
特徴②マンション買取の相場は仲介よりも低くなる
マンションの買取価格は、仲介による売却価格よりも低くなることがほとんどです。
仲介よりも価格が低くなる理由は、不動産会社が買取した後に負担する費用分だけ、買取価格を安くしているからです。
マンション買取では、買取をした後、不動産会社がリフォームやリノベーションをして再販売されます。
再販価格からその工数にかかる費用と不動産会社の利益を引いて、残った金額が買取価格になるため、マンション買取は、仲介販売の価格の8割程度がひとつの目安になります。
8割だった場合の市場価格帯ごとの買取価格は、以下の通りです。
▼【市場価格帯別】買取価格の早見表
市場価格 | 買取価格 |
---|---|
1,000万円の場合 | 800万円 |
1,500万円の場合 | 1,200万円 |
2,000万円の場合 | 1,600万円 |
2,500万円の場合 | 2,000万円 |
3,000万円の場合 | 2,400万円 |
3,500万円の場合 | 2,800万円 |
4,000万円の場合 | 3,200万円 |
4,500万円の場合 | 3,600万円 |
5,000万円の場合 | 4,000万円 |
ただし、仲介販売の8割前後は、あくまでも目安です。
人気のマンションの場合は9割前後で買い取ってくれるケースもあれば、地方のマンションやマンションの状態によっては、仲介販売の半額以下の買取価格となるケースもあります。
マンションの買取価格の相場については、「マンション買取相場は市場価格の約8割!調べ方と買取の判断基準紹介」で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。
特徴③マンション買取は売却にかかる手数料や費用が仲介よりも少ない
マンション買取では、マンション売却時にかかる費用が少ないのも、大きな特徴です。
手数料が安い理由は、不動産仲介手数料や販売活動にかかわる広告費などの諸費用がかからないからです。
マンション買取で発生する主な手数料としては、次のようなものが挙げられます。
主な手数料 | 費用の目安 |
---|---|
印紙代 | 200円~数万円 |
登記費用(抵当権抹消、名義変更など) | 数千円 |
住宅ローン一括返済手数料 | 無料~数万円 |
不用品処分費用 | 無料~数万円 |
売却価格が3,000万円だった場合を例に、買取と仲介にかかる費用の概算を見てみましょう。
主な費用 | 買取 | 仲介 |
---|---|---|
仲介手数料(売買金額×3%+6万円+消費税) | 不要 | 105万6,000円 |
印紙代 | 2万円 | 2万円 |
抵当権抹消の登録免許税(弁護士に依頼した場合+数万円) | 2,000円 | 2,000円 |
住宅ローン一括返済手数料 | 3万3,000円 | 3万3,000円 |
不用品処分費用(2tトラック1台分) | 2万5,000円 | 2万5,000円 |
ハウスクリーニング代(2LDK) | 不要 | 4万円 |
マンション売却にかかる費用の合計 | 8万円 | 117万6,000円 |
概算ではありますが、マンション買取は、マンション売却で最も費用が高い仲介手数料がありません。
買取は仲介と比べ、マンション売却にかかる費用は100万円以上少なくて済みます。
特徴④マンション買取は周囲にバレる可能性が低い
マンション買取では、周囲にバレることなく売却活動を行うことができます。
先述の通り、マンション買取は不動産会社が直接買取をするため、一般的な仲介販売のように買主を探す必要がないからです。
離婚や経済難による住み替えなど、あまり人に知られたくない状況でマンションを売却する場合、周囲の人に噂されるのではないかと心配になる人もいると思います。
マンション買取にすれば、「売りに出している」ということを周囲にバレることなく手続きをすすめることが可能です。
そのため、突然マンションを売却することで、噂になるのは避けたいというケースは、マンション買取が向いていると言えるでしょう。
特徴⑤マンション買取は売却後に欠陥が見つかっても免責となる可能性が高い
マンション買取の場合、万が一、売却後に欠陥が見つかっても、その責任を問わないという内容で売却できる可能性があります。
なぜなら、買取後にリフォームやリノベーションで対応できるケースが多いからです。
通常、仲介販売では、売主は契約不適合責任(瑕疵担保責任)という責任を負う必要があります。
契約不適合責任とは、契約時に契約書類に記載されていなかった欠陥が引き渡し後に見つかった場合、売主が負う責任のことです。
仲介の場合、一定期間の間に欠陥が見つかると、売却後でもその修理や修繕にかかる費用を負担する必要があります。
ですが、マンション買取では、リフォームやリノベーションを行うことを前提に買取されているケースがほとんどですので、ある程度の欠陥であれば、不動産会社で対応できるため、契約不適合責任は免責になるケースが多く見られます。
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マンション買取の種類2つ
マンションの買取ですが、売却方法は1つではありません。
大きく分けると、「即時買取」「買取保証」の2種類があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
即時買取
即時買取とは、名前の通り、マンションをすぐに買取してもらう売却方法で、売却完了までの期間が短く、すぐに現金化できます。
マンションの売上代金を受け取るタイミングは、決済が完了したときです。
通常、数日から1か月程度で手続きが完了することが多く、次に紹介する買取保証よりも早く現金を得ることができます。
「今すぐ現金化したい」「売却に時間をかけたくない」という人は、即時買取による売却を検討しましょう。
買取保証
買取保証とは、まずは仲介販売から始め、一定の期間に買主が見つからなければ、不動産会社とあらかじめ取り決めた金額で買取してもらうという売却方法です。
仲介販売の期間に売れる保証がなく、現金化するまでには時間がかかる可能性がありますが、即時買取よりも高く売れる可能性があります。
仮に買主が見つからない場合でも、最終的には不動産会社が買取してくれるため、「売却したいが少しでも高く売る方法を試したい」というケースにおすすめです。
マンション買取の流れ
マンションを買取販売してもらう場合の流れも、仲介販売とは異なります。
マンション買取で発生する主なフローは、次の4つです。
▼マンション買取の一般的な流れ
- 売却相談・査定依頼
- 査定・査定価格の提示
- 条件合意後、売買契約を締結
- マンション引渡し(決済)
マンションの仲介販売と比べると、売却活動や購入希望者の内覧、契約条件の調整など、買主を探して契約締結する過程がない分、売却期間が短くなります。
マンション買取のメリット3つ
ここまでの内容を見て、マンション買取も売却手段のひとつとして検討しようと思った人もいると思います。
マンションを買取販売にするべきか、仲介販売にするべきかを冷静に検討するためには、もう少しマンション買取について知識を深めることが大切です。
ここからは、マンション買取をするメリット・デメリットを紹介していくので、判断材料のひとつとしてご覧ください。
まずは、マンション買取のメリットです。主なメリットとしては、次の3つがあります。
マンションの築年数や環境に関係なく早期売却がしやすい
マンション買取では、築年数や立地などの条件に関係なく、買取してもらえる可能性があります。
マンションの条件によって価格は決まりますが、買取可能と判断されれば、売却はほぼ確定で、すぐに買取をしてもらえます。
マンション購入において、建物の状態や周辺の環境を考慮するケースは多く見られます。
仲介販売の場合、築年数が古く、立地条件などが悪いマンションは、1年以上売れないということもありますが、買取であれば、売れ残る心配が少ないです。
どのような条件であっても、早期売却ができる可能性があがります。
マンション売却後のトラブルが少ない
先述の通り、マンション買取は、マンション売却後にトラブルになる可能性が低い売却方法です。
マンション買取の場合は、買取した後に不動産会社がリフォームやリノベーションなどの付加価値をつけて再販売されます。
もし買取後に重大な欠陥が見つかっても、よほどの問題でなければ不動産会社で対応できるため、免責で売却できることがほとんどです。
仲介販売では、後から不具合が見つかり、売却後にトラブルとなるケースも少なくありません。
「マンションが古い」「経年劣化が気になる」など、後々のトラブルを防ぎたいという場合は、買取を検討してみてもよいでしょう。
マンション売却の手間がかからない
マンション買取の流れで触れたとおり、買取は売却の相談・査定後、すぐに契約を締結して買取に進むため、手間がかかりません。
仲介販売のような販売活動がない分、手続きがスムーズに進みます。
マンション買取のデメリット2つ
マンション買取は、手間をかけずに早く売りたいという人にとって、メリットの大きい売却方法ですが、デメリットもあります。
マンションの売却価格が低くなりやすい
先述の通り、マンションの買取価格は、一般的に仲介販売の8割前後が目安です。
たとえば、仲介販売の売却価格が3,000万円の場合、買取では2,400万円前後になります。
買取にすると売却価格が低くなる主な理由は、次の3つです。
▼買取にすると売却価格が低くなる理由3つ
- リフォームやリノベーションのための費用
- 不動産会社の利益
- 手続きにかかる諸費用
不動産会社は、マンションを買取した後に、リフォームやリノベーションをして再販売します。
手直しする費用は不動産会社が負担するため、コスト分を差し引いて買取されているのです。
また、買取の場合は、仲介手数料もありませんので、不動産会社の利益分も加味して、買取価格が提示されています。
買取してもらえない可能性がある
マンション買取は、どのような条件でも買取してもらいやすいですが、かならず買取してもらえるわけではありません。
たとえば、利便性や立地など、住みづらい場所にあるマンションなど、「需要が低く、売れない」と不動産会社に判断された物件は、買取してもらえない可能性があります。
ただし、不動産会社は1社ではありません。不動産会社によっては、買取してもらえる可能性があるため、複数の不動産会社へ査定依頼をしてみましょう。
とくに「正しい買取」は、公式サイトに「どんな物件でもお断りしません」と明示されていますので、他社で買取を断られた際には相談してみるよいでしょう。
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マンション売却で買取と仲介のどちらを選ぶか判断するチェックリスト
ここまでの内容から、「結局のところ、自分が売却したいマンションは、買取にするべきなのだろうか」と、判断に困っている人もいるのではないでしょうか。
もし買取にするか、仲介にするかで決めかねているのであれば、最終的に達成したい目的で選ぶのがおすすめです。
以下にチェック項目をご用意しました。
買取・仲介のチェック表 | ☑ | |
---|---|---|
1 | 早く現金化したい | ☐ |
2 | 確実に売りたい | ☐ |
3 | 近所に知られたくない | ☐ |
4 | 残置物がある | ☐ |
5 | 遠方にある | ☐ |
6 | 仲介で6か月以上売れ残っている | ☐ |
7 | 希望価格で売りたい | ☐ |
8 | 時間に余裕がある | ☐ |
9 | 高く売りたい | ☐ |
10 | 住宅ローンの残債が高い | ☐ |
11 | 物件の条件や状態が良い | ☐ |
12 | 住み替えや買い替えを検討している | ☐ |
1から12までの項目のうち、1から6にチェックが多い人は「マンション買取」、7から12にチェックが多い人は「仲介販売」が向いています。
マンション売却の際は、建物の中を空っぽにして買主へ引き渡すことが一般的ですが、家電や家具など、買主にとって不要なものを処分せずにそのまま引き渡す場合に、物件内に残されたもののことを「残置物」といいます
確実に売って現金化したいならマンション買取がおすすめ
上記リストの1から6に当てはまる人は、「早く売りたい」「確実に売りたい」と思っているはずです。
その場合、「マンション買取」で売却するのが向いています。
「確実に売りたい」「早く現金化したい」というニーズ以外にも、「遠方でなかなか片付けに行けない」「手続きに何度も足を運べない」といった場合も、マンション買取がおすすめです。
売却の場合、引渡し時までに、部屋の中に荷物がない状態にする必要がありますが、マンション買取の場合、タンスや仏壇などの残置物がある状態でも買取してくれる不動産会社もあります。
早期現金化や手間をかけずに売りたいという場合は、マンション買取を検討しましょう。
時間に余裕があり高く売りたい場合はマンション仲介がおすすめ
上記リストの7から9に当てはまる項目が多いという人は、「時間がかかっても、少しでも高く売りたい」と思っているのではないでしょうか。
その場合は、仲介販売でのマンション売却がおすすめです。
希望価格や相場の通りに売れるとは限りませんが、買取よりは高く売れる可能性があるからです。
ただし、仲介販売ではいつまでも売れないという状況になることもあります。
「時間に余裕があるとは言え、買主が見つからず、いつまでも所有し続けるという状況は避けたい」という場合は、仲介販売の際に、買取保証が可能な不動産会社へ相談しておくのもひとつの解決策です。
マンションの買取を依頼する不動産会社を選ぶときのポイント4つ
チェックリストをもとに、実際にマンション買取をしようと思ったものの、どういう不動産会社へ依頼すればよいのかわからないという人もいるでしょう。
そこでこの章では、マンション買取の依頼先(不動産会社)を選ぶポイントを紹介します。主なポイントは4つです。
このポイントを押さえておけば、マンション買取で起こりやすいトラブルや失敗を防ぐことができるでしょう。
買取の実績が豊富な不動産会社を選ぶ
マンション買取では、買取の実績が豊富な不動産会社を選ぶことが非常に重要です。
実績が豊富な不動産会社は、そのエリアの物件相場にも詳しく、買取後のマンション販売におけるニーズも把握できているため、より高く買取してもらえる可能性があるからです。
買取実績が浅い不動産会社は、買取後のことを考慮し、保守的な買取価格を設定する傾向があります。
仲介販売よりも売却価格が低くなりやすいからこそ、少しでも高く買取してもらえるよう、その地域の買取り実績が豊富な不動産会社を選びましょう。
即時買取と買取保証を確認する
先述の通り、マンション買取には、2種類の売却方法があります。
自分が考える買取ができるか、査定を依頼する前に確認しましょう。
すぐに売りたいのに、買取保証でしか買取できない不動産会社を選ぶと、希望する売却が叶いません。
査定を依頼してから希望する買取をしてもらえないことがわかると、また不動産会社を探して査定してもらう手順を繰り返すことになります。
手間も時間もかかってしまうため、査定する前に即時買取なのか、買取保証がなのかを確認するようにしましょう。
複数の不動産会社へ査定を依頼する
マンション買取を進めるときは、必ず複数の不動産会社へ査定を依頼するようにしてください。
マンション買取では、査定金額が買取価格になります。
複数の不動産会社へ査定を依頼しなければ、その査定金額が妥当なのかを判断することができません。
複数の不動産会社で競争させることで、高価買取につながる可能性も高くなるため、買取をするときは複数の不動産会社へ査定を依頼しましょう。
複数の不動産会社へ査定依頼をするのであれば、一括査定がおすすめです。
「マンション買取も一括査定すべき!買取に特化した選び方や注意点紹介」で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。
不動産会社経由で別の不動産会社を紹介してもらわない
マンション買取をお願いする不動産会社は、不動産会社に紹介してもらわず、自分で探すようにしましょう。
マンション買取では、通常、仲介手数料がかかりません。
しかし、たとえば、不動産会社Aから、買取を行っている不動産会社Bを紹介してもらうと、買取でも紹介料などの費用が発生する可能性があります。
買取を依頼するときは、できる限り自分で不動産会社を探すようにしましょう。
>マンションナビの評判・口コミはこちら
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マンション買取を行うときの注意点
不動産会社にマンションを買取してもらうときには、いくつかの注意点があります。
「失敗したくない」「後悔したくない」という人は、事前にマンション買取の注意点についても把握しておきましょう。
マンション買取の手続きを行うタイミング別に、主な注意点をまとめています。
▼マンション買取を開始する前
- マンションのローン残高を確認しておく
- リフォームやリノベーションはしない
- 事前に自分で相場を調べておく
▼マンション買取を依頼する不動産会社を選ぶとき
- 不動産会社の免許番号・宅建業免許を確認する
- マンションの買取実績が豊富・得意な会社を選ぶ
- 買取可能な地域を明確にしている会社を選ぶ
▼マンションの買取査定を依頼するとき
- 先に一括査定で不動産会社を絞ったあとに訪問査定を頼む
- 希望の売却価格と売却時期を伝える
- 過去のリフォーム状況を伝える
▼マンションの買取を依頼するとき
- 残留物の処理などのオプションの有無を確認する
- 買取に必要な書類を揃えておく
- 所有権登記移転(名義変更)に必要な書類は入金を確認してから渡す
各タイミングに適切な判断をして、マンション買取をスムーズかつ満足のいく取引にできるよう、しっかりと注意点を把握しておくことが大切です。
マンション買取における注意点は、「【全21個】マンション買取の注意点総まとめ!準備~売却の網羅対策」で詳しく解説しているので、より詳しく知りたいという人は、ぜひご覧ください。
まとめ
マンションの買取について、仲介販売との違いに触れながら解説しました。
もう一度、ポイントを振り返っていきましょう。
▼マンション買取とは
マンション買取とは、売主と不動産会社の2者間で完結する、不動産の売却方法で、買主を探す手間がないため、マンションを早く現金化することができます。
▼マンション買取販売と仲介販売との違い
マンション買取は、販売期間が短く、売却成功の可能性が高い売却方法ですので、確実に売って現金化したいという人に向いています。
ただし、不動産会社であればどこでもよいというわけではありません。
あなたのマンションの価値をしっかりと見極め、希望する売却を実現してくれる不動産会社を見つけることが大切です。
▼マンション買取を依頼する不動産会社を選ぶポイント
4つのポイントを押さえ、より良いマンション買取を実現しましょう。
一括査定サイト名 | 一度の依頼でもらえる査定数 | 提携不動産会社数 | 特徴 |
---|---|---|---|
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