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【事例解説】実家の空き家の対処法|メリット・デメリットと判断基準

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実家 空き家 どう活用するかを解説

空き家になった実家に住まない場合の対処法は、大きく分けて3つです。

対処法おすすめする人
「売却」する✓ 実家を残す必要がない人
✓ まとまった現金を必要としている人
✓ 実家の維持管理ができない(したくない)人
✓ 実家が売却しやすい物件である人
「賃貸」に出す
✓ 実家を残したい人
✓ 将来的に実家に住む可能性がある人
✓ 実家を有効活用して定期的な収入を得たい人
③「空き家管理サービス」に委託
✓ 実家を残したいが、賃貸には抵抗がある人
✓ 空き家の維持管理を人(プロ)に任せたい人
✓ 現時点で実家を元手にした収益は必要ない人

この記事では、3つの対処法それぞれのメリットとデメリットをわかりやすく解説します。

また、実家の空き家を相続した人の体験談として、具体的な成功例、失敗例をご紹介します。

自分の状況と照らし合わせることで、「空き家になった実家をどうすれば良いか?」がイメージしやすくなります。

実家を売却する場合には、不動産一括査定サイトを利用して、査定をしましょう。

この記事を読めばこんなことがわかります
  • 実家の空き家に住まない場合の対処の選択肢
  • 実家を売却するメリットとデメリット
  • 実家を賃貸に出すメリットとデメリット
  • 空き家の実家を残したいが賃貸に抵抗がある場合の対処法
  • 空き家の実家を放置した場合に想定できるリスク

どの対処を選んでも、手間や労力は避けられないため、判断を先延ばしにする人がいるかもしれません。

しかしながら空き家の放置には、さまざまなリスクがあります。

  • 所有しているだけで固定資産税などのお金がかかる
  • 家が老朽化して資産価値が下がる
  • 内装外装が傷んで近隣へ迷惑をかける
  • 不法侵入や放火などの犯罪を引き起こしやすい

記事では、こうしたリスクについても言及します。

空き家を放置している人は、一刻も早く対処していきましょう。

この記事を読めば、空き家になった実家の1番良い対処法が判断できます。

空き家を相続したもののどうしたらいいかわからない、自分(家族)に最適な対処法が選べないという方に役立つ内容ですので、最後まで目を通して頂けたらと思います。

また、本章に入る前に空き家の管理や活用に関する大事なことをお伝えしておきます。

空き家の管理や活用に悩んでいませんか?

放置すれば固定資産税の負担や老朽化による倒壊リスク、近隣からの苦情など、問題はどんどん増えていきます。

とはいえ、「売る・貸す・解体する」どれが正解かは、立地や建物の状態によってまったく異なります。

だからこそ、空き家の対処は“とりあえず動いてみる”ことが大切です。

最近では、売却・賃貸・訳あり物件の買取まで、それぞれに特化した無料サービスがあり、手間をかけずに複数の選択肢を比較することが可能です。

ここでは、空き家の活用・処分を検討している方のために、目的別におすすめのサービスを3つご紹介します。

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「売るか貸すか」「処分したくてもこんな家売れるのか」とまだ迷っている方でも、まずはどれくらいの価値があるのかを知ることからはじめてみてください。

いずれのサービスも、完全無料で利用OKなので、気軽に使ってみることができます。

空き家を将来の負債にしないためにも、今動くことが、数年後の後悔を防ぐ第一歩です。

目次

早めに判断!実家が空き家になったときの3つの対処法

実家が空き家になった時の対処法

実家が空き家になってしまったら、家の状態や、ご家族の事情に合った対処することが求められます。

何より重要なのは、早めに決断するということです。

次章、空き家の実家を放置する4つのリスクで詳しくお伝えしますが、空き家を放置していると、維持費用の負担だけでなく、老朽化や近隣トラブルなどのリスクが高まります。

そこでここでは、空き家になった実家に住まない(住めない)場合の3つの対処法を解説します。

それぞれの、メリット・デメリットを示した下表をご覧ください。

「売却」する<メリット>
空き家を現金に換えられる
維持管理の負担がなくなる
<デメリット>
思い出の実家がなくなる
すぐ売れるとは限らない
売値が安く抑えられる可能性がある
解体費用がかかる可能性がある
「賃貸」に出す<メリット>
実家を残せる
定期的な収入が得られる
<デメリット>
リフォーム費用がかかる
固定資産税など貸主が負担すべき費用がある
すぐに借り手が見つかるとは限らない
「空き家管理サービス」に委託<メリット>
プロに空き家の維持管理が任せられる
手間をかけずに空き家の実家をきれいに保つことができる
<デメリット>
管理会社に支払う費用(月額数千円〜1万円)が発生する

3つの対処法について、詳しく解説していきます。

自分(家族)の状況や、将来の予定も踏まえて、1番良い方法はどれなのかを判断しましょう。

実家を残さないなら「売却」|まとまった現金に換えられる

実家の空き家|売却
メリット空き家を現金に換えられる
維持管理の負担がなくなる
デメリット思い出の実家がなくなる
すぐ売れるとは限らない
売値が安く抑えられる可能性がある
解体費用がかかる可能性がある

対処法の1つめは、「売却」です。

売却は、実家を残さなくても良いとお考えの方に適しています。

当然ながら、売却すれば実家は手放すことになり、もう戻ることはできなくなります。

売却のメリットは、空き家をまとまった現金に換えられることです。

家の状態にもよりますが、立地が良ければ好条件で売却できる可能性があり、施設入居費用や相続税等の支払いに充てられます。

特に土地の値段に関しては家屋の状態が値段に影響することはありません。

固定資産税などの維持の費用負担から、早い段階で解放されるのもメリットといえるでしょう。

ただ注意点として、買い手が容易に現れない場合があることを覚えておいてください。

一般に築年数20年以上の古い物件は、売却の難易度が上がり、売れたとしても価格が安く抑えられてしまいます。

売れない空き家には、家を解体して土地を売却する選択肢があります。

この場合、解体費用がかかることを把握しておきましょう。

売却費用と、売却のためにかかる費用のバランスを考慮した判断が求められます。

空き家になった実家に、商品としての価値があるかどうかは、不動産会社に相談して査定してもらうと良いでしょう。

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【実家売却の基礎知識】高く売る手順とタイミングを解説

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実家を残したいなら「賃貸」|実家を壊さず運用できる

実家の空き家|賃貸
メリット実家を残せる
定期的な収入が得られる
デメリットリフォーム費用がかかる
固定資産税など貸主が負担すべき費用がある
すぐに借り手が見つかるとは限らない

実家を残したいとお考えなら、「賃貸」に出す検討をしましょう。

空き家になった実家を有効活用し、定期的な収入を得ることができます。

「いつかは実家に戻って住みたい」「思い出があるから残したい」とお考えの方にとって、実家を壊さず運用できることは、何より大きなメリットでしょう。

賃貸にすれば、空き家の維持管理は基本的に入居者に任せられ、家賃収入は、月々の生活費として活用できます。

一方、デメリットは、リフォーム費用などの支出が発生することです。

賃貸に出せる状態にするためには、多くの場合リフォームが必要になります※。
※リフォームをせず、そのままの状態で安価で貸し出すケースもあります。

また、固定資産税や火災保険料は貸主が支払うということも把握しておいてください。

賃貸で得る収入と、賃貸に出すための支出のバランスを考えた判断が必要となります。

さらに、賃貸に出すといっても、すぐ借り手がつくとは限らないことにも注意が必要です。

需要がなければ、収入のないまま、維持管理費を払い続けることになります。

賃貸に出す判断基準は、「実家を残したいかどうか」「実家に賃貸需要があるか」「すぐに利益を得られなくていいか」を考えましょう。

空き家になった実家に賃貸物件としての価値があるかどうかは、不動産会社に相談して査定してもらうと良いでしょう。

チェック!
【将来実家を利用したいなら定期借家契約がおすすめ】

賃貸の契約方法には、下記の2種類があります。

  • 普通借家契約
  • 定期借家契約

一般的に用いられる普通借家契約は、基本的に借り主が希望する限り契約が更新されます。
貸主から解約するのは難しいため、将来実家を利用する予定がある場合は、定期借家契約がおすすめです。

定期借家契約なら、あらかじめ定めた期間のみを賃貸期間とすることができます。

ただ、借り手が見つかりやすいのは、普通借家契約の方だということも把握しておきましょう。

他人に貸したくないなら「空き家管理サービス」|プロに空き家の維持管理を任せる

実家の空き家|空き家管理サービスに委託
メリットプロに空き家の維持管理が任せられる
手間をかけずに空き家の実家をきれいに保つことができる
デメリット管理会社に支払う費用(月額数千円〜1万円)が発生する

実家は売却しないで残したいが、他人に貸して住まわせるのには抵抗があるという人もいるでしょう。

その場合は、「空き家管理サービス」に、実家の維持管理を委託する方法があります。

「空き家管理サービス」とは、名前の通り、所有者に代わって空き家を管理するサービスで、基本的に月に1回程度空き家の清掃や郵便物の確認をしてくれます。

契約によっては、建物点検や換気、雨漏りの確認や屋内外の巡回をするようなサービスも​​請け負います。

プロに適切な管理を任せられるので、実家は残したいが自分で空き家を維持する煩雑な作業は行えないという人におすすめです。

ただ、手間をかけずに実家を管理できる代わりに、委託費用はかかります。

各管理会社、サービスの内容によっても違いますが、相場は月に数千円〜1万円程度で、年間、数年単位で考えると軽い負担とはいえません。

料金やサービスの内容を複数社比較して、ご家族に合った管理サービス会社を検討しましょう。

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空き家の実家を放置する4つのリスク

空き家の実家を放置するリスク

「空き家の対処は早めがいいことは分かるけど、決断が難しくて」
「身内の意見がなかなかまとまらない。どれを選ぶにしても大変そうだし…」

ここまでの解説を読んでも、遠方に住んでいたり、多忙な方は、空き家の処置を先延ばしにしてしまうかもしれません。

確かに、どの対処法を選んでも、実施には手間や費用、労力を要するでしょう。

しかしながら、それと比べても、放置のリスクは多大です。

2章では、空き家になった実家を放置するリスクに言及します。

人の住まない実家をそのままにはできない理由を、しっかり把握しておきましょう。

お金がかかる|固定資産税や火災保険など

リスクの1つめは、金銭面での負担です。

空き家は、所有しているだけでお金がかかります。

放置して何もしなくても、下記のような費用が発生し続けるのです。

【空き家にかかる費用の目安(年額)】

固定資産税約10万〜15万円
都市計画税約3万〜5万円
火災保険約1万〜2万円
光熱費(契約を継続している場合)約1万〜2万円

※費用は2,000万〜4,000万円の土地付き一戸建てにおける平均的な価格(目安)です。
固定資産税は築年数や建物(土地)の評価額によって大きく違ってきます。
※都市計画税は、すべての地域に発生するものではありません。土地区画整理事業の費用に充てられるもので、原則として市街化区域内に所在する土地及び家屋に対して課税します。(参照:総務省|都市計画税

このように、空き家は所有しているだけで、15万円〜20万円の費用がかかってしまいます。

年数を重ねるほど、金銭的な負担も積み上げられてしまうので、早めの対処を検討しましょう。

チェック!
【空き家の固定資産税|特別措置法の改正】

空き家には固定資産税の軽減措置(最大1/6の減額)※1がありますが、2015年に「空き家対策特別措置法」が施行され、特定空き家※2への適用は無くなることが決定されました。
※軽減措置:敷地内に建物があれば、200平方メートルまでの敷地部分に対して固定資産税が6分の1に軽減される。

特定空き家とは、倒壊等著しく保安上危険となる恐れ、著しく衛生上有害となる恐れ、著しく景観を損なっている状態​​の空き家です。

特定空き家に認定された場合は、住宅保有時の特例対象からの除外だけでなく、50万円以下の過料、行政代執行などの罰則が課せられることがあります。

参照:空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報​​|国土交通省

老朽化が進む|資産価値が下がり売却や賃貸が困難になる

空き家を手入れせずに放置しておくと、老朽化が進みます。

老朽化が進むと資産価値が下がり、売却や賃貸が困難になります。

空き家は、人が住んでいるときより劣化のスピードが早いです。

  • 屋根や外壁が傷んでくる
  • カビや害虫が発生する
  • 庭に雑草が生い茂る

特に木造住宅では鉄骨造りに比べて、老朽化が早く進みます。

屋根や外壁が痛むと、地震や台風で倒壊する可能性もあります。

倒壊はシロアリなどの害虫の侵食が原因になる場合もあり、そうなると売却や賃貸は、さらに難しくなるでしょう。

後になって利用しようにも、多額の解体費用やリフォーム費用がかかってしまいますので、空き家の有効活用には、早めの対処が必須です。

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近隣へ悪影響を与える|衛生面でも迷惑をかけてしまうリスクがある

空き家の老朽化は、近隣へ悪影響を免れません。

怪我や事故への日常的な不安を与え、衛生面でも迷惑をかけてしまうリスクがあるのです。

近隣への悪影響として下記が考えられます。

  • 傷んだ建築材(外壁や瓦)が近隣へ飛んで人に怪我をさせる
  • カビやシロアリが近くの家にまで侵食する
  • 枯葉が、隣家の屋根や庭に堆積する
  • 成長した樹木が隣家の屋根を覆ったり、通行を妨げる
  • 悪臭が発生する

老朽化で屋根や外壁が痛むことは先述しましたが、建築材が飛んで人に怪我をさせてしまうと損害賠償を請求される可能性があります。

また、定期的に通風していない家は湿気やカビで悪臭が充満します。

ゴミの不法投棄も誘引しやすくなり、衛生面からも、近隣へ迷惑をかけることが避けられないでしょう。

さらに、大きな樹木を放置して成長を続けると、隣家との境界を超えるだけでなく、倒れてしまう可能性があり、通行人まで危険に晒すことになります。

空き家の放置は、所有者の意思と関わりなく、周辺の人々に多大な迷惑をかけるリスクがあります。

犯罪を引き起こすリスク|不法侵入や放火などの犯罪に巻き込まれる

空き家を放置していると、不法侵入や放火などの犯罪を引き起こしやすくなります。

人の訪れない空き家は、下記のような犯罪や事件の温床となるのです。

  • 不法侵入
  • 不法投棄
  • 放火

昨今では、特殊詐欺グループが空き家を利用したといったケースもありました。

こうした犯罪の可能性は、近隣住民へ不安を与えるだけでなく、地域のイメージまで悪化させる可能性があります。

実際に犯罪が起きてしまったら、所有者にも放置責任が問われることは間違いありません。​​

【6つの事例紹介】実家の空き家を相続した人の体験談

実家の空き家を相続した人の体験談

空き家になった実家に関する6つの体験談をご紹介します。

対処についてまだ迷っている方は、具体的な事例と照らし合わせて、自分はどうすべきか?を考えていきましょう。

※実際のニュースや投書等を元に作成した事例です。

興味のあるところからご覧になってください。

実家の空き家|3つの成功事例

まず、成功した体験談を3つご紹介しましょう。

順に解説します。

成功例①|不動産買取業者に依頼して売却

「売却」成功例 
売却が上手くいった事例です。
1人暮らしの母が急逝して空き家になった実家。
家族の誰も住む可能性はなく、最初から売却を考えて不動産仲介業者​​に依頼した。
だが築30年という古さや、不便な田舎という立地もあってか1年を経過しても買い手がつかなかった。
そこで方向を転換し、不動産買取業者​​に買い取ってもらうことを決断。
結果的に、子どもの進学費用に充てられるほどの金額を手にすることができた。

不動産仲介業者に依頼してもなかなか買い手がつかない場合、不動産買取業者に実家を買い取ってもらう方法があります。​​

仲介より売却価格が低くなる可能性がありますが、とにかく早く売却して空き家の悩みを解消したい方におすすめです。

買取業者に依頼すれば、確実に物件を売却できるため、資金の運用計画も立てやすくなります。

不動産仲介と買取の両方を扱っている不動産会社もありますので、そういった会社の利用を検討しても良いでしょう。

成功例②|DIY型賃貸借​​で有効活用

 「賃貸」成功例 
工夫した賃貸の成功例
です。
退職後に実家に住みたいと考えており、それまで空き家を賃貸に出すことを考えたが、リフォーム代が高過ぎて悩んでいた。
不動産会社の助言もあり、DIY型賃貸借で安く貸し出したところ、入居者が見つかり、数年間、空き家を有効活用できた。
また、期間を決めて貸す定期借家契約にしたので、退去時のトラブルもなく、退職後に妻と実家に移り住むことが叶った。

DIY型賃貸借は、修繕を行わない現状の家(部屋)の状態で賃貸に出し、入居者は許可を得た上で、自ら費用を出して家(部屋)の改修を行う賃貸借契約や物件のことです。

入居者には、リフォームやDIY​を楽しみながら行えるメリットがあり、貸主には、修繕費を入居者に負担してもらえる利点があります。

賃貸料は一般的な家賃に比べて安くなりますが、1番の望みが、『空き家をなるべく綺麗な状態で数年間有効活用すること』だった場合は、良い選択といえるでしょう。

成功例③|シェアハウスにして成功

 「賃貸」成功例 
シェアハウスを成功させた事例です。

お屋敷のような実家には愛着があって、すぐに売却という気持ちになれず、賃貸に出すことを考えた。
ただ、空き家になった木造の実家は、築35年。元は立派な屋敷でも、今は広いだけが取り柄で、あちこち劣化している。
賃貸に出すには、部屋数の多さや広々とした間取りがかえって仇になるかも…と悩んでいたところ、不動産会社からシェアハウスにしないかと提案された。
結果、リフォームをして、ペット可のシェアハウスとして貸し出し、早い段階で入居者が集められた。

シェアハウスとは、1つの住居を複数人で共有して暮らす賃貸物件のことです。

一般的には、キッチンやリビング、バスルームを共有し、プライバシー空間として個室を利用するパターンが多いです。

個々の賃料は安くなるので、入居者が集まりやすくなります。

事例にある「ペット可」のような特色をつけることで、さらにニーズが広がるでしょう。

シェアハウス用に内装や間取りのリフォームは必要になりますが、入居者を継続的に獲得できれば、初期投資の回収が見込めます。

実家の空き家|3つの失敗事例

一方で、失敗した事例も数多くあります。

よくある失敗事例を選んでご紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

失敗例①|不審者が住みついた

 「放置」失敗例 
放置した空き家に不審者が住みついてしまった事例です。

空き家になった実家をどうするか、判断しかねて1年が過ぎてしまった。
遠方に住んでおり、多忙なこともあって、ほとんど放置状態。
久しぶりに様子を見にいったら、布団が敷かれ、人が住んでいる形跡があったので、警察に通報した。
警察の調べで、住所不定無職の50代の男が1ヶ月ほど前から住みついていたことがわかり、震撼した。
しかも男は、残っていたバッグや骨董品などを盗み出して金に換えていた。
空き家を、長期間手入れもせず放置していたことを悔やみ、すぐ売却に動きだしたが、侵入事件の噂が広まったせいか、半年以上経った今も買い手がつかない。

古い一戸建ては頑丈な施錠がないため侵入しやすく、こうした事例は実は珍しくありません。

この所有者は1つ間違えば犯人と対面していたかもしれず、そうなればもっと恐ろしい犯罪に巻き込まれる可能性も否定できないでしょう。

また、このまま放置していて、侵入者がそのまま邸宅内で死亡してしまうと事故物件になることも考えられます。

空き家の放置は、建物の資産価値を低下させるだけでなく、トラブルや犯罪の温床となります。

リスクを回避するためにも、早めに何らかの対処を行いましょう。

失敗例②|安く売却してしまった

 「売却」失敗例 
安価での売却を後悔している事例です。

親の亡き後、数ヶ月放置していた空き家。
処理を決めかねていたところへ、田舎の知人から売ってくれないかという話があり、言い値のままに売却してしまった。
妻からも心配され、いつまでも放置しておけないと焦っていたところへ、知人からの話があり、有効活用してくれるならと早期に決断してしまったのだ。
ところが後になって調べてみると、周囲の物件が賃貸で収益を得ていて、安く売らないで賃貸という選択肢もあったことが判明。
古い田舎の家を自力で維持管理したり、賃貸に出すなど頭から無理だと思っていたのが災いした。
今は、賃貸にした方が利益もあり、実家を永久に手放すこともなかったと後悔している。

周囲の物件が賃貸で収益が得られていても、物件によって状態や条件が違うので、実家を賃貸に出して、かならず上手くいくとは限りません。

したがって、売却したことが失敗だとはいい切れませんが、実家を残したい気持ちが強くあったのなら、事前に賃貸や管理サービスなどの「残す手段」についても検討するべきだったでしょう。

また、同じ売却するにしても、複数の不動産会社に査定を申し込んで比較することで、より高額を手にすることができたかもしれません。

空き家の対処は、早い方がいいとはいえ、焦って知識のないまま行動すると後悔を招きます。

物件の状態、商品としての需要や相場などを、しっかり調べた上で決断するようにしましょう。

失敗例③|賃貸で赤字続き

 「賃貸」失敗例 
賃貸で収益が得られていない事例です。

親が施設に入居し、空き家になった実家をリフォームして賃貸に出したが、なかなか借り手がつかなかった。
築年数の古さや立地が要因と考え、賃料を大幅に下げたところ、借り主は見つかったが、雨漏りや給湯器等の故障が相次ぎ、そのたび修理費用がかかっている。
遠方なので、管理のために実家に赴く交通費もばかにならない。
最初のリフォーム費用、貸し出してからの修繕費、払い続ける固定資産税など総合して考えると、賃貸の収益はなく赤字が続いている。
親が存命であることも考慮して、実家を手放す売却ではなく賃貸を選んだが、施設代も出ない状態で今後どうするか悩んでいる。

古い物件、特に空き家では、想定より安い賃料で貸し出した上、設備の不具合等の修理費がかさんで赤字になってしまう事例が少なくありません。

賃貸で得られる収益については、複数の不動産会社と相談の上、物件の状態も加味して、綿密に見積もりをたてましょう。

実家の状態によっては、「売却」を視野に入れた方がいい場合もあります。

ご自身の希望と収益のバランスを考えて判断してください。

賃貸にする場合も、維持管理をプロであるサービス会社に委託する選択肢があります。

費用はかかりますが、遠方から度々赴く労力や交通費を考えると、メリットは大きいでしょう。

契約によっては、設備不良等の修理も任せられて安心です。

【判断基準】空き家になった実家の最適な対処法

実家が空き家になった時の対処法の判断基準

空き家になった実家の対処について、方向が定まってきましたでしょうか。

ここではここまでの結論として、空き家の実家をどうするか?の判断基準を示します。

自分はどこにあてはまるかを把握していきましょう。

家の空き家を「売却」するのがおすすめの人|金銭面でもメリットの多い対処法

下記にあてはまるケースでは、売却の検討をおすすめします。

「売却」がおすすめの人
✓ 実家を残す必要がない人
✓ まとまった現金を必要としている人
✓ 実家の維持管理ができない(したくない)人
✓ 実家が売却しやすい物件である人

実家を残す必要がないのであれば、売却が1番早く、金銭面でもメリットの多い対処法です。

空き家を現金化することができ、固定資産税や維持管理に伴う費用の支払いが一切不要になります。

実家の空き家を維持管理できない(する人がいない)ケース、また、残して将来的に活用する予定が皆無である場合は、なるべく早く売却した方が良いでしょう。

ただし、築年数が20年以上の古い物件や、立地などの条件によっては、買い手が容易に現れない可能性があるので注意が必要です。

実家が比較的新しく売却しやすい物件であれば、そうした問題はありません。

売却の際は、より良い条件で売れるように、複数の不動産会社の査定額を比較するなど、リサーチを行うことをおすすめします。​​​​

実家の空き家を「賃貸」に出すのがおすすめの人|実家を壊さず月々の家賃収入を得る

下記にあてはまるケースでは、賃貸の検討をおすすめします。

「賃貸」がおすすめの人
✓ 実家を残したい人
✓ 将来的に実家に住む可能性がある人
✓ 実家を有効活用して、定期的な収入を得たい人

実家を残したい人には、賃貸に出すことをおすすめします。

実家を壊さず、有効活用して、月々の家賃収入を得ることができます。

住む人がいることで、換気や掃除なども行われ、空き家の急激な老朽化を防ぐことができます。

ただし、賃貸では、固定資産税や火災保険料は貸主が支払い続けること、初期投資としてのリフォーム費用のほか、折々の設備修理などの費用負担が発生することに注意してください。

定期的収入があるといっても、安い家賃設定や、入居者の集まり具合によっては、赤字の可能性があります。

対策として、リフォーム費を抑えられるDIY型賃貸借​​​​や、複数の入居者に貸すシェアハウスの選択があることも覚えておきましょう。

実家の空き家を「空き家管理サービス」委託するのがおすすめの人|資産価値を維持する

下記にあてはまるケースでは、「空き家管理サービス」への委託がおすすめです。

「空き家管理サービスに委託」がおすすめの人
✓ 実家を残したいが、賃貸には抵抗がある人
✓ 空き家の維持管理を人(プロ)に任せたい人
✓ 現時点で実家を元手にした収益は必要ない人

実家は残しておきたいが他人が住むのは抵抗があるという人は、「空き家管理サービス」の利用を検討しましょう。

空き家を所有し続けたくても、遠方に住んでいたり、多忙だったりすれば、自分(家族)での維持管理は容易ではありません。

空き家管理サービスに委託すれば、定期的なプロの管理が実施されるため、心身の負担なく実家の資産価値を維持することができます。

空き家放置でのトラブルやリスクも回避できます。

ただ、空き家を元手にした収益がないだけでなく、固定資産税などの維持費に加え、管理費用がかかるので、金銭的に余裕のない人には積極的におすすめできません。

【無料】空き家の売却には「不動産一括査定サイト」がおすすめ

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空き家になった実家の売却を考えるなら、まずは「不動産一括査定サイト」で複数社の査定額をチェックしましょう。

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一刻も早く空き家を売却したい方には、多くの不動産会社に問い合わせる手間なく、複数社の査定額が比較できることは何よりの利点でしょう。

また、不動産会社と一口にいってもそれぞれ特徴があり、得意とする物件種別やエリアがあります。

売却の目的やケースに合った不動産会社を見つけるのは容易ではありませんが、不動産一括査定サイトなら、最初から目的に沿った会社に絞って依頼できるため、その手間はかかりません。

普段不動産会社を利用していない人は、良い不動産会社とそうでない会社を簡単には見分けられませんが、不動産一括査定サイトでは、全国の不動産会社の中から厳選した不動産会社を掲載しています。

厳選された質の高い不動産会社の中から、あなたやご家族の目的に合った不動産会社が見つけやすくなるのです。

実家の売却で後悔しないためにも、まずは、無料の『不動産一括査定サイト』を利用しましょう。

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【おすすめの不動産一括査定サイト】

不動産一括査定サイト2選をご紹介します。

数ある無料の一括査定サイトの中から、どれを利用するか迷ったときの参考にしてださい。

①HOME4U不動産一括査定

HOME4U不動産一括査定
出典:HOME4U

HOME4U」は、NTTデータグループが運営する​​不動庵一括査定サイトです。

官公庁などのデータを扱う信頼と実績のあるNTTデータグループの高いセキュリティとシステムで、国内最長23年の運営実績を誇ります。

培われたノウハウで、実績ある不動産会社のみを選定し、大手企業から地域に精通した中小企業まで、約2,500社と提携。あなたと相性の良い不動産会社を厳選してご紹介します。

②すまいValue不動産一括査定

すまいValue不動産一括査定
出典:すまいValue

「すまいValue」は、三井不動産リアルティ(三井のリハウス)・住友不動産ステップ東急リバブル・野村不動産・小田急不動産・三菱地所の大手6社が運営する不動産一括査定サイトです。

6社だけと聞くと少なく感じるかもしれませんが、実はこの6社の実績合計は、日本国内の不動産売約実績の約60%を占めています。

業界トップの超大手不動産会社6社に一括査定を申し込めるサイトは「すまいValue」のみで、圧倒的な信頼と安心感があります。

ただし、店舗がない地域には対応していないので、その点は注意が必要です。

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まとめ

空き家の実家を相続したら、まず、「残したいか」「残さなくてよいか」を検討しましょう。

空き家の対処法は大きく3つに分けられます。

実家を残したい場合
・売却する
・空き家管理サービスに委託する
実家は残さなくてよい場合
・賃貸に出す

空き家の放置にはさまざまなリスクがあるため、早めの対処が肝心です。

本文で紹介したメリットやデメリットも参考に、あなたやご家族に1番良い方法に着手しましょう。

この記事を、空き家に関するお悩みの解消に大いに役立てて頂けたらと思います。

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著者

大学在学中に、人材派遣・セールスアウトソースのスタートアップに参画。その後、賃貸不動産会社専門商社に移り、新規事業開発・営業責任者として東証マザーズ上場後に執行役員を務める。

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