【2024年5月】マンションAI査定の最新メリット・デメリット|活用に向く人とは

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マンションAI査定

マンションAI査定とは、人工知能であるAIが不動産会社や不動産ポータルサイトが保有する過去の取引事例や市場データなどをもとにマンションの価格を自動で算出するシステムのことです。

この記事では、氏名やメールアドレスの入力が不要で、手軽に利用できる以下のサイトを使ってシミュレーションし、実際の価格とどの程度違いがあるのかをまとめています。

ただ、マンションAI査定は、訪問査定のような高い精度ではありません。

マンションAI査定を使用して提示された金額を鵜呑みにしてしまうと、いざマンションを売却することになった場合に、その金額で売却できずに何度も買い手と価格交渉をすることになったり、家を売るタイミングを逃してしまったり、といったことも起こり得ます。

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そのためマンションAI査定を利用する場合には、適切なケースやデメリットなども理解しておく必要があります。

この記事を読めば、マンションAI査定を活用するメリット・デメリットが分かるだけでなく、実際の販売価格とどのくらいの差が生じるのかや、どのようなマンションの場合にマンションAI査定の利用が適しているのかも分かります。

マンションAI査定を上手く活用するためにも、ぜひ最後まで目を通してみてください。

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マンション査定に使うマニュアルや査定の参考にする販売実績が一括査定業者によって異なるため、査定価格には差が出ます。

1社だけにしか査定依頼をしないと、相場に適した査定価格かどうかわかりません。

複数のマンション一括査定サイトに依頼することで、あなたにとって最適な価格や条件で売却できる不動産会社を選べます。

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・無料で何度でも査定依頼ができる
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上記の中からあなたのニーズに合う不動産一括査定サイトを選んでチェックしてみましょう。

不動産一括査定サイトの評判などもぜひ参考にしてください。

【決定版】おすすめのマンションの査定サイト5選|利用上の注意点も

マンション査定だけOK!【全6選・調査済】おすすめの査定サイト

目次

マンションAI査定とは

まずは、マンションのAI査定について、その概要や、実際にどのような情報が入力されるのかを紹介していきます。

それぞれ見ていきましょう。

人工知能(AI)がマンションの価格を自動で算出するシステム

冒頭でもお伝えした通り、マンションAI査定とは人工知能であるAIが、マンションの価格を自動で算出するシステムのことです。

不動産会社や不動産仲介会社が、サービスの一環で提供しており、ほとんどが無料で利用できます。

AIには機械学習やディープラーニングなどが施されており、各不動産会社が蓄積している過去のマンション売買の取引データから、これまでに売却されたマンションの種類や広さ、築年数、立地条件、周辺環境などのデータを収集し、そのデータを基にマンションの査定価格を割り出すといった仕組みです。

主に以下の情報を入力するだけで、査定価格が自動で算出されます。

  • マンション名
  • 面積
  • 階数
  • 部屋の位置する方位

サービスによっては上記の他に、間取りやバルコニーの有無なども入力することで、より精度の高い価格を算出できるものもありますが、どのマンションAI査定サービスも、簡単な入力ですぐに査定結果を知ることができます。

マンションAI査定の入力例

ここでは試しにリニュアル仲介 株式会社が提供している、マンションAI査定「スピードAI マンション査定」を使って、マンションの価格を査定してみましょう。

まず査定価格を知りたいマンションの名前を入力します。

出典:スピードAI マンション査定 | リニュアル仲介 株式会社

次に専有面積や階数、方位などの情報を入力していきます。

出典:スピードAI マンション査定 | リニュアル仲介 株式会社

必要な情報を入力すると、以下のように査定金額が表示されます。

出典:スピードAI マンション査定 | リニュアル仲介 株式会社

このようにマンションAI査定は、知りたいタイミングで気軽にマンションの価格を知ることができます。

マンションAI査定を活用するメリット3つ

マンション AI-査定 メリット

マンションAI査定を活用するメリットは、以下3つがあります。

以下で1つずつ、説明していきます。

 手間や時間をかけずに所有するマンションの価値を知れる

マンションAI査定を活用するメリットの1つとして、手間や時間をかけずに所有するマンションの価値を知れる点が挙げられます。

不動産会社に依頼する必要がなく、パソコンやスマートフォンがあれば、その場でマンションの金額を査定できるからです。


たとえば不動産会社にマンションの査定を依頼する場合、机上査定と訪問査定の2種類があります。

この2種類の査定方法で依頼した場合と、AI査定を活用した場合の比較を見てみましょう。

【査定方法の比較表】

不動産会社とのやり取り結果が出るまでの期間
机上査定査定結果がメールで送られてくるのみ数日
訪問査定訪問日時の調整や当日の対応をする必要あり約1週間
AI査定なし数十秒~数分

上記の表を見てみると、AI査定は不動産会社とやり取りする必要が一切なく、査定結果もすぐに出ることが分かります。

このように手間や時間をかけずに所有するマンションの価値を知れる点は、マンションAI査定を活用するメリットと言えるでしょう。

電話番号を入力する必要がないケースが多い

マンションAI査定を活用する場合、電話番号を入力する必要がないケースが多いです。

訪問査定を依頼する場合は、電話番号を含む個人情報の入力が必要なケースが多いですが、2023年現在、AI査定を使用する場合は、電話番号は基本的に不要と言っていいでしょう。

不動産会社などから営業電話が頻繁にかかってくる煩わしさや、ストレスの心配をする必要がないため、電話番号を入力する必要がないケースが多い点は、マンションAI査定を活用するメリットと言えます。

売却目的以外の人でも活用できる

マンションAI査定を活用するメリットとして、売却目的以外にも活用できる点も挙げられるでしょう。

従来のマンションの査定方法である机上査定や訪問査定を依頼する場合は、売却する予定があるマンションの持ち主しか依頼できないケースがほとんどでしたが、AI査定は売却する予定がなくても、さまざまなシーンで活用できます。

たとえば以下のようなシーンで活用可能です。

  • 不動産投資をしており、売り時を逃さないためにも、自身の所有するマンションの価値を定期的に把握しておきたい」
  • 「離婚する予定があり、財産分与するにあたって、住んでいるマンションの価格を知っておきたい」

このように売却目的以外にも活用できる点は、マンションAI査定を活用するメリットと言えるでしょう。

マンションAI査定を活用するデメリット3つ

マンションAI査定を活用するデメリットとしては、以下3つが挙げられます。

以下でそれぞれについて、説明していきます。

部屋によっての条件の違いを価格に反映できない

マンションAI査定を活用するデメリットの1つとして、部屋によっての条件の違いを価格に反映できない点が挙げられます。

反映させられる部屋の条件が限られているほか、部屋によって異なる細かな状態は判別するのが難しいからです。

たとえば以下は、訪問査定を依頼した場合とAI査定を活用した場合で、金額に反映されるポイントを比較した表です。

【訪問査定と査定AIの金額に反映されるポイントの比較】

金額に反映されるポイント訪問査定AI査定
立地
築年数
階数
部屋の位置する方角
内装の損耗状況✖️
住宅設備の維持状況✖️
共有部分の状態✖️
周辺環境✖️
※反映される:◯、反映されない:✖️

上記を見てみると、AI査定では内装や住宅設備、マンション共有部分の状態、周辺環境は、金額に反映されないことが分かります。

そのため「フローリングがボロボロ」「備え付けの換気扇が壊れている」などのマイナスな面を金額に反映できないだけでなく、「共用部分が今年、改装されて綺麗になった」「スーパーや区役所、病院など、周辺環境が整っている」などといったプラスの面も金額に反映できません。

このように部屋によっての条件の違いを価格に反映できない点は、マンションAI査定を活用するデメリットと言えるでしょう。

机上査定や訪問査定に比べると精度は低い

机上査定や訪問査定に比べると精度が低い点も、マンションAI査定を活用するデメリットと言えます。

AI査定は、不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムのレインズを使用できないからです。

レインズには、全国の不動産会社が取り扱っている物件の情報が蓄積されています。

たとえば従来の机上査定や訪問査定を依頼する場合、不動産会社のほとんどがレインズを活用するでしょう。

そのため査定する物件の情報だけでなく、レインズに蓄積されている類似した物件の成約価格や、周辺物件の売り出し価格なども考慮した上で、金額を決められます。

しかしAI査定の場合、現状ではレインズのデータを利用することはできません。

自社の取引データやネット上で収集できるデータしか使えないため、以下のようなケースが起こり得えます。

  • 使用する査定AIによって金額に大幅な差が生じる
  • 従来の方法で査定した金額とかけ離れている

このように机上査定や訪問査定に比べると精度が低い点は、マンションAI査定を活用するデメリットと言えるでしょう。

提示された金額の根拠や妥当な売り出し価格までは分からない

マンションAI査定を活用するデメリットとして、提示された金額の根拠や妥当な売り出し価格までは分からない点も挙げられます。

細かい物件の情報を金額に反映できないほか、査定の参考にする物件の取引データが少なすぎるからです。

たとえば以下は、机上査定と訪問査定、AI査定がそれぞれ導き出す査定金額の根拠となるポイントの比較表です。

【査定金額の根拠となるポイントの比較表】

スクロールできます
根拠となるポイント机上査定訪問査定AI査定
過去数年以内のデータから周辺物件の成約事例を調査している
同一マンションの成約金額の平均値も参考にしている
査定金額を導き出した計算式も掲載している
物件の細かな状態や共有部、周辺環境なども考慮している
※△:レインズ使用不可

上記の表を見て分かる通り、AI査定の場合は、根拠となるポイントが不明もしくは少ないことが分かります。

またAI査定の場合、査定金額が提示されるだけで、「実際にいくらから売り出すのが妥当か」「どのタイミングで価格を変更すべきか」といった売却計画に関わることまでは分かりません。

このように提示された金額の根拠や妥当な売り出し価格までは分からない点は、マンションAI査定を活用するデメリットと言えるでしょう。

【検証】マンションAI査定の信憑性を3つの方法で比較

ここまで読み進めた人の中には、「マンションAI査定の精度って実際はどうなの?」「マンションAI査定で算出された金額は信用できるの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。

そこで本章ではマンションAI査定の信憑性を、以下3つの方法で比較検証していきます。

以下でどのような結果になったのかを、1つずつ紹介していきます。

5つの不動産AI査定サービスで実際の査定金額を比較

まずは氏名やメールアドレス、部屋番号を登録する必要のない不動産AI査定サービス5つを使って、実際にどのくらいの査定価格が出るのか調べていきます。

マンションの条件は以下の通りです。

  • 地域:東京都
  • 立地:最寄り駅から徒歩15分圏内
  • 階数:5階
  • 間取り:3LDK
  • 専有面積:約70㎡
  • 部屋の位置:角部屋
  • 方位:東

以下は実際に提示された査定価格の平均値と、入力が必要だった項目の一覧表です。

【5つの不動産AI査定サービスで出た査定価格と入力項目の一覧表】

不動産AI査定サービス査定価格の平均値入力項目
IESHIL(イエシル)5,448万円なし
マンションナビ約5,510万円・専有面積
・階数
・方位
※ただし上記を入力するには無料会員登録が必要
スピードAI マンション査定約5,642万円・専有面積
・バルコニー面積
・階数
・方位
・角部屋かどうか
・ルーフバルコニーの有無
・専有庭の有無
・リフォーム実施の有無
マンションAI自動査定約5,510万円・専有面積
・階数
・方位
・角部屋かどうか
HOME’Sプライスマップ約4,639万円・専有面積
・階数
・間取り

上記の表を見て分かる通り、入力できる項目数に違いがあるため、金額の幅が大きいです。

またマンションによって、AIが参考にする自社の取引データの量にも差があるため、「査定AI」と一括りに言っても、サイトによって査定金額の差が生じるのではないかと考えられます。

実際の販売価格とAI査定価格を比較

次に、実際に不動産サイトで販売されている価格と、AI査定を活用して出た価格を比較していきます。

比較するマンションの販売価格は、5,700万円(※)です。

※ホームズ、SUUMOの2サイトに掲載されていた販売価格

【AI査定価格と実際の販売価格の比較表】

不動産AI査定サービス査定価格の平均値販売価格との差
IESHIL(イエシル)5,448万円-252万円
マンションナビ約5,510万円-190万円
スピードAI マンション査定約5,642万円-56万円
マンションAI自動査定約5,510万円-190万円
HOME’Sプライスマップ約4,639万円-1,061万円
平均金額約5,830万円約-350万円

上記の表を見てみると、査定価格の平均値と販売価格に、約350万円の差があります。

よってマンションAI査定で出た価格と販売価格を比較した結果、約50万円~1,000万程度の差は生じる可能性がある(※)、といったことが分かります。

※:使用するマンションAI査定サービスや、販売しているマンションの条件などによって金額の差は異なるため、あくまで参考程度に留めてください。

実際にマンションAI査定を利用した人の口コミを比較

査定価格の平均値と販売価格を比較した結果、多少の差は生じる可能性はあることが分かりましたが、他のマンションAI査定を利用した人は、どんな反応をしているのでしょうか?

そこで、ここでは株式会社マイスタースタジオが運営する、口コミや評判をまとめたサイト「みんなの評判ランキング」内の、不動産査定サイトの口コミ・評判から、実際にマンションAI査定を利用した人の口コミを紹介していきます。

良い口コミ

以下は実際にマンションAI査定を利用した人の良い口コミの内、抜粋した3つです。

【IESHIL(イシエル)の良い口コミ】

“自分が所有しているマンションの市場価値を知りたかったので利用しました。利用してみて良かった点は、ビッグデータ分析によるリアルタイム査定が可能なので、最新の情報が簡単に得られるということです。”

引用:IESHIL(イエシル)の口コミ・評判 | みんなの評判ランキング

【マンションナビの良い口コミ】

“今持っているマンションを売りたいと思い、とりあえずどのくらいの値がつくのかを確かめたくてこのサイトを利用しました。このサイトを利用すると入力はとても簡単で、マンション名を入れるだけで、見積もりが完了しました。”

引用:マンション.naviの口コミ・評判 |みんなの評判ランキング

【HowMA(ハウマ)の良い口コミ】

“【商品・サービスを購入、利用したきっかけ】自宅マンションを売却する予定があったので利用しました。【良かった点】手軽である点。手残り額が算出されるのは便利。”

引用:HowMA(ハウマ)の口コミ・評判 | みんなの評判ランキング

上記3つの口コミから、マンションAI査定は手間をかけることなく査定金額を知ることができる、といった点が分かります。

悪い口コミ

以下は実際にマンションAI査定を利用した人の悪い口コミの内、抜粋した2つです。

【IESHIL(イシエル)の悪い口コミ】】

“都心の価格高騰にまったく追いついていない。例えばザ・センター東京というマンション。査定金額が6〜7年前のままです。当時は確かに6500でしたが、現在の査定は1億です笑。 “

引用:IESHIL(イエシル)の口コミ・評判 | みんなの評判ランキング

HowMA(ハウマ)の悪い口コミ

“(中略)【気になった点】実際の不動産屋さんの査定では、AI査定額よりかなりダウンで額に差がありすぎる。”

引用:HowMA(ハウマ)の口コミ・評判 | みんなの評判ランキング

上記2つの口コミから、査定金額に対してはマイナスのイメージを持っている人もいることが分かります。

このように、マンションAI査定は簡便である一方、その信頼性について懐疑的な声もあるということを伝えていると考えられます。

手軽かつ簡単にマンションの大まかな価格を知りたい場合にAI査定は便利

前章で行った検証の通り、マンションAI査定の価格と実際の販売価格には、数百万円の差がありました。

また実際にマンションAI査定を利用した人の中には、その手軽さには良い印象を持っている人もいましたが、査定金額には懐疑的な人も見受けられました。

そのためマンションAI査定は、正確な価格を知りたい場合には向いていませんが、「手間をかけることなく、大まかな価格や相場を把握しておきたい」といった場合には活用できるでしょう。

たとえば以下のような場合です。

  • 今すぐ売却する予定はなく、目安程度の価格を把握できればいいといった場合
  • 査定はしたいけど、訪問査定をしてもらう時間が取れない場合

上記のように「とりあえずは大まかな価格でもいい」「査定に時間をかけたくない」といった人は、ぜひマンションAI査定を活用してみてください。

マンションの価値をしっかり調べたい場合は「すまいValue」の一括査定がおすすめ
すまいValueトップ
出典:すまいValue

「おおまかな価格ではなく、もっと細かく査定された金額を知りたい」
「今すぐマンションを売却する必要がある」

といった場合は、AI査定ではなく机上査定や訪問査定を依頼した方が、マンションの正確な価値が分かるほか、不動産のプロに具体的な売り方なども相談できます。

また不動産査定は、不動産会社によって評価基準や対応が異なるため、一括査定して複数の不動産会社を比較すべきでしょう。

もし一括査定をする場合は、「すまいValue」の利用がおすすめです。

「すまいValue」は住友不動産販売東急リバブルをはじめとした大手不動産会社6社で、所有する不動産の一括査定ができるサービスです。

特長としては以下3つが挙げられます。

  • 適正で安心な査定を行える:2022年時点で、6社合計年間11万件以上もの売買仲介取引を成約している実績があるほか、査定金額の根拠もしっかりと提示
  • 成約時・成約後のサポートも充実している:売却活動時だけでなく、売却後のトラブルなどのサポートも可能
  • 成約率が高く、成約スピードも早い:平均約2.7ヵ月(※1)で売却手続きへと進め、売却成約率は79.7%(※2)

※1:2019年度に査定依頼された物件が販売から成約するまでの平均期間
※2:2019年4月~12月に査定依頼があり売出した物件が、2020年3月までに成約に到った割合

「マンションの正確な価格を知りたい」「今すぐマンションを売却したい」といった場合は、ぜひ「すまいValue」をご活用ください。

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マンションAI査定の活用が向いているマンションの特徴

マンションAI査定は「大まかな価格や相場を把握しておきたい」といった場合に、便利なサービスですが、すべてのマンションの査定に向いているわけではありません。

比較的、正確な価格や相場を算出するためには、以下の特徴に当てはまっているマンションの場合に、利用することをおすすめします。

以下で1つずつ、解説していきます。

築10年以上経っている

マンションAI査定の活用が向いているマンションの特徴として、築10年以上経っている点が挙げられます。

新築のマンションに住み始めてから10年の間に、同じマンション内で部屋を売却する人が増え始め、AIが査定に活用する売却データが蓄積されやすいからです。

築10年ほどの中古マンションは汚れや破損などが比較的少ないほか、新築よりは安価に購入できるため、需要があると考えられ、売却する人も多いのでしょう。

実際に公益財団法人 東日本不動産流通機構が発表している「築年数から見た 首都圏の不動産流通市場(2023年)」の、「中古マンションの対新規登録成約率」を見てみましょう。

築年数別中古マンション成約率
参考:築年数から見た 首都圏の不動産流通市場(2023年) | 公益財団法人 東日本不動産流通機構

上記を見て分かる通り、中古マンションの売却成約率が一番高いのは、築6~10年です。

このように築10年以上経っている点は、売却データが蓄積されやすいため、マンションAI査定の活用が向いているマンションの特徴と言えるでしょう。

築年数別のマンション売却のコツについては以下の別記事でご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

住戸数が多い

住戸数が多い点も、マンションAI査定の活用が向いているマンションの特徴と言えます。

住戸数が多いほど売却実績も多くなり、AIがさまざまなケースの売却データを元に、査定金額を精査しやすいからです。

実際に販売履歴数が表示される、リニュアル仲介が提供しているマンション査定AI「スピードAI マンション査定」を使って、住戸数以外は似た条件のマンションを2つ調べてみます。

【2つのマンションの比較表】

マンションAマンションB
地域千葉県内の同市内千葉県内の同市内
最寄り駅の近さバスで約20分バスで約20分
築年数約30年約30年
住戸数660戸42戸
販売履歴数33件24件

上記を見てみると、住戸数の多いマンションAの方が販売履歴数が多いので、売却データも多いことが分かります。

上記のマンション2つは、売却データが少ない方ですが、たとえば売却データが300件あるのと、10件しかないのとで比べてみると、査定金額を精査しやすいのは前者でしょう。

このように住戸数が多い点は、マンションAI査定の活用が向いているマンションの特徴と言えます。

リフォームやリノベーションをしていない

マンションAI査定の活用が向いているマンションの特徴として、リフォームやリノベーションをしていない点も挙げられます。

実際に現地に赴かないと確認できない部分は、査定価格に反映することができないからです。

たとえばリフォームやリノベーションをしたと一概に言っても、

  • どの箇所をリフォームしたのか
  • どんなリフォームをしたのか
  • リノベーションをしたことで、どんな風に住みやすくなったのか

といった点は各住戸によって異なるため、訪問査定をしないと分かりません。

そのためリフォームやリノベーションをしていないマンションの方が、マンションAI査定を活用するのに向いていると言えるでしょう。

まとめ

マンションAI査定とは人工知能であるAIが、マンションの価格を自動で算出してくれるシステムのことです。

不動産会社や不動産仲介会社が、サービスの一環で提供しており、ほとんどが無料で利用できます。

マンションAI査定を活用するメリットは、以下の3つです。

デメリットは以下3つが挙げられます。

活用が向いているマンションの特徴は、以下の通りです。

マンションAI査定は精度はそこまで高くありませんが、気軽に活用できるかつ、瞬時に所有するマンションの価値を把握できます。

そのため正確な査定金額を求めている場合には、従来通りの机上査定や訪問査定をおすすめしますが、「今すぐ売却する予定はないけど、おおまかな価値は把握しておきたい」といった場合には適しているため、シーンに合わせて上手く活用しましょう。

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