スマホ一台で完結できる投資サービスとして知られている不動産クラウドファンディングは、誰でも簡単に始めることができて、投資金額も1万円から運用できます。
運用期間中の物件の管理は運営会社がおこなうため、出資者に手間と費用がかからないのもメリットです。
裕福な階層のほうが得になるニーサやイデコにおいて、利回りが2%~4%ですが、不動産クラウドファンディングでは、それよりも、上回る利回りとなる3%~10%くらいが想定できます。
また、運用期間もさまざまで、3カ月~12カ月程度から数年~10年程度に及ぶものまであります。
このような時代において、下記のような思いになる方は、世間にとても多いです。
- 様々な投資商品が増えたけれども利回りが低い。
- 老後の安全な生活、教育の費用、裕福な生活に向けて、資産をもっと増やしたい。
- 投資に費やしている時間がない。
現代社会において、このようなニーズがとても増えてきていますが、不動産クラウドファンディングは、比較的にこれらのニーズに適合してます。
別に「投資に失敗したから、もう投資に取り組むことは、断念した」とお考えの方も多いです。
不動産クラウドファンディングでは、元本保証がないことから、失敗しないために必要な投資の知識を知ることが肝要です。
ここでは、不動産クラウドファンディングのおすすめ20社のご紹介に交えて、「不動産クラウドファンディングに失敗しない方法」を解説します。
運営サイト名 | 案件数 | 最低投資金額 | 利回り | 運用期間 |
---|---|---|---|---|
CREAL | 23 | 1万円 | 4.0%~5.5% | 12カ月~24カ月 |
TSON FUNDING | 35 | 10万円 | 6.0% | 6カ月~1年 |
利回りくん | 33 | 1万円 | 2.0%~5.5% | 6カ月~3年 |
COZUCHI | 20 | 1万円 | 8.0% | 2カ月~10年 |
大家どっとこむ | 17 | 1万円 | 4.0%~7.0% | 6カ月~12カ月 |
FANTAS funding | 24 | 1万円 | 3.5%~7.0% | 2カ月~6カ月 |
Rimple | 18 | 1万円 | 5.0% | 6カ月 |
プレファン | 13 | 1万円 | 4.2%~5.08% | 6カ月 |
ちょこっと不動産 | 8 | 1万円 | 4.0~7.0% | 4カ月~12カ月 |
みんなの年金 | 21 | 10万円 | 8.0% | 12カ月 |
TECROWD | 12 | 10万円 | 9.0% | 4カ月~24カ月 |
GALA FUNDING | 7 | 1万円 | 3.83% | 6カ月 |
信長ファンディング | 6 | 10万円 | 5.0~10.0% | 8カ月~12カ月 |
TOMOTAQU | 28 | 10万円 | 6.61% | 4カ月~12か月 |
KORYO Funding | 6 | 10万円 | 4.53% | 9カ月~12カ月 |
LEVECHY | 4 | 1万円 | 7.91% | 12カ月 |
ジョイントα | 3 | 10万円 | 3.6%~5.0% | 6カ月~12カ月 |
利回り不動産 | 13 | 1万円 | 5.0%~7.8% | 6カ月~22カ月 |
えんfunding | 11 | 1万円 | 3.1%~9.0% | 6カ月~8カ月 |
わかちあいファンド | 17 | 10万円 | 5.6% | 12カ月~36カ月 |

不動産クラウドファンディング会社には、現在までの間に「元本割れをしたことがない」というところも多くあります。
不動産クラウドファンディングでは、リスクヘッジをよく理解することでより安全な投資が望めることが大切なポイントです。
不動産クラウドファンディングは、2017年の不特法改正でスタートした新しい業界です。
それでも、銀行の普通預貯金の金利が0.001~0.20%となっているのに比べて、予想利回りで、年率2~10%となる不動産クラウドファンディングには、投資先としての期待が大きくなっています。
日本不動産クラウドファンディング協会、設立総会を開催
日本不動産クラウドファンディング協会(東京都渋谷区)は11月29日、設立総会を開催した。当日は、同協会の活動を支援する関係省庁から6人が参加した。
同協会は、不動産クラウドファンディング(以下、クラファン)事業を展開するLAETOLI(ラエトリ:東京都港区)の武藤弥社長と、シーラテクノロジーズ(東京都渋谷区)の杉本宏之会長が共同代表を務める。また、クラファン事業者のアセットリード(東京都新宿区)やグローベルス(東京都品川区)など、9社が幹事会社として参画する。
武藤社長は、総会の代表あいさつの中で「クラファンは個人投資家から資金を集めて運用する、責任の重い事業だ。自浄作用を持つ組織が必要と考え、設立に至った」と、協会設立の趣旨を説明。クラファン事業者間による自主規制ルールの策定などを行う方針を示した。
総会には、国土交通省など関係省庁の担当者6人が登壇し、設立に対する祝いの言葉を述べた。また、基調講演は一橋大学大学院の清水千弘教授が行った。
引用元:全国賃貸住宅新聞
不動産クラウドファンディング業界では、今後においても市場の拡大と個人投資家の資金の流入が見込まれており、健全な業界として勇躍するように取り組んでいます。
少額からでも投資できる不動産クラウドファンディングについて、おすすめしている馬渕磨理子さんの動画があります。
不動産クラウドファンディング会社のCREALを事例に不動産クラウドファンディングの良さについて馬渕磨理子流で解説しているとても有意義な動画です。
それでは、具体的に不動産クラウドファンディングについて、言葉の意味や仕組みについてご紹介していきます。
不動産クラウドファンディングとは?
不動産クラウドファンディングは、クラウドファンディングの一つである投資型クラウドファンディングに類型されるサービスです。
ソーシャルレンディングとは、投資型として同じカテゴリーに位置づけられます。
不動産クラウドファンディングとは、クラウドファンディング会社が事業主体となって、ファンド(不動産投資案件)を一般の投資家から電子取引によって募集するものです。
不動産クラウドファンディング会社は、自らのファンド事業の運営によって作りあげた収益を配当や売却益として、出資割合に応じて投資家に分配します。
不動産クラウドファンディングには、匿名組合型や任意組合型、賃借型があります。
賃借型は、現在の不動産クラウドファンディングにおいて、あまり見ることができないタイプです。
2017年の不特法改正でスタートした不動産クラウドファンディングは、業界的に、資産運用の投資先として発展段階です。
この章では、下記の内容で具体的にご紹介します。
- 不動産クラウドファンディングの仕組み
- 不動産クラウドファンディングの流れ
- 不動産クラウドファンディングの手数料
- 不動産クラウドファンディングの利回りと収益
- 不動産クラウドファンディングの税金
- 不動産クラウドファンディングの確定申告
これらは、不動産クラウドファンディングで失敗しないためには、投資技術の基本として、大切な項目です。
不動産クラウドファンディングの仕組み

不動産クラウドファンディング会社が組成したファンドは、電子取引によって一般投資家などが購入するシステムです。
投資家は、事業の組合員として、事業主体である不動産クラウドファンディング会社に運用を委託します。
事業期間の終了後には、事業収益と投資資金について、出資割合に応じた分配金と出資した元本を一般投資家に送金する方式です。
不動産特定共同事業法(不特法)に基づいている不動産クラウドファンディングでは、不動産ファンドとして扱われている事業に、地域開発プロジェクトや、国内外における賃貸マンション経営などが多様にあります。
不動産クラウドファンディングにおけるファンドは、大きく分けて、匿名組合型と任意組合型の2種類です。
匿名組合型の特徴は、一口1万円から投資可能な不動産クラウドファンディングが多くなっており、2カ月から2年くらいの範囲となる比較的に短期的な期間でのファンドが多いです。
さらに優先劣後方式が付いていることが多いので比較的に安全性も高めで、損益が投資元本の範囲となる有限責任となります。
優先出資者である「投資家」と劣後出資者である「事業者」の出資金を分けて扱い、運用において損失が発生した場合には、先に劣後出資者である「事業者」の出資金から損失が補填されること。
損失の額が大きくなれば事業者の出資金だけでは補填できず、投資家にも損失が発生する場合もある。
任意組合型の特徴は、一口10万円から100万円くらいの投資金額の価格帯で中長期運用型が多いです。
任意組合型は、優先劣後方式がないことが一般的であり、投資元本の範囲外にまで損益が出ることまでありうる無限責任となり、リスクヘッジに配慮しなくてはいけません。
ファンドが無限責任の時には、火災保険などに事業の対象物件が入っているかについて確認することが重要です。
不動産クラウドファンディング会社が倒産した場合において、第3号、第4号事業者による特例事業のほうがSPC(特別目的会社)の設定によって、投資家の投資資産は、倒産から隔離されて、SPC(特別目的会社)で保全されます。
不動産クラウドファンディングの流れ

登録審査に受かった後に、投資家は、登録した不動産クラウドファンディング会社の募集するファンドに応募します。
不動産クラウドファンディングは、基本的にすべてが電子取引です。
応募方法に、抽選方式と先着方式があり、先着方式の場合には、応募開始直後に応募者が殺到することもあります。
応募したファンドの購入が確定すると不動産クラウドファンディング会社から契約成立時の書面と入金の案内メールが届きます。
投資家は、入金が済んで契約が成立したところで、ファンドの運用開始です。
ファンドの運用において、一般投資家は、基本的にかかわる必要がありません。
ファンドは、当該の事業が悪化したり、不動産市場の悪化傾向などで、早期償還になる可能性もあります。
投資家は、不特法により義務付けられている財務管理報告書が不動産クラウドファンディング会社から届いたら、内容の確認が必要です。
成功裡に事業期間が過ぎると成果となる収益は、出資割合に応じて、分配金として、元本とともに投資家の口座に送金されます。
効率的な投資活動にするために運用期間が終了する前には、次に購入するファンドの選定を始めることがポイントです。
不動産クラウドファンディングの手数料

不動産クラウドファンディングにおける手数料には、「口座開設手数料」から「口座管理手数料・口座維持手数料」、「入金手数料」、「出金手数料」、「出資手数料・(ファンドの)購入手数料」、「クーリングオフの手数料」などがあります。
「口座開設手数料」と「口座管理手数料・口座維持手数料」に関しては、無料のところが多くなっています。
「入金手数料」、「出金手数料」については、個人の一般口座から、不動産クラウドファンディング会社における一般投資家専用の私的投資口座への入出金にかかる費用です。
出資時に登録などにかかる費用として、「出資手数料・(ファンドの)購入手数料」がある場合や、「売却手数料」などがある場合もあります。
半数以上の不動産クラウドファンディング会社は、専用口座からの「出金手数料」だけを必要としている方式となっています。
不動産クラウドファンディング業界では、年率で2~4%くらいの割合で「運用手数料」が設定されているソーシャルレンデイング会社が多数あるのに対して、「運用手数料」の設定がない企業が多いところが魅力です。
不動産クラウドファンディングの利回りと収益
ファンドの利回りにおける1年後の利益 | ||||
---|---|---|---|---|
想定利回り(年率) | 5万円投資の場合 | 10万円投資の場合 | 50万円投資の場合 | 100万円投資の場合 |
3% | 1,500円 | 3,000円 | 15,000円 | 30,000円 |
5% | 2,500円 | 5,000円 | 25,000円 | 50,000円 |
6% | 3,000円 | 6,000円 | 30,000円 | 60,000円 |
7% | 3,500円 | 7,000円 | 35,000円 | 70,000円 |
8% | 3,000円 | 8,000円 | 40,000円 | 80,000円 |
10% | 5,000円 | 10,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
15% | 7,500円 | 15,000円 | 75,000円 | 150,000円 |
投資に取り組み始める時には、何らかの収入の必要性があり、理想の将来像を実現する現実的で健全な投資計画が重要です。
ある程度の資産の増殖のためには、複利的な資産の増やし方を強めるために、50万円から100万円の投資金額での運用が必要になります。
想定利回りは、「1年間の予定配当金額÷投資金額」が計算式であり、上の表から収益性をイメージしておくことも大切です。
別の投資との比較では、預貯金や、ワンルームマンション投資・REITなどに比べて、4%から5%の想定利回りの安定的なファンドから不動産クラウドファンディングが、かなり有利です。
不動産クラウドファンディングでは、ファンドの選定力が向上すれば、想定利回りの良いファンドに簡単に出会える点でも、別種類の投資よりも有利になっています。
不動産クラウドファンディングの想定利回りは、年率であることから運用期間で換算してみることも大切です。
同時に3カ月から6カ月くらいの短い運用期間で投資するならば、次のファンド購入までの期間があかないように次の案件を早めに用意することも重要です。
不動産クラウドファンディングの税金
課税の種類 | 匿名組合型 |
---|---|
所得税 | ・不特法により、不動産クラウドファンディング会社による源泉徴収が義務付け ・源泉徴収の税率は、20.42%(所得税20%+復興特別所得税0.42%) |
不動産取得税 | ・事業者にのみ課税 |
登録免許税 | ・事業者が負担 |
消費税 | ・出資に対する分配金のために課税対象などにならない |
譲渡所得 | ・運用期間内でのファンドにおける持ち分の譲渡の場合のみに適用 ・所有して5年未満の短期譲渡・所有して5年以上の長期譲渡のどちらかで適用 |
事業税 | ・原則的になし ・地方税のために各地方行政体の規定による |
税金に関しては、制度の違いから、大きく分けて2つのタイプがあり、匿名組合型と任意組合型があります。
任意組合型では、金銭出資方式が多くなっています。
匿名組合型の場合には、不特法による義務付けで、配当や売却益などの収益に対して、所得税として20.42%の源泉徴収が不動産クラウドファンディング会社により行われることが規定です。
一方で任意組合型では、不動産クラウドファンディング会社に源泉徴収の義務がありません。
以下に匿名組合型のファンドにおける事例をご紹介します。
- 分配金は、6万円ですが、源泉徴収が行われて4万7,748円に
- Aさんの年収から所得税の適用税率は、10%なので確定申告により還付金の支給あり
任意組合型(金銭出資方式)の税金に関しては、不動産の所有権があることなどから、所得税・不動産取得税・登録免許税・消費税・譲渡所得・事業税などが該当する項目です。
不動産取得税は、出資比率に応じて、負担します。
登録免許税では、契約のなかで所有権の移転登記が必要な場合において、出資割合に応じて、納税が必要です。
譲渡所得としては、所有期間が当該年の1月1日時点で、5年間以上の場合に適用される長期譲渡所得の税率20.315%か、短期譲渡所得として税率39.63%が適用されます。
事業税に関しては、確定申告から個人による事業と認定された場合に年間の所得が290万円以上から、納税が必要です。
組合で登記している場合や、組合員が個人で登記している場合などによって、登録免許税の有無などの契約の内容の違いが出ることにより、課税対象が多少において変わってきますのでご注意ください。
不動産クラウドファンディングの確定申告

匿名組合型 | 任意組合型 |
---|---|
・所得税は源泉徴収済み(還付金の可能性あり) ・合計20万円以上の収益がある場合に確定申告が必要 ・土地の権利はない ・譲渡の場合には、譲渡所得として地位の譲渡が適用 ・損益通算はできない | ・所得税は源泉徴収していない ・確定申告が必要 ・土地の権利あり(1) ・(1)より、所得税・不動産取得税・登録免許税・消費税・譲渡所得・事業税がある可能性あり ・損益通算はできない |
不動産クラウドファンディングでは、匿名組合型と任意組合型の2種類があることから、課税についても大きく変わります。
相違点で大きいところは、任意組合型のほうにだけ、土地の所有権がつくところにあります。
2つの組合型の共通することは、FXなどの別の投資収益も含めて、合計で20万円以上の収益がある場合に確定申告が必要になるという点です。
もう一つの共通な点は、不動産クラウドファンディングの場合には、損益通算が全てできないことです。
匿名組合型の場合には、年間の収入で区分けされた所得税率の適用税率で再計算しますが、この税率に対して2.1%の復興特別所得税を追加した金額が適正な所得税額になります。
例えば、所得税の税率区分で10%となる年収3,299,000円までの方にとっては、確定申告によって、還付金が得られます(図解をご参照ください)。
この時に注意することは、正確な税額の算出となる源泉徴収前の金額によって計算することが必要です。
匿名組合型の場合には、課税対象が所得税だけとなるのでとても楽です。
確定申告上においては、匿名組合型が雑所得に該当しますが、任意組合型の場合に不動産所得となります。
任意組合型の場合には、税金のところでご紹介したように所得税・不動産取得税・登録免許税・消費税・譲渡所得・事業税が該当する項目です。
任意組合型では、所得税の源泉徴収がなされていない点にも留意が必要です。
不動産クラウドファンディングは儲からない?デメリットを解説
不動産クラウドファンディングには、様々なデメリットがありますが、この前提をよく理解したうえで投資することが収益を大きくするためにとても大切です。
デメリットにおいて大切なことは、次の3項目であり、それぞれに対してリスクヘッジが必要です。
- 元本割れのリスクがある
- 途中で投資を辞められないことが多い
- ローリスク・ローリターン
このことについて、以下で詳しくご紹介いたします。
元本割れのリスクがある
不動産クラウドファンディングでは、出資法の規定によって元本保証がないという点をデメリットとして覚えておかなくてはいけません。
元本とは、最初にファンドの購入資金として投資した時の資金のことを意味します。
ファンドの事業業績が良くない場合には、資金が一定のところまで減少してしまった段階で投資家に元本全額を返せなくなってしまうケースがあります。
配当遅延などの現象も、事業業績が良くない場合におこることが一般的です。
リスクヘッジとしては、事業の運営状況が悪い場合に「早期に投資を停止する措置」の付いているファンドを選択することがあります。
これは、早期償還と呼ばれるもので、事業の状態が悪い場合に早めに資金を引き揚げてしまうものがファンドとして優良です。
別には、不動産クラウドファンディング会社に、COZUCHIなどのような今まで元本割れを出していないところも多くあることから、ファンドの取引先をよく考えて選定することも、重要なポイントです。
途中で投資を辞められないことが多い
不動産クラウドファンディングでは、途中で解約ができないことが一般的です。
一般的には、運用機関の範囲において、投資した資金が返ってきません。
この点は、不動産クラウドファンディングのデメリットとしてしかりと覚えておくことが必要です。
しかし、最近の動きにおいては、このデメリットについて、改善する動きがあります。
COZUCHIでは、任意組合型の商品において、リセールファンドという方式で購入希望者の募集によって、半年に一度だけ売却希望者と購入希望者をマッチングしてくれます。
ただし、必ずに売却できるかどうかについては、購入者側の需要が少ない時に保証がありません。
COZUCHIでは、今後にこの企画の拡大などによって不動産クラウドファンディングのデメリット払しょくを検討しています。
COZUCHI、大家ドットコムでは、途中解約で換金することが可能です。
COZUCHIにおいては、買取希望者が多数になった場合に留保となる場合もありますので、ファンドに問題を感じた場合に早めの解約が必要です。
買取による途中解約以外では、個人的な知り合いへの譲渡として、TSONFUNDING、利回りくんなどにおいて、途中解約することができるサービスもあります。
しかし、不動産クラウドファンディング全体としては、これ以外にほとんど途中解約ができるサービスはありません。
別に契約書面の受領日より8日間は、不特法により、クーリングオフが可能です。
この時には、申請方法の通りに手続きをしてから手数料の支払いが必要です。
ローリスク・ローリターン
リスクも別の投資に比べて比較的に低いですが、リターンも低めになります。
不動産クラウドファンディングは、換金性・流動性が低いという性質を持っている投資方法です。
このことからも、ローリターンであるという点から考えると優先劣後比率が高いことや、配当遅延による早期償還についての記載がしっかりとあるものなどから、マスターリース契約が付いているものなどを選択することで、元本割れの回避にしっかりと配慮することが必要です。
想定利回りは、年率となり、3%から20%などという商品まであります。
しかし、利回りばかり重視していると元本割れの危険もあることから、堅実にリスクヘッジの高い商品を選択することをおすすめします。
リスクヘッジとしては、投資家の資金よりも先に損失に充当する劣後比率の割合が高いこと、空室率がゼロになるマスターリースがあることなどの安全性の条件が良い運営サイトがおすすめです。
優先劣後出資方式における出資されたお金を「優先出資」と「劣後出資」に分ける場合の、劣後出資の比率のこと。
劣後出資は、損失が出た場合に優先的に損失分のカバーに当てる出資のこと。
劣後比率の割合が高い場合には、投資家の資金よりも先に損失分に充当する不動産クラウドファンディング会社の資金(劣後出資分)が多くなり、リスクヘッジになります。
賃借人(不動産会社)が第三者(入居者)へ転貸することを目的として、オーナーが所有する物件を不動産会社が一括で借り上げる一括賃借契約のこと
マスターリースがある場合には、賃貸マンションの経営において賃貸料が保証されて空室リスクを回避でき、リスクを回避できるでしょう。
不動産クラウドファンディングのメリット
堅実な投資スタイルから、不動産クラウドファンディングに取り組むためには、必要なポイントです。
以下のメリットをおおいに活かすことで、クラウドファンディング会社選びを、改善することも有意義です。
そのポイントは、以下の3項目となります。
- 少額から不動産投資が始められる
- 不動産経営はプロにお任せで手続きが簡単
- 分散投資ができる
これらのメリットについて、以下で、具体的にご紹介していきます。
少額から不動産投資が始められる
国内の不動産クラウドファンディング会社では、7から8割くらいの割合で、1万円から投資することが可能です。
1万円から投資できるものは、匿名組合型がほとんどになります。
もう一つの任意組合型のほうでは、一口において10万円から100万円くらいの価格帯の投資金額が必要です。
二つの組合型の性質のちがいによって、個人のファンドの選び方も異なります。
それぞれのタイプをうまく駆使することも可能です。
少額の資金で始めることができる投資のしやすさは、少額で投資することによって、大きな損失にならないかたちで投資活動を継続することも可能にします。
そして、高い確率で確実に儲かるファンドが見つけられる投資法が確立できるまで、少額での投資を続けることも可能です。
不動産クラウドファンディングでは、大きく儲けられるようになるまでの努力の積み重ねをしやすい点が大切なポイントです。
不動産経営はプロにお任せで手続きが簡単
作業内容 | 不動産経営に必要な作業は、プロにお任せできるか |
---|---|
投資物件の選定 | ○ |
投資物件の購入 | ○ |
入居者の募集 | ○ |
賃貸料の回収 | ○ |
入居者の賃貸管理・苦情などへの対応 | ○ |
リフォーム・消耗品の交換 | ○ |
売却までの取引作業 | ○ |
ワンルームマンション投資などで知られているように一般の不動産投資では、表にある作業について、何らかの対応が必要になります。
不動産クラウドファンディングでは、上の表のなかにおいてもファンドの購入である物件の選定だけが投資家に必要な作業ですのでとても楽です。
しかし、一般的なワンルームマンションの不動産投資の作業に自分で取り組む場合には、活動のための時間的な問題から、高いレベルのノウハウ習得や、節約的な作業活動の習得のためにも、大きなコストがかかります。
一般の不動産投資では、この総合的な努力の結果として、自力で事業の収益性を向上させなくてはいけません。
ワンルームマンションの不動産投資における上の表の維持管理作業の部分に不動産のプロが入ることで、不動産クラウドファンディングのファンドになるならば、事業として素晴らしいプロの実力が発揮できることは、明確です。
つまり、不動産クラウドファンディングでは、プロに任せることで、とても楽で優れた賃貸マンション経営ができることが分かります。
不動産クラウドファンディングは、このようなシステムがファンドにおける前提条件であり、大きなメリットでもあります。
さらには、その不動産クラウドファンディングのプロのなかから、事業運営において大きな成果が出せる最も優良なプロフェッショナルが在籍する不動産クラウドファンディング会社を見つけ出すことが必要です。
そして、不動産クラウドファンディング会社の指導体制が優良なことから、ファンドの事業業績が優良なこともあります。
不動産クラウドファンディング会社の選定には、このような角度からの視点も必要になります。
分散投資ができる

倒産や元本割れというリスクが心配な時には、投資先となる不動産クラウドファンディング会社を2~3社にすることでリスクが低減します。
出資法により、元本保証が付いていない不動産クラウドファンディングでは、一つのファンドに大きな金額で投資することから回避して、2~3銘柄の優良なファンドに投資資金を分散して投資するほうが安全です。
あるファンドに投資した後に公表された最優良な銘柄については、分散投資によって残っている資金でしっかりとその優良銘柄に投資することもできます。
多くの投資家が自由に分散投資できる根拠は、不動産クラウドファンディングが1万円から投資できる点にあります。
中途解約サービスのあるファンドが分散投資の銘柄に組み込まれてれば、社会の急な変化による不動産クラウドファンディング市場におけるマイナス現象にも分散投資の効果を資金の回収において実現することが可能です。
不動産クラウドファンディングで失敗しない選び方
不動産クラウドファンディングで失敗しないために知っておくことが必要な項目が以下にあります。
ファンドの性質から、不動産クラウドファンディング会社の財務状況の確認まで、様々あります。
- 運営会社の安全性を確認する
- リスクへの配慮があるかどうかを確認する
- 運用期間を確認する
- 案件数と質を確認する
- インカムゲインとキャピタルゲインのどちらをとるか
これらの項目の内容については、とても大切です。
これらは、安全な投資方法の考え方であり、不動産クラウドファンディングの投資家にとって必携となる基本的事項です。
運営会社の安全性を確認する
・財務状況が健全であるかについて、決算書などで確認する
・運用実績に、元本割れ・配当遅延・早期償還などの問題がないか確認する
・運用実績は、案件数・ファンドの事業内容・配当実績などでどのくらいかについて確認する
・手数料は、どれくらいかについて確認する
・財務管理報告書は、不特法の規定通りに「作成期間は、一年を超えない期間ごと」に投資家に対して発行されているかについて確認する
運営会社の安全性については、財務状況・運用実績・マイナス実績はないか・手数料はどうなっているのかなどの判断基準があり、詳細な部分について以下で順番に説明します。
財務状況については、第三者機関による監査義務付けられている上場企業の信頼性が確実で、決算報告書からも、不動産クラウドファンディング事業の動向を見ることができます。
運用実績では、ファンドの案件数量や、償還実績なども見ておくことが必要です。
マイナス実績では、行政処分から配当遅延・償還遅延・元本割れなどまであるのでご注意きださい。
上記のような運営会社の安全性の検証においては、複数社を比べながら、よく比較して調べることが必要です。
上記以外の判断基準としては、ファンドにおいて、インカムゲインとキャピタルゲインの両方をしっかりと設定している不動産クラウドファンディング会社のほうが得になる可能性があります。
不動産評価の手法がしっかりとしている不動産クラウドファンディング会社のほうが、キャピタルゲインが安定的に大きくなる可能性があるという点を重要視することも大切です。
第3号事業者、第4号事業者である不動産クラウドファンディング会社は、特例事業となり、SPC(特別目的会社)によってファンドを組成することができます。
この時のSPC(特別目的会社)は、一般投資家の投資資産と不動産クラウドファンディング会社を隔離ができることから、倒産時において債務者側から一般投資家の投資資産について回収されることはありません。
リスクへの配慮があるかどうかを確認する
リスクへの配慮の種類 |
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・匿名組合型のファンドであること ・マスターリースがあること ・優先劣後比率が高いこと ・手数料が安価な中途解約サービスがある運営サイトで投資すること ・契約書に早期償還について、安全性が高い方針になっているものを選ぶこと |
第一に有限責任である匿名組合型のファンドを投資対象にすることが大切なリスクヘッジです。
マスターリースとは、運用期間中の賃料保証制度のことです。
賃貸マンションのファンドであれば、インカムゲインとなる賃料に対しては、賃料が保証されているマスターリース契約が付いていれば、空室になるリスクが解消されます。
元本割れとは、事業の業績が悪いことで、投資資金(元本)にまで損益が食い込んでくることで、最初の投資資金以下の金額が償還されることを意味します。
元本割れからの回避のためにある優先劣後方式は、設定があるだけでなくて割合の良さも必要です。
「ちょこっと不動産」では、優先劣後比率を50%に設定したファンドまであります。
中途解約の可能な不動産クラウドファンディング会社を選ぶこともリスクへの対処方法です。
早期償還が安全性から見て正しく明記されているほうが、安全性能が高くなります。
任意組合型では、無限責任であることから、地震・火災保険などに対象物件が加入しているかどうかについても重要な確認ポイントです。
運用期間を確認する
運用期間の確認には、その期間において、当該ファンドの事業が様々な角度から見て安全に持ちこたえらるのかという点を確認すべきです。
一般的に途中解約ができないことが多いことからも、運用機関の確認は、大切にしておかなくてはいけません。
長期間のファンドの場合では、不動産の価格も長い期間にわたって地価の下落が続いたり、社会的な市場ニーズの変化が続いて、マイナス方向に変動していく可能性があります。
リーマンショックのような大きな金融問題が起こるかもしれません。
不動産は、景気に左右されにくいと言われていますが、それでも投資資産を目減りさせる可能性もあります。
このようななかで、年単位の投資は、長期間になるほどにリスクが大きくなる可能性として考えると間違えありません。
リスクヘッジから考えると3カ月から1年以内くらいのファンドのほうが比較的に安全性が高いといえます。
案件数と質を確認する
ファンドの案件数が多いということには、それだけの事業活動力と収益創出能力がなければ、そのような事業活動の持続ができないという点に信用性があります。
不動産クラウドファンディングのファンドにおける質については、収益性につながる魅力とリスクへの配慮が案件すべてに必要です。
この魅力とは、集客力となることも多くあり、対象物件の価値の上昇にもつながります。
対象物件の価値の上昇は、インカムゲインとキャピタルゲインにおいて、収益の拡大につながる可能性があります
万が一、不良なファンドがある時には、投資家にとってリスクヘッジ上において大きな問題です。
上場企業が作りあげるファンドには、魅力が高いと言われている点にも関心を持つことが必要です。
前述の「リスクへの配慮」に記載がある内容がそのままにファンドの案件の質にもなります。
案件数が多ければよいとせずに全ての案件に安全性や魅力があるのかということにも配慮が必要です。
インカムゲインとキャピタルゲインのどちらをとるか
投資による2つの利益 | |
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インカムゲイン | キャピタルゲイン |
安定した収益を得られる | 大きな利益を得られる可能性がある |
資産を保有したまま利益を得られる | 短期間で利益を得られる |
長く保有すればするほど利益が得られる | 少ないコストで大きな利益が得られる |
インカムゲインが向いている人 | キャピタルゲインが向いている人 |
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・安定的に運用したい人 ・手堅く運用したい人 ・コストをなるべく抑えて運用したい人 | ・多少の損益があっても、大きい収益を獲得したい人 ・追求する努力を惜しまずに、大きい収益を獲得したい人 ・短期間の取り組みで、大きい収益を獲得したい人 |

不動産クラウドファンディングの場合には、賃貸マンション経営のように賃料とマンションの売却益というように2種類の利益獲得先があります。
この時にインカムゲインが賃料であり、キャピタルゲインがマンションの売却益となります。
インカムゲインに向いている人は、比較的に小さなリスクで、安定的に資産運用したいタイプや、手堅く運用したい人などです。
キャピタルゲインに向いている人は、リスクに比較的許容性があり、大きな利益が獲得したいタイプの人や、投資技術的に努力しても、短期で大きな利益が獲得したいタイプの人などがあります。
インカムゲインのメリットは、少なめでも安定した収入が得られることや、資産保有の状態で利益が得られることです。
インカムゲインのデメリットは、短期で大きな利益の獲得が難しいことや、キャピタルゲインと比較すると利益のボラティリティが低いことがあります。
キャピタルゲインのメリットは、大きな利益を得られる可能性があることや、短期で利益が得られる可能性があることになります。
キャピタルゲインのデメリットは、大きな損益がでてしまうかもしれないことや、利器が安定しないことです。
インカムゲイン・キャピタルゲインのどちらが多く取れそうなファンドなのかというファンド自体に潜在する利益性を見極めるということも一つの投資方法です。
不動産クラウドファンディングの場合において、キャピタルゲインでも、インカムゲインにおいても、投資家はかかわれないことから、購入段階でのファンドの選定が、個人の選好性を活かすチャンスになります。
不動産クラウドファンディングのおすすめ20社を比較
運営サイト名 | 案件数 | 最低投資金額 | 利回り | 運用期間 |
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CREAL | 23 | 1万円 | 4.0%~5.5% | 12カ月~24カ月 |
TSON FUNDING | 35 | 10万円 | 6.0% | 6カ月~1年 |
利回りくん | 33 | 1万円 | 2.0%~5.5% | 6カ月~3年 |
COZUCHI | 20 | 1万円 | 8.0% | 2カ月~10年 |
大家どっとこむ | 17 | 1万円 | 4.0%~7.0% | 6カ月~12カ月 |
FANTAS funding | 24 | 1万円 | 3.5%~7.0% | 2カ月~6カ月 |
Rimple | 18 | 1万円 | 5.0% | 6カ月 |
プレファン | 13 | 1万円 | 4.2%~5.08% | 6カ月 |
ちょこっと不動産 | 8 | 1万円 | 4.0~7.0% | 4カ月~12カ月 |
みんなの年金 | 21 | 10万円 | 8.0% | 12カ月 |
TECROWD | 12 | 10万円 | 9.0% | 4カ月~24カ月 |
GALA FUNDING | 7 | 1万円 | 3.83% | 6カ月 |
信長ファンディング | 6 | 10万円 | 5.0~10.0% | 8カ月~12カ月 |
TOMOTAQU | 28 | 10万円 | 6.61% | 4カ月~12か月 |
KORYO Funding | 6 | 10万円 | 4.53% | 9カ月~12カ月 |
LEVECHY | 4 | 1万円 | 7.91% | 12カ月 |
ジョイントα | 3 | 10万円 | 3.6%~5.0% | 6カ月~12カ月 |
利回り不動産 | 13 | 1万円 | 5.0%~7.8% | 6カ月~22カ月 |
えんfunding | 11 | 1万円 | 3.1%~9.0% | 6カ月~8カ月 |
わかちあいファンド | 17 | 10万円 | 5.6% | 12カ月~36カ月 |
下記に掲載されている「上場企業のみでのランキング」と「初心者におすすめのランキング」の2種類のランキングにおいては、「失敗しない投資方法」として、主に安全性の高さから作り上げたものです。
この2種類のランキングでは、投資に失敗しないためのファンドの要素となるマスターリース契約の有無・優先劣後比率・元本割れがないことなどを基本として、案件数・想定利回りなどの様々な要素によってランキングしています。
上記のおすすめ20社は、「上場企業のみでのランキング」と「初心者におすすめのランキング」を失敗しないための投資方法として、総合的に上位から並べた形式の「不動産クラウドファンディングおすすめ20社」です。
あくまで過去の実績によるものですので、今後に不動産クラウドファンディングにおいて条件の相違があることもあります。
ご購入の時には、当該のファンドにおける契約内容に関して十分な確認が必要です。
さらに以下の2つのランキングでは、ランキング表・特徴のリスク面などとともに、「リスクへの配慮」などの失敗しない方法を合わせることでより、現実的な不動産クラウドファンディングの投資イメージが深まります。
- 上場企業が運営する不動産クラウドファンディング10社をランキング!
- 初心者におすすめの不動産クラウドファンディング10社をランキング!
この2つのランキングとともにそれぞれの不動産クラウドファンディング会社の具体的な内容についてご紹介します。
上場企業が運営する不動産クラウドファンディング10社をランキング!
順位 | 運営サイト名 | 案件数 | 想定利回り | 優先劣後比率 | ①マスターリース、②元本割れ、③途中解約 |
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第1位 | CREAL | 23 | 4.0%~5.5% | 5%~10% | ①あり②過去なし③条件付き |
第2位 | TSON FUNDING | 35 | 6.0% | 10% | ①あり②過去なし③条件付き |
第3位 | 利回りくん | 33 | 2.0%~5.5% | 5%~10% | ①あり②過去なし③条件付き |
第4位 | 大家どっとこむ | 17 | 4.0%~7.0% | 10% | ①あり②-③あり |
第5位 | Rimple | 18 | 5.0% | 30%固定 | ①なし②過去なし③- |
第6位 | プレファン | 13 | 4.2%~5.08% | 10% | ①なし②過去なし③なし |
第7位 | GALA FUNDING | 7 | 3.83% | 30% | ①なし②過去なし③- |
第8位 | 信長ファンディング | 6 | 5.0%~10.0% | 20%~30% | ①なし②過去なし③条件付き |
第9位 | KORYO Funding | 6 | 4.53% | 30% | ①なし②過去なし③- |
第10位 | ジョイントα | 3 | 3.6%~5.0% | 20%~30% | ①あり②過去なし③- |
・優先劣後方式とは、不動産クラウドファンディング会社が劣後出資という名称で「損失が出た場合に先にその損失分に充てる資金」を用意している場合のもので、劣後出資分の割合が高いほどに投資家の優先出資分が安全に。 ・マスターリースとは、マンションなどの賃料において、運用期間全てにおいて一定金額を保証するもの。 ・マスターリースは「あり」でも、全てのファンドに近い企業から、限定的にある企業まであり。 ・途中解約は、条件付きが「地位の譲渡」による解約で、「あり」が「一般の買取り」の2種類に。 |
上場企業が運営する不動産クラウドファンディングの場合には、比較的に利回りが低くなる傾向がありますが、業界の最高水準の物件でファンドを組成しているものなどから、クオリティの高いものが多いです。
不動産クラウドファンディングで失敗しないために、優先劣後比率などの様々なリスクヘッジのための要件に対してよく配慮したうえで、不動産クラウドファンディングの選定に取り組むことをおすすめします。
第1位 CREAL

CREAL | |
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特徴 | ・クリアル株式会社は、東証グロース市場に上場 ・投資対象は、マンションや、オフィスビル(いずれも中型・小型タイプ) ・自社で建設した物件もファンドに組成 |
CREALは、東京都に本社があり、東京23区内などを中心にファンドを組成している会社です。
CREALでは、ファンドの運用期間が、2024年度においても12カ月から24カ月となり中長期的なもののみです。
投資対象は、マンションや、オフィスビルがメインになり、いずれも中型・小型が多くなっています。
過去に元本割れがないことや、全期間において家賃固定保証などがあることから、比較的に安定的なファンドでもあります。
CREALには、CREALが建設から売却までのプロセスにおけるファンドや、CREALの建設した賃貸マンションのファンドなどもあり、自社の建設ノウハウを活かした案件が多いです。
第2位 TSON FUNDING

TSON FUNDING | |
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特徴 | ・株式会社TSONは東証TOKYO PRO Marketに上場 ・独自の不動産AIの分析で物件を選定 ・定期借地権を活用したファンドもあり |
TSON FUNDINGは、名古屋市に本社があり、主として、愛知県と東京都、埼玉県などでファンド事業を行っている会社です。
TSON FUNDINGの特徴は、独自で作りあげた不動産AIの分析により、物件を選定して運用しています。
この不動産AI は、WEBから300万件以上のデータを収集して、地域エリアを入力することで、最適な物件を選定します。
TSON FUNDINGはファンド運用数、取り扱いファンド総額などで不動産クラウドファンディング業界でNO.1です。
土地代が不用な定期借地権を活用したファンドなども組成しています。
一般の投資家には、ファンド終了後に、別のファンドを提案してくれるサービスも好評です。
第3位 利回りくん

利回りくん | |
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特徴 | ・運営会社である株式会社シーラの親会社・株式会社シーラテクノロジーズは、ナスダック上場 ・沖縄のリゾート施設や、賃貸マンション、地域開発プロジェクトなど幅広く展開 ・利回りくんコインで、ファンド購入が可能 |
株式会社シーラが運営する利回りくんは、東京都に本社があり、オリジナルの高いファンドでも知られており、沖縄のリゾートアパートや、障碍者施設などから一般の賃貸マンション、地域開発プロジェクトなどまであります。
ファンドの期間には、6カ月から3年まであり、期間の選択において自由度が高いです。利回りくんには、応援投資というコンセプトがあり、社会貢献・地域創生などから誰かの夢に不動産を通じて貢献することを掲げています。
不動産クラウドファンディング業界では、案件数も多いほうで、想定利回りも幅がありますが、高いものに5.5%などまであり、様々なタイプの投資が可能です。
利回りくんコインがあり、ファンド購入時に1コイン=1円として1000コイン単位で、利用できます。
さらに楽天ポイントを利回りくんコインに1ポイント=1コインで変えることができます。
第4位 大家どっとこむ

大家どっとこむ | |
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特徴 | ・運営会社である株式会社グローベルスの親会社・Jトラスト株式会社は、スタンダード市場に上場 ・投資対象は、1棟収益レジや中古区分マンションなどがメイン ・中途解約を手数料無料で受け付け |
株式会社グローベルスが運営する大家どっとこむは、東京に本社があり、中古マンション1棟や中古区分マンションにおける賃貸運営などによるファンドが多いです。
想定利回りは、4.0%~7.0%となり、上場企業の不動産クラウドファンディングのなかで高めです。
「誰もが大家さんになれる」というコンセプトがある大家どっとこむは、最低投資金額1万円、運用期間で6カ月から12カ月となっており、比較的に投資しやすいタイプのファンドが多くなっています。
大家どっとこむでは、業界でも希少となっている途中解約の受付を手数料無料で行っていることからとても好評です。
第5位 Rimple

東京に本社があるRimpleは、運営会社であるプロパティエージェント株式会社における東京23区内の投資用マンションでの強さを活かしたファンドが多くなっています。
Rimpleでは、「リアルエステートコイン」をファンドに投資する資金として、1コイン=1円で利用できます。「ハピタス」や「モッピー」のポイントも、「リアルエステートコイン」に変換して利用が可能です。
優先劣後比率は、30%のものが多くあり、比較的に安定性が高くなっています。
Rimpleでは、最近において運用期間は、6カ月のファンドだけです。
最低投資金額も、1万円からとなり、ポイント利用や、短期的なファンド運用期間などでも手軽に参加できる点が魅力です。
Rimple | |
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特徴 | ・運営会社のプロパティエージェント株式会社は、プライム市場に上場 ・親会社のミガロホールディングス株式会社も、プライム市場に上場 ・プロパティエージェント株式会社の都内投資用マンション事業での強みを活用 ・リアルエステートコインがあり、ファンド購入にも使用可能 |
第6位 プレファン

株式会社プレサンスコーポレーションの子会社が運営するプレファンは、大阪に本社があり、分譲マンション供給数において全国2位の実績で、近畿圏において13年間連続1位の実績があります。
ファンドでは、このプレサンシリーズがメインとなり、物件に対するプロデュースにおける総合性や品質的な実力があるのでとても有利です。
近畿圏で知名度の高いプレサンシリーズは、入居率もよくなっている点もファンドの魅力です。
ファンドでは、想定利回りも4.2%~5.08%と安定的な水準で、最近において6カ月のみとなっています。
プレファン | |
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特徴 | ・親会社の株式会社プレサンスコーポレーションはスタンダード市場に上場 ・分譲マンション供給数では、全国2位となり近畿圏で13年連続1位 ・ファンドでは、プレサンシリーズの商品力と総合的なプロデュース力に強み |
第7位 GALA FUNDING

GALA FUNDING | |
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特徴 | ・運営する株式会社FJネクストホールディングスは、プライム市場に上場 ・首都圏投資用マンション供給数で3年連続1位 ・ガーラマンションシリーズでファンド事業を推進 |
株式会社FJネクストホールディングスが運営するGALA FUNDINGは、首都圏投資用マンション供給数で3年連続1位の実力で、賃貸マンションのファンド事業を展開中です。
ワンルーム賃貸経営に適した高級感のあるガーラマンションシリーズをメインとしてファンドがあります。
最近では、東麻布・白金高輪などの立地の良い物件が多くあり、魅力的です。
2024年のファンド数は7と比較的に少なめで、想定利回りも3.83%です。複数の不動産クラウドファンディング会社に登録する時などにも、適合します。
第8位 信長ファンディング

信長ファンディング | |
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特徴 | ・運営する株式会社ウッドフレンズは、スタンダード市場に上場 ・東海エリアを中心とする地域活性化に向けて事業を推進 ・想定利回りで、高水準を維持 |
株式会社ウッドフレンズが運営する信長ファンディングは、名古屋市に本社があり、東海エリア限定を投資対象とする地域密着型の会社です。
信長ファンディングが目標とするESG投資とは、東海エリアが中心となる地域活性化に貢献するところにあります。
信長ファンディングは案件数で6と少なめですが、最低投資金額が1万円で、運用期間も8カ月~12カ月となっており、投資のしやすさも魅力です。
想定利回りでは、上場企業の不動産クラウドファンディング会社で、2024年の現時点でトップとなる10%を含めて5.0%~10%となます。
自社で建設した物件もファンドとして扱っています。
第9位 KORYO Funding

KORYO Funding | |
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特徴 | ・運営会社の香陵住販株式会社は、スタンダード市場に上場 ・茨城県をメインとして東京都・千葉県に展開 |
香陵住販株式会社が運営するKORYO Fundingは、本社が茨城県水戸市にあり、かかわりあう全ての方々と共に大切な「Connect~つながり~」によって、人と街と未来を明るく活力的に変えていくことが目的です。
投資対象地域は、茨城県がメインとなり、東京都や千葉県にも展開を続ける計画です。
KORYO Fundingは、案件数が6件と少なめですが、想定利回りが4.53%となり、優先劣後比率も30%で比較的に安定したファンドを作りあげています。
第10位 ジョイントα

特徴 | ・運営する穴吹興産株式会社は、スタンダード市場に上場 ・西日本最大級のマンション開発戸数の実績とノウハウで展開 ・運営指針は、地域創生のために価値ある物件に提案など |
穴吹興産株式会社が運営するジョイントαは、香川県に本社があり、西日本最大級のマンション開発戸数の実績とノウハウで、ファンド事業を行っています。
ジョイントαは、地域において価値のある不動産の発掘により、さらに魅力的な投資価値の付加により、地域創生を展開することが一つの理念です。
ジョイントαは、案件数が3件と少なめですが、優先劣後比率も20%から30%で、マスターリースもあり、比較的に安定したファンドを作りあげています。
初心者におすすめの不動産クラウドファンディング10社をランキング!
順位 | 運営サイト名 | 案件数 | 想定利回り | 優先劣後比率 | ①マスターリース、②元本割れ、③途中解約 |
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第1位 | COZUCHI | 20 | 8.0% | 5~60% | ①あり②過去なし③あり |
第2位 | FANTAS funding | 24 | 3.5%~7.0% | 20%~30% | ①あり②過去なし③なし |
第3位 | ちょこっと不動産 | 8 | 4.0~7.0% | 30%~50% | ①あり②過去なし③なし |
第4位 | みんなの年金 | 21 | 8.0% | 10%~30% | ①あり②過去なし③なし |
第5位 | TECROWD | 12 | 9.0% | 5%~20% | ①あり②過去なし③なし |
第6位 | TOMOTAQU | 28 | 6.61% | 10% | ①あり②過去なし③なし |
第7位 | LEVECHY | 4 | 7.91% | 5%~10% | ①あり②過去なし③なし |
第8位 | 利回り不動産 | 13 | 5.0%~7.8% | 3%~9.5% | ①あり②過去なし③- |
第9位 | えんfunding | 11 | 3.1%~9.0% | 20% | ①なし②過去なし③なし |
第10位 | わかちあいファンド | 17 | 5.6% | 10%~20% | ①あり②過去なし③条件付き |
・優先劣後方式とは、不動産クラウドファンディング会社が劣後出資という名称で「損失が出た場合に先にその損失分に充てる資金」を用意している場合のもので、劣後出資分の割合が高いほどに投資家の優先出資分が安全に。 ・マスターリースとは、マンションなどの賃料において、運用期間全てにおいて一定金額を保証するもの。 ・マスターリースは「あり」でも、全てのファンドに近い企業から、限定的にある企業まであり。 ・途中解約は、条件付きが「地位の譲渡」による解約で、「あり」が「一般の買取り」の2種類に。 |
初心者の方には、有限責任の範囲により元本までのリスクとなる匿名組合型をおすすめします。
各社で自社の強みが活かされているファンドがありますが、同時に優先劣後比率などの様々なリスクヘッジのための要件に対しても、よく配慮することが必要です。
1年以内の銘柄で、リスクへの配慮があらゆる角度でしっかりとしていることにより、投資の安全性は、比較的に高まります。
第1位 COZUCHI

COZUCHI | |
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特徴 | ・運営会社は、LAETOLI株式会社 ・2023年2月に2カ月の運用期間で年利59.5%を実現 ・2023年5月に任意組合型ファンドを創設 ・第3号事業者、第4号事業者の強みを活かして事業を展開 ・匿名組合型で途中解約を受け付け ・リセールファンドを6カ月ごとに開催 |
LAETOLI株式会社が運営するCOZUCHIは、東京都に本社があり、地域開発やリニア開発プロジェクト、マンションの賃貸運営など多様なファンドを作りあげています。
リニア開発プロジェクトでは、2023年2月に2カ月の運用期間で年利59.5%を達成しています。
LAETOLI株式会社では、COZUCHIがメインとなって、「テクノロジーで、不動産価値と不動産業界の価値観を変革する」というミッションで活動を展開中です。
2023年5月には、中長期ファンドとして、運用期間が10年規模の任意組合型のファンドを新しく立ち上げました。
COZUCHIは、事業の成果に応じた範囲で、想定利回りから大幅に超えた年率で分配金を出しているところに大きな魅力があります。
第3号事業者、第4号事業者であるCOZUCHIは、SPC(特別目的会社)の倒産隔離的な機能を投資家の投資資金の取り扱いで「自己信託」という制度の採用により信託財産とすることで確立しています。
COZUCHIでは、匿名組合型において買取(中途解約)の制度があり、買取希望者が多数となり留保にならないかぎり、いつでも、ファンドの買取を受け付けている点もとても好評です。
第2位 FANTAS funding

FANTAS technology | |
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特徴 | ・運営会社は、FANTAS technology ・AI(人工知能)によるFANTAS checkで独自の自動査定サービスで事業を展開 ・ファンドでは、区分マンションの運用などによってキャピタルゲインを拡大 |
FANTAS technology 株式会社が運営するFANTAS fundingは、本社が東京都にあり、区分マンションの運用からキャピタルゲイン重視のファンドが多い事業者です。
FANTAS checkというAI(人工知能)によるFANTAS funding独自の自動査定サービスで事業を展開しています。
「適正価格ですぐに売りたい」というニーズにこたえることで、中古の不動産を取得してクラウドファンドサービスで運用するスタイルが特徴です。
マスターリース契約もあり、優先劣後比率も20%~30%なので比較的に安定的なファンドとなります。
第3位 ちょこっと不動産

ちょこっと不動産 | |
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特徴 | ・運営会社は、株式会社良栄 ・メインは、自社ノウハウによる分譲住宅の建設から売却までのプロセスをファンド化 ・中古住宅における賃貸運営のファンドもあり ・優先劣後比率50%のファンドが投資家の人気が集中 |
株式会社良栄が運営するちょこっと不動産は、東京に本店があり、東京23区内をメインとして魅力あるファンドづくりに取り組んでいる事業者です。
従来からの建売住宅のノウハウ活用により、建築確認後にファンドの募集があり、建築後の分譲住宅としての売却で分配金を出すスタイルが基本となっています。
中古住宅における賃貸運営のファンドなどもいくつか扱っています。
最近において優先劣後比率が50%の安定的なファンドを公開して大きな反響がありました。
第4位 みんなの年金

みんなの年金 | |
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特徴 | ・運営会社は、株式会社ネクサスエージェント ・年金の追加機能として2カ月ごとの配当を実現 ・想定利回りは、業界最高水準となる平均8.0% ・安定的な不動産価格が維持できるエリアでの事業が一つの得意分野 |
株式会社ネクサスエージェントが運営するみんなの年金は、東京都に本社があり、ワンルームマンションの物件を中心として事業展開しています。
想定利回りが平均で8.0%となり業界最高水準で、ほとんどすべてのファンドが想定利回り8%となっています。
公的な年金と合わせたかたちとなる2カ月ごとの分配金の送金方式も人気です。
不動産価格が下がらないエリアでのファンド組成を得意としています。
みんなの年金52号ファンドでは、募集開始後16秒でファンドが完売するほどの人気ぶりです。。
第5位 TECROWD

TECROWD | |
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特徴 | ・運営会社は、TECRA株式会社 ・モンゴル・カザフスタンなどの不動産事業でファンドを展開 ・10年以上にわたるインベスコアグループとの提携で安定的なファンド事業を構築 |
TECRA株式会社が運営するTECROWDは、神奈川県横浜市に本社があり、事業の特徴として投資対象が海外のファンドが多くあります。
海外のモンゴル・カザフスタンなどの不動産のファンドがあります。
安定性があり、元本割れがない理由は、モンゴルの大手金融機関インベスコアNBFIとグループ企業やインベスコアグループの日本法人企業との提携によって、安定的にファンド事業を行っているからです。
海外での賃貸物件でも、インベスコアグループが一括借り上げしているので、比較的に安定性が高くなっています。
世界の情勢変化などもあることから、大きめな投資金額での長期的な投資は、あまりおすすめできません。
第6位 TOMOTAQU

TOMOTAQU | |
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特徴 | ・運営会社は、株式会社イーダブルジー ・ビルや、アパートなどで1棟全体をリメイクしてからの運用も多数 ・地域における賃貸共同住宅などのニーズの高いエリアでのファンド作成が得意 |
株式会社イーダブルジーが運営するTOMOTAQUは、東京都に本社があり、豊富な不動産実績から、ビルや、アパートにおける1棟全体の運用などを展開しています。
第三者によるマスターリースなどから、信託銀行による投資家の資産管理などを重視しています。
強みは、地域における賃貸共同住宅などのニーズの高いところにファンドを作りあげている点です。
元本割れや、分配金・償還における遅延も0件であり、平均利回りは、6.6%となる点をPRしています。
第7位 LEVECHY

LEVECHY | |
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特徴 | ・運営会社は、ジャパン・プロパティーズ株式会社 ・第3号事業者、第4号事業者としての制度的利点で事業を展開 ・SPC(特別目的会社)による倒産隔離などで安全性をPR |
ジャパン・プロパティーズ株式会社が運営するLEVECHYは、東京都に本社があり、「レベル違いな資産運用ならLEVECHY」というキャッチフレーズでPRしています。
2023年7月に第1号ファンドの運用が開始されたばかりの会社で、現在において4つめのファンドが運用を開始しています。
「レベルちがい」の根拠は、LEVECHYが第3号事業者、第4号事業者の許可の取得によって、投資家の資産における「倒産隔離」や、「信託保全」を実現できることなどです。
さらにLEVECHY では、このスキームによって、SPC(特別目的会社)の活用が可能となり、投資における安全性の確保だけでなくてローンを有効活用できるようになります。
このローンの活用によって、投資家への投資利益の還元にレバレッジを高くすることができるも利点です。
第8位 利回り不動産

利回り不動産 | |
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特徴 | ・運営会社は、株式会社ワイズホールディングス ・中古の区分マンション1棟の買取からリノベーションによる魅力増強でファンド運営するなど不動産プロデユース力で展開 ・ワイズコインがあり、1ワイズコイン=1円でファンド購入に使用が可能。 |
株式会社ワイズホールディングスが運営する利回り不動産は、東京に本社があり、賃貸マンションから、会員制別荘の運営など多様なファンドがあります。
不動産事業のノウハウ活用により、マンションにおける区分所有を一棟ごとすべて買い上げて、リノベーションや建て替えなどによって、利益を上げるプロジェクトのファンドなどもあります。
利回り不動産では、ワイズコインがあり、ファンドの購入やアマゾンギフト券への交換が1ワイズコイン=1円で可能です。
第9位 えんfunding

えんfunding | |
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特徴 | ・運営会社は、株式会社えんホールディングス ・ファンド組成の対象地域は、福岡エリアで、県の人口増加が政令指定都市でNO.1であることから、人気も高い ・ファンドの応募率は、3倍~6倍となることから、抽選方式を採用 ・ファンドのメインは、区分マンション |
株式会社えんホールディングスが運営するえんfundingは、福岡県福岡市に本社があり、福岡県エリアに特化して不動産クラウドファンディングを展開しています。
2020年の国勢調査における人口増加数の調査でも政令都市で1番に増加数が多かったのが福岡県でした。
この点からも投資価値があることについて、えんfundingは、PRしています。
ファンドへの応募倍率は、3倍から6倍になっており、抽選方式での購入のみです。
ファンドでは、区分マンションの運用がメインとなっています。
第10位 わかちあいファンド

わかちあいファンド | |
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特徴 | ・運営会社は、株式会社日本プロパティシステムズ ・共同住宅・事業用不動産などの賃貸収入でのファンドがメイン ・インカムゲイン重視のファンドが多い ・利益の一部で環境保護活動に寄付 |
株式会社日本プロパティシステムズが運営するわかちあいファンドは、滋賀県大津市に本社があり、滋賀県京都府における地方創生ファンドとして展開しています。
ファンドでは、マスターリースがあり、資金の保全において安定的です。
わかちあいファンドでは、共同住宅・事業用不動産などの賃貸収入からのインカムゲインを重視しており比較的に安定しています。
利益の一部から環境保護活動に寄付するなどのわかちあいを大切にする活動も行っています。
不動産クラウドファンディングに関するよくある質問
不動産クラウドファンディングの投資において、以下の質問項目からも不動産クラウドファンディングの在り方を理解することが可能です。
この点について、よく理解することによって、投資するうえで必要となる儲けるための発想も見つかります。
- 不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングの違いは?
- 不動産投資と不動産クラウドファンディングの違いは?
- 不動産クラウドファンディングの上限はいくらですか?
- 不動産投資クラウドファンディングの始め方は?
それでは、これら4項目について、具体的に説明いたします。
不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングの違いは?
不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングにおける違いは、投資資金の活用方法の相違にあります。
不動産クラウドファンディングは、事業主体として不動産クラウドファンディング会社が一般投資家の投資資金を当該の事業で運用するシステムです。
そして、不動産クラウドファンディング会社が事業で作り上げた収益などを分配金として、一般投資家に提供するものです。
これに対して、ソーシャルレンディングは、貸付型クラウドファンディングと呼ばれています。
ソーシャルレンディング会社は、ある事業者Aに資金を融資して、その事業者Aがその資金で当該の事業を運用するシステムです。
このソーシャルレンディングの場合には、一定期間後に事業者Aから金利を付けて資金の返済を受けます。
ソーシャルレンディングでは、この資金と金利分の収益金を出資額の割合に応じて、一般投資家に分配するものです。
不動産投資と不動産クラウドファンディングの違いは?
不動産投資の場合に、現物の不動産に対して、売買の取引や、物件の管理がありますが、不動産クラウドファンディングにおいては、現物の不動産に直接触れることがないところも大きな特徴です。
不動産クラウドファンディングの場合には、電子取引によるファンドの購入によって、組合に参加するかたちで、不動産クラウドファンディング会社にファンドとなっている事業を委託します。
このファンドは、1万円から購入できるものもあり、一つのファンドに参加している一般投資家は、100人を越えることもあるところも、一つの特徴です。
不動産クラウドファンディングにおいて、投資家は直接的に不動産事業に関してかかわりません。
不動産クラウドファンディングでは、不動産のプロフェッショナルが、ファンド事業をすべて行います。
一般の不動産投資のように不動産物件を自分で直接的に売り買いして、利益が出るように扱うような方式とは、全く別のものとなります。
不動産クラウドファンディングの上限はいくらですか?
一般投資家の投資金額の上限に関する規制は、小規模不動産特定共同事業において、100万円以下となっています。
これとは別に明確な規制は基本的にありませんが、不動産クラウドファンディングにおいては、適合性の原則という倫理的な規制があります。
これは、個人投資家の資産に見合った投資額以上において、不動産クラウドファンディング会社は、勧誘してはいけないという倫理的な規制です。
このことから、ファンドによっては、「一名様で5口まで購入できます」というような制限付きの募集の仕方もありうることになります。
ことに任意組合型のファンドには、無限責任ですので、購入する一般投資家の側としても、リスクヘッジとしても適合性の原則をしっかりと守ることが大切です。
不動産投資クラウドファンディングの始め方は?
不動産投資クラウドファンディングの会社に公式ページから登録して、投資用の口座を開設することから始まります。
確定申告などが必要になる時がありますので、ペンネームなどは使わないことが大切です。
登録プロセスは、以下の順番で正確に行います。
- 登録したい不動産投資クラウドファンディング会社の公式サイトの登録ページから、個人情報を入力
- 本人確認書類の提出のページになるので、個人番号カードや運転免許証などの書類画像のアップロードと本人における顔の画像を登録
- 本人における顔の画像登録が嫌いな方は、郵送によって所在確認の方式を選択
- これらのプロセスが終了したところで、審査があり、通過者に電子メールなどで通知あり
- 口座に入金してから、公式サイトのファンド一覧からファンドを選んで投資を実行
不動産投資クラウドファンディングは、電子取引で一般的な取引が全て行われることが規定となっているシステムです。
収益が出そうなファンドを選択して、募集の開始日以降にファンドの規定にある抽選方式か先着方式に合わせて応募するかたちで購入に臨みます。
まとめ
不動産投資クラウドファンディングでは、リスクとなる様々な問題に対して回避する策などの駆使によって良いファンドを創出することが重要です。
まとめとして、リスクに対する方策を並べます。
- 不動産投資クラウドファンディングでは、匿名組合型と任意組合型があることに留意
- 匿名組合型では、有限責任であるが、任意組合型の多くが無限責任であることに注意
- 優先劣後比率の割合の高いもののほうが安全
- マスターリース契約があるほうが収益が安定的
- 途中解約ができたほうがリスク回避が確実
- 不動産投資クラウドファンディングの事業状態を知る時には、決算報告書などが重要
- 過去のマイナス実績である元本割れ・配当遅延・早期償還などの把握が大切
- 財務管理報告書は、ファンドの健全性を知るうえで必読
- 第3号事業者、第4号事業者の場合には、倒産隔離ができるスキームなので安全性能が高い
- 任意組合型であれば無限責任であるので、地震・火災保険などに入っているのか確認が必要
- ローンが組み込まれているファンドの場合には、ローンが優先劣後の前に優先される債権となることに注意
特に初心者の場合には、リスクが比較的に低めな匿名組合型がおすすめです。
そして、リスクに対する配慮が高くなっているファンドを選定することが大切になります。
この時には、多くの場合に不動産クラウドファンディング会社のサービスへの指針が大きく影響していますので、優良な不動産クラウドファンディング会社に登録して、さらに各ファンドのリスクへの配慮に注視していくスタイルがおすすめです。
有能な不動産クラウドファンディング会社で投資していることが投資家としては、とても楽で収益性の高い投資活動を望むことができます。
不動産クラウドファンディングにおいても、一つの投資であることから、自己責任での投資するようにしてください。
失敗しない投資方法によって、収益が拡大する堅実な不動産投資クラウドファンディング投資への道が確立できます。