不動産屋を選ぶには、いくつかのチェックポイントがあります。
問い合わせ先の不動産屋を選ぶチェックポイント | ||
---|---|---|
ポイント | 概要・注意点 | |
住所 | ・駅から近いかどうか ・駐車場があるかどうか | |
定休日・営業時間 | ・ご自身の仕事や、生活スタイルに合っているか ・柔軟に対応してくれそうか | |
外観 | ・入りやすい雰囲気か | |
内観・スタッフ | ・話しやすそうな雰囲気か ・女性スタッフはいるか | |
サービス内容 | ・オンライン内見 ・LINE対応 ・現地待ち合わせ |
不動産屋を探す前に、まずはポータルサイトを使って物件探しをしましょう。
ポータルサイトには、SUUMO、アットホーム、LIFULL HOME’Sの他にも、ニフティ不動産、airdoor(エアドア)、スマイティなどがあります。
ただし、不動産の契約が日々行われているため、タイミングが悪く、契約済の情報が掲載されている場合もあります。
この記事では、物件探しから不動産屋選びをする正解ルート、6ステップを紹介します。
さらに6つのステップについての解説を読むことで、以下のようなポイントも学ぶことができます。
部屋探しに悩んでいるなら、ぜひ参考にしてくださいね。
なお、不動産屋に行く場合には、予約してから行くのがおすすめです。
予約なしで来店すると、待ち時間やヒアリングにかなりの時間を費やす場合がある点に注意してください。
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株式会社ミニミニの公式YouTubeチャンネルで不動産会社で部屋を借りるための流れを簡単に説明しているので参考にしてください。
※【賃貸物件】借りたいお部屋を見つけるまでの流れ - 不動産会社でお部屋を借りる(前編)
【賃貸物件】借りたいお部屋を見つけたあとの流れ - 不動産会社でお部屋を借りる(後編)
【6ステップで目標達成!】物件探しから不動産選びまでの正解ルート
この記事では、物件探しから不動産屋選びをする正解ルートを、6つのステップに分けて紹介します。

6ステップを踏みながら、自分で積極的に部屋探しや不動産屋選びをすると、部屋探しや不動産屋についての知識が得られ、自信を持って行動できるようになります。
結果として、信頼できる不動産屋の担当者から、理想的な部屋を借りることができるでしょう。
6つのステップの中でも、重要なポイントは、以下の3つです。
ここからは、3つのポイントについて、1つずつ解説していきます。
正解ポイント①:自分に合った部屋の条件をハッキリさせるべき
まずは、自分がどんな部屋を借りたいのか、条件を具体的に明確化すべきです。なぜなら、条件がよく分かっていないまま部屋を借りると、以下のような失敗をするリスクが上がってしまうからです。

- 月々の家賃が家計を圧迫し、生活が苦しい
- 通勤に1時間以上かかるので、残業をすると終電が気になる
- 徒歩圏内にコンビニやスーパーがなく、買い物に不便
でも、自分に合った部屋の条件が分かっていれば、このような失敗をすることはありません。

- 収入に合った家賃の部屋を選んだので、家計に余裕がある
- 会社まで20分しかかからないので、急な残業にも対応できる
- 徒歩圏内にコンビニやスーパーが多く、生活しやすい
自分に合った部屋を見極めることができれば、あらゆる側面でゆとりのある生活を送ることができます。
正解ポイント②:ポータルサイトを使って理想の物件を探すべき
物件探しには不動産ポータルサイトを活用するのが一番です。なぜなら、ポータルサイトを使えば、自分自身の力で、最も効率的に部屋探しができるからです。
ポータルサイトを使わずに部屋探しをするには、以下のような方法があります。
- 特定の不動産屋に直接問い合わせをする
- 特定の不動産屋の検索サイトを使う
しかし、これらの方法では、以下のような失敗をするリスクがあります。

- こちらの条件にぴったりの物件を、紹介してもらえない
- 物件数が少なく、ピンとくる物件が見つからない
部屋探しを不動産屋任せにしたり、特定の不動産屋のサイトを使ったりすると、選択の幅が狭まってしまいます。でも、ポータルサイトを使うと、このような失敗をすることはありません。

- 理想的な条件の物件を、スピーディーに見つけられる
- 理想的な物件が一発で見つからなくても、条件を少しずつ変えれば、妥協点を見出せる
自分でポータルサイトを使えば、さまざまな不動産屋の物件を一括で検索できます。さらに条件を自由に変えることで、多種多様な物件の比較もできるため、理想の物件を見つけやすいのです。
正解ポイント③:信頼できる不動産屋から物件を借りるべき
気になる物件が見つかったら、信頼できる不動産屋を探して、物件を借りるべきです。信頼できるか分からない不動産屋から物件を借りると、以下のような失敗をするリスクが上がってしまいます。

- 契約時に不要なオプションを付けられ、初期費用が予算オーバーした
- 契約後の対応が悪く、鍵の受け渡しなど、必要な質問に答えてもらえない
信頼できる不動産屋から物件を借りれば、このような失敗はありません。

- 不要なオプションを無理に勧められることはなく、初期費用が想定よりコストカットできた
- 契約前後の対応がスピーディーで、計画通りに入居できた
信頼できる不動産屋から物件が借りられれば、余計な出費をする心配はありません。対応も迅速なので、引っ越しや入居の手続きがスムーズに進むでしょう。
ここからは6つの各ステップごとに、手順の解説をしていきます。
部屋探しが初めての場合、「不動産屋によって、持っている物件が違う」「不動産屋が直接関係している物件しか紹介されない」と思っていませんか?
でもそれはよくある勘違いです。実際には、どこの不動産屋でも、自社管理物件だけでなく、他者管理の物件の紹介が可能です。
多くの不動産屋は「REINS」という、共通のシステムを使って、物件を紹介しています。

同じシステムを使っているのだから、探す条件が同じなら、ヒットする物件も同じ。つまりどの不動産屋に行っても、紹介される物件は変わりません。
だからこそ部屋探しを、不動産屋探しから始めるのには、あまり意味がないのです。
【STEP1】家賃と初期費用の上限を決める
まずは家賃と初期費用の上限を決めましょう。用意できる金額によって、どのエリアに住めるかや、部屋の条件が決まります。
予算を把握しておくことで、借りられる部屋が絞り込めるので、部屋探しがスムーズになりますよ。
参考までに、家賃の目安は、収入手取りの3分の1以下が妥当だといわれています。3分の1を超えると、食費や光熱費といった、家賃以外に必要なお金が足りなくなり、生活が立ち行かなくなる危険があるからです。
仮に月給が20万円だとすると、手取りは約16万円。その3分の1以下の5万3,000円以下が、妥当な家賃額だと考えましょう。
なお、多くの賃貸物件で、家賃とは別に管理費や共益費といった費用が発生します。これらの費用を足した額を、家賃の目安として考えましょう。
以下の表で、ご自身の月給、手取り額と家賃の目安を確認してみてくださいね。
月給と妥当な家賃の早見表 | ||
---|---|---|
月給(額面) | 手取り額 | 家賃の目安 |
18万円 | 約14万4,000円 | 約4万8,000円 以下 |
20万円 | 約16万円 | 約5万3,000円 以下 |
22万円 | 約17万6,000円 | 約5万9,000円 以下 |
24万円 | 約19万2,000円 | 約6万4,000円 以下 |
26万円 | 約20万8,000円 | 約6万9,000円 以下 |
28万円 | 約22万4,000円 | 約7万5,000円 以下 |
30万円 | 約24万円 | 約8万円以下 |
34万円 | 約27万2,000円 | 約9万円以下 |
38万円 | 約30万4,000円 | 約10万1,000円 以下 |
42万円 | 約33万6,000円 | 約11万2,000円 以下 |
46万円 | 約36万8,000円 | 約12万3,000円 以下 |
50万円 | 約40万円 | 約13万3,000円 以下 |
初期費用は、賃貸物件の契約時に必要となります。ほとんどのケースで、家賃4~6ヶ月分ほどがかかるようです。契約の段階でいくら用意できそうか、併せて確認しておきましょう。
家賃と初期費用の早見表 | ||
---|---|---|
家賃 | 初期費用の目安 | |
4万円 | 16~25万円前後 | |
5万円 | 20~30万円前後 | |
6万円 | 24~38万円前後 | |
7万円 | 28~45万円前後 | |
8万円 | 32~50万円前後 | |
9万円 | 36~56万円前後 | |
10万円 | 40~62万円前後 | |
11万円 | 44~68万円前後 | |
12万円 | 48~74万円前後 | |
13万円 | 52~80万円前後 |
なお、初期費用の内訳については、一般的に、以下のような項目が挙げられます。
一般的な初期費用の内訳 | |||
---|---|---|---|
項目名 | 費用の目安 | 概要 | |
敷金(保証金) | 家賃1ヶ月分 | 賃料未払いや、退去後の現状復帰 のための保証金 | |
礼金 | 家賃1ヶ月分 | 大家さんへの謝礼金(返金されない) | |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分 | 不動産会社への手数料 | |
前 家賃 | 家賃1ヶ月分 (日割りの場合も) | 契約月の翌月分まで 家賃を支払うのが一般的 ※契約が月途中だと、 日割りになる場合もある | |
火災保険料 | 1万円~ 3万円程度 | 火災や水漏れなどのトラブルを 補償する保険金 | |
鍵 交換 | 約20,000 ~50,000万円 | 鍵を交換するための費用 |
上の表で挙げた初期費用とは別に、以下のように、任意で必要となる費用もあります。
任意で必要となる初期費用の内訳 | |||
---|---|---|---|
項目名 | 費用の目安 | 必要となるケース | |
保証会社 | 家賃0.5~ 1ヶ月分 | 連帯保証人ではなく 保証会社を利用する場合 | |
消毒・除菌・ 消臭など | 2万円前後 | 入居前に消毒・除菌・消臭を してほしい場合 | |
入居者 サポート | 1~2万円 (2年間) | 水回りや鍵のトラブルの サポートが欲しい場合 |
不動産屋に初期費用を提示されたら、何が必要で、何が不要か、よく考えてから契約に進みましょう。
消毒・除菌・消臭や、入居者サポートといったオプションは、不要な場合には断ることもできます。
【STEP2】住みたいエリアを3つ以下に絞り込む
次に、住みたいエリアを絞り込みます。すでに特定のエリアを決めている場合には、「4.【STEP3】物件の絶対に譲れない条件を決めておく」に進みましょう。
住みたいエリアは、3つの候補まで絞り込み、優先順位を付けるのがおすすめです。
「絶対にこのエリアに住む」という希望がない限り、この段階で1つに絞り込むのは早すぎます。なぜなら、エリアによって、家賃の相場や物件の傾向が異なるからです。
エリアを1つに限定すると、ご自身の希望する家賃額や物件の条件と、折り合いが付かない可能性が上がります。
住みたいエリアは、ご自身が物件に求める条件の、優先順位をヒントに決めましょう。
以下に住みたいエリアを決めるための、物件の条件リストを挙げるので、参考にしてくださいね。
住みたいエリアを決めるための条件リスト | ||
---|---|---|
条件 | 概要・注意点 | |
家賃の相場 | 家賃相場はエリアによって異なるため、事前にチェックが必要 | |
通学・通勤時間 | 通学時間の目安は20分以内、通勤時間は30分以内 | |
エリア(街)全体の雰囲気 | エリア(街)全体の印象やイメージを重視するかどうか | |
災害リスクの低さ | 災害リスクはハザードマップで事前にチェックできる |
「平成30年住宅・土地統計調査」政府統計の総合窓口(e-stat)
リストに挙げた条件を参考に、ご自身が住むところに対して、何を求めているのか、何を大切にしたいのかを、考えてみましょう。
【STEP3】物件の絶対に譲れない条件を決める
住みたいエリアが絞り込めたら、次に物件の条件を決めます。
注意しておきたいのは、新築や最新設備など「あれもこれも」と欲張り過ぎないことです。
条件を増やすほど、エリアや家賃との折り合いが付きにくくなってしまいます。
「これだけは譲れない」と思う条件や、許容範囲を確認しておきましょう。
そうすれば、エリアや家賃とバランスの取れた、妥当な物件が選べるはずです。
以下の表は、決めておくべき条件のリストです。
リストを参考に、自分は物件に何を求めているのか、どんな部屋に住みたいのかを考えてみましょう。
住みたい物件を決めるための条件リスト | ||
---|---|---|
条件 | 目安(※注意点) | |
最寄り駅(バス停)までの距離 | 5分以内、10分以内、15分以内…何分までが許容範囲か ※最寄り駅やバス停までの徒歩分数が短いほど、家賃が高くなる | |
周辺環境の利便性 | スーパーやコンビニ、病院や郵便局などが近くにあるか | |
周辺環境の治安 | パチンコ店や風俗店、ラブホテルなどが近くにないか | |
築年数 | 築何年までが許容範囲か ※設備が充実していて、キレイな状態の部屋ほど、家賃が高くなる | |
間取り(面積) | ・1人暮らしの場合、1ルームや1K、1DK ・2人暮らしなら、1LDKや2K、2DK、2LDK ・ファミリーなら2LDK、3K以上 | |
日当たり | ・窓の数や大きさ ・方角が北向きではないか ・周りに高い建物がないか | |
バス・トイレの設備・機能 | ・バス・トイレ別 ・追い焚き機能付き ・独立洗面台付き | |
キッチンの設備・機能 | ・システムキッチン ・カウンターキッチン ・コンロ2口以上 | |
収納スペース | ・収納の数や広さ ・ウォークインクローゼット | |
セキュリティ | ・女性専用 ・オートロック ・2階以上 | |
駐輪場・駐車場の有無 | 自転車やバイク、自家用車を使う場合 ※賃料も要チェック |
【STEP4】不動産ポータルサイトで物件を調べる
住みたいエリアと譲れない条件が決まったら、インターネット上の不動産ポータルサイトを使って、物件を調べましょう。
不動産屋に行く前に下調べをしておくことで、「騙されるかも」という心配を減らせます。前もってエリアや物件の知識を付けておくことで、自信を持って部屋探しに取り組めるでしょう。
なお、ポータルサイトではエリアごとに物件の検索をします。
「3.【STEP2】住みたいエリアを3つ以下に絞り込む」で決めた特定のエリアだけでなく、その周辺エリアまで範囲を広げて検索すると、いい物件が見つかりやすくなりますよ。
物件を調べるのにおすすめのポータルサイトは、以下の3つです。この3つのサイトを使い分ければ、ほぼ確実にいい物件が見つかりますよ。
どのサイトが自分に向いているか、①から順にチェックしてみてくださいね。
ここからは、各サイトを1つずつ紹介していきます。
①SUUMO:掲載物件数No.1

最初に紹介するのは、リクルートが運営する「SUUMO」です。
SUUMOの魅力は、知名度の高さです。誰もが一度は、CMなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。「掲載物件No.1」という実績からも、初めて物件を探すなら、SUUMOを使えば間違いありません。
使い方を簡単に説明します。まずは上のトップページの日本地図から、住みたいエリアを選択します。
次に下の画面から、左側の「賃貸物件」というボタンを選択しましょう。

さらに沿線(最寄り駅)か、エリアを絞り込みます。

必須ではありませんが、ページ下で条件を絞り込むと、希望に近い物件が表示されやすくなります。
この際、たくさんの条件を指定しすぎると、該当する物件が少なくなってしまいます。「4.【STEP3】物件の絶対に譲れない条件を決めておく」で考えた、譲れない条件だけに絞って設定しましょう。

右下の「検索する」を選択すると、以下のように検索結果が表示されます。

\ 掲載物件数No.1/
②アットホーム:掲載不動産店舗数No.1

次に紹介するのは、「アットホーム」です。
アットホームの魅力は、掲載不動産の店舗数が全国No.1という点です。不動産屋とのつながりが強いため、中小規模の不動産屋が扱う物件など、他には掲載されていない物件が見つかることもあります。
特に地方や田舎の物件を探している方には、おすすめです。

\ 掲載不動産店舗数No.1 /
③ニフティ不動産:各種不動産サイトの一括検索ができる

最後に紹介するのは「ニフティ不動産」です。
ニフティ不動産は、ここまで紹介してきた、「SUUMO」や「アットホーム」のほか、「LIFULL HOME’S」や「いい部屋ネット」といった、大手不動産サイトを、まとめて検索できるサイトです。

掲載物件数の多さは断トツですが、情報が多い分、使いこなすのは一般的なポータルサイトよりも難しいというデメリットもあります。
そこで、単独の不動産ポータルサイトに使い慣れ、もっと多くの情報を見たいと思ったタイミングでの活用をおすすめします。
\各種不動産サイトの一括検索ができる!/
【STEP5】気になる物件を扱っている不動産屋に内見依頼をする
「【STEP4】不動産ポータルサイトで物件を調べてみる」で、気になる物件を見つけたら、その物件を扱っている不動産屋に、内見依頼をしましょう。
Suumoを例に、不動産ポータルサイトで検索した後の、内見依頼に関する解説をします。
Suumoでは、気になる物件のトップ画面からも、物件に問い合わせができます。

ページ下部に進むと、物件を取り扱う不動産屋のくわしい情報もあるため、どこにある、どんな不動産屋なのかを確認してから、問い合わせフォームから見学依頼をするのがおすすめです。
物件によっては、以下のように、取り扱い店舗が複数ある場合もあります。

画面右の「他の取り扱い店舗を見る」を選択すると、以下の画面が表示されます。
赤枠で囲んだ内容を見ると分かるように、不動産屋によって、掲載情報が異なります。

このように、気になる物件を扱っている不動産屋が複数の場合には、より自分に合った不動産屋を選んで、問い合わせましょう。

「店舗詳細を見る」から、各不動産屋の情報が見られます。

不動産屋の選び方のポイントは、以下の通りです。どの不動産屋なら、良い対応をしてくれそうか、イメージしながら選びましょう。
問い合わせ先の不動産屋を選ぶチェックポイント | ||
---|---|---|
ポイント | 概要・注意点 | |
住所 | ・駅から近いかどうか ・駐車場があるかどうか | |
定休日・営業時間 | ・ご自身の仕事や、生活スタイルに合っているか ・柔軟に対応してくれそうか | |
外観 | ・入りやすい雰囲気か | |
内観・スタッフ | ・話しやすそうな雰囲気か ・女性スタッフはいるか | |
サービス内容 | ・オンライン内見 ・LINE対応 ・現地待ち合わせ |
不動産屋を選ぶポイントは、定休日や営業時間、店の立地や外観、サービス内容が重要です。
また、女性スタッフがいる、話しやすい雰囲気のお店ですと、安心感があります。
どのポイントも、部屋を探す人への思いやりが感じられます。
他にも、駅から近く、1階に店舗があることや、店前や店内が清潔で整っていることもポイントです。
気になる物件は見つかったけれど、どの不動産屋に問い合わせをすればいいのか分からない…でも絶対に変な不動産屋には当たりたくない!
そんなときには、最終手段として「電話での問い合わせ」をおすすめします。
インターネット上の情報で分かることは、ほんの一部。電話で実際に店員と話してみると、対応から雰囲気が分かります。
電話をかけてみて、対応が良ければ、空き室確認や、内見依頼をしましょう。
電話対応が悪く「こことは契約したくない」と思ったら、簡単な質問(今日は何時まで開いてますか?など)で済ませて、個人情報は伝えずに切ってしまってもOKです。
【STEP6】信頼できる不動産屋の担当者から部屋を借りる
同じ物件を扱っている不動産屋が複数ある場合、最も信頼できる不動産屋を選んで契約したいですよね。
そのために「6.【STEP5】気になる物件を扱っている不動産屋に内見依頼をする」では、内見する物件ごとに、依頼する不動産屋を変えましょう。
複数の不動産屋の対応を見ることで、どこの不動産屋と契約すべきか、自然と分かります。
信頼できる担当者には、共通点があります。その共通点さえ見極められれば、満足いく契約が結べるはずです。以下のチェックリストを参考に、担当者が信頼できるかどうかを確認しましょう。
- 身なりが清潔で整っている
- 口調や言葉遣いが、穏やかで丁寧
- こちらの話や希望を、しっかり時間をかけて聞いてくれる
- どんな質問をしても、まっすぐ正直に答えてくれる
- たくさん質問をしても、嫌な顔をしない
- 他の不動産会社の悪口を言わない
- 不動産屋側のデメリットとなりそうな回答も、ためらわずに伝えてくれる
- 依頼者のペースに合わせて進めてくれる(契約をせかさない)
- 連絡が途絶えない(電話やメールを数時間以内に返してくれる)
特に重要なポイントが、「不動産屋側のデメリットとなりそうな回答も、ためらわずに伝えてくれる」かどうかです。
物件のネガティブなポイントについて質問や意見を伝えると、本当に信頼できるのか確かめられます。例えば以下のような質問が考えられます。
- 例1:収納が少ないようですが、どんな感じでしょうか。
- 例2:近くにスーパーがないから、不便そうですよね?
- 例3:川が近いから、大雨の災害の可能性がありませんか?
これらはどれも、物件情報から分かる事実です。「収納が少ない」のも「スーパーがない」のも「川が近い」のも、本当のことです。
それなのに、「そんなことはない」と、事実を否定したり、「意外と大丈夫」とごまかしたりする不動産屋は信頼できません。
信頼できるのは、事実を認めて不安に寄り添い、自身の意見や新たな情報、アドバイスなどを包み隠さず伝えてくれる不動産屋です。例えば以下のような回答をしてくれれば、信頼できると判断がつきます。
▼信頼できる不動産屋の回答
- 例1:収納が少ないようですが、どんな感じでしょうか。
⇒ 「収納が少ないので、荷物が多い場合にはおすすめできません。」
(物件のデメリットを認め、場合によってはおすすめできないと正直に伝えてくれる。) - 例2:近くにスーパーがないから、不便そうですよね?
⇒ 「そうなんですよ。でも生鮮食品も扱うドラッグストアなら、徒歩5分のところにありますよ。」
(物件のデメリットを認めたうえで、カバーできそうな情報を教えてくれる。) - 例3:川が近いから、大雨の災害の可能性がありませんか?
⇒ 「確かに川は近いですが、水量が少なくて、実際、過去に氾濫したことはないという話です。」(物件のデメリットを認めたうえで、参考になる情報を教えてくれる。)
紹介を受けたり、内見したりした物件がどんなに良かったとしても、信頼できない不動産屋の担当者から借りてはいけません。
心から「この人と契約したい!」と思える、信頼の置ける担当者とだけ、契約を結びましょう。
【急いで部屋を借りたい人必見!】物件の「元付け業者」を見つけて、内見~契約をスムーズに進めよう
急いで部屋を借りたいなら、物件の「元付け業者」を見つけましょう。元付け業者であれば、内見から契約までを、スムーズに進められます。
物件の大家やオーナーから、物件の募集や管理といった関連業務を、直接任されている不動産会社。
これに対して、「6.【STEP5】気になる物件を扱っている不動産屋に内見依頼をする」で紹介した、「物件の取り扱い業者」は、不動産業界では「客付け業者」と呼ばれます。
物件の借主を見つけ、元付け業者に紹介する不動産会社。
元付け業者と客付け業者の関係は、以下のような図で表せます。

図解からも分かるように、借主が部屋の賃貸契約を交わすのは、仲介業者(客付け業者)であることがよくあります。
もちろん元付け業者も、自ら借主を探している場合がほとんどです。しかし客付け業者が多いことから、元付け業者に当たる確率が低くなってしまうのです。
契約した不動産屋が客付け業者の場合、付き合いは契約まで。契約後、実際にその物件に住み始めてからは、大家やオーナー、委託先の管理会社などとやり取りをすることになります。
物件の「元付け業者」と内見や契約を進めると、間に他の不動産屋をはさむことがありません。その分、内見や契約のやり取りが手っ取り早く進められるのです。
さらに、早めに元付け業者とつながると、以下のようなメリットもあります。
- 物件や周辺環境について、よく知っている
⇒物件の良し悪しや、暮らしやすさなどを教えてもらえる - 大家やオーナーとの関係が近い
⇒大家やオーナーの人となりが分かり、融通が利きやすい - 物件の管理まで行っている会社も多い
⇒契約後、物件に住み始めてからも、関係が続く
しかし特定の物件を扱っている不動産屋が複数ある場合、その中から元付け業者を探さなければなりません。そんなときに有用なのが、「不動産ジャパン」です。

「不動産ジャパン」は、公益財団法人不動産流通推進センターが管理・運営する、総合不動産情報サイトです。行政に認められた機関のサイトなので、安心して使えます。
「不動産ジャパン」で元付け業者を調べる方法を、簡単に説明します。
まずはトップ画面中ほどにある、「借りる」枠の中から、借りたい物件の種類を選びます。

次に、物件を借りたいエリアを選択します。

さらに住みたいエリアを絞り込んで、条件も入力したら、「検索」を選びます。

以下のように結果画面が表示されます。

気になる物件を選ぶと、以下のような詳細画面が表示されます。

画面下にスクロールすると、「情報提供会社」として、元付け業者が掲載されています。

まとめ
効率的に、優良な不動産屋を選びたいなら、物件探しから始めましょう。
この記事では、物件探しから不動産屋選びをする手順を、以下6つのステップに分けて紹介しました。

この手順通りに進めれば、間違いのない不動産屋を選び、ご自身にぴったりの、素敵な部屋を借りることができるでしょう。
もしも、急いで部屋を借りたいなら、内見前から、物件の「元付け業者」を見つけるのがおすすめです。
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