谷川建設は自然素材の温もりと上質な住まいづくりで注目されています。
無垢材を活かした木の家を得意とし、地域に根差した丁寧な対応が魅力のハウスメーカーです。
なお、建てる家の規模や仕様によって差はありますが、谷川建設の坪単価はおおよそ87万円です。
この記事では谷川建設の特徴や坪単価、他社との違いに加え、家を建てる際の注意点まで幅広く解説していきます。
また、家づくりで後悔しない第一歩をお伝えします。
それは、複数のハウスメーカーのカタログを一括で取り寄せて比較しておくことです。
知らずに直接ハウスメーカーに申込むと損するかもしれません。
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家づくりの第一歩として、まずは気軽にカタログを取り寄せることから始めてみてください。
谷川建設に興味がある方や自然素材の家を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
下記の画像はハウスメーカーの比較マップです。谷川建設は「高性能×ミドルグレード」に分類されています。

【注文住宅に関するニュース】2025年1月の戸建て注文住宅の受注は12社中住友林業など5社で増加している
ハウスメーカーが2月17日までに発表した1月の戸建て注文住宅の受注速報値は、12社中5社が増加となった。各社の増減は以下の表の通り。
1月単月 | 期累計 | |
---|---|---|
積水ハウス | 0%→ | 5%↑ |
大和ハウス工業 | 33%↑ | 11%↓ |
住友林業 | 20%↑ | 20%↑ |
セキスイハイム(積水化学工業) | 6%↓ | - |
ヘーベルハウス(旭化成ホームズ) | 2%↓ | 8%↑ |
ミサワホーム | 2%↓ | 4%↑ |
パナソニック ホームズ | 3%↓ | 11%↑ |
日本ハウスホールディングス | 5%↑ | - |
三井ホーム | 20%↓ | 6%↓ |
ヤマダホームズ | 19.7%↑ | 0.7%↑ |
タマホーム | 0%→ | 2%↓ |
ヒノキヤグループ | 37%↑ | 37%↑ |
本記事では、不動産売却マイスター独自のアンケートの結果も採用しています。
調査対象人数:1,204人(回答が1,100人)
調査対象内容:ハウスメーカーで実際に家を建てた事がある方
調査期間:2025年5月21〜2025年5月30日
調査委託会社:アイブリッジ株式会社(freeasy)
アンケート結果
ハウスメーカー67社とその他に絞ったハウスメーカー・工務店の内、実際に利用したハウスメーカーが多い順で3つにまとめています。

積水ハウス | 136人(回答1,100人中) |
セキスイハイム | 107人 |
一条工務店 | 86人 |
積水ハウスの坪単価は、平均120万円とハイグレードに位置していて高い印象が見受けられますが、それでも利用率が1位ということは、高くても性能に満足を得たい方が多いのが分かります。
積水ハウスは、単体での満足度も5点満点中4.09点と高評価の為、おすすめのハウスメーカーです。
谷川建設は檜を使った自然素材住宅で知られるハウスメーカー

谷川建設は、希少な「木曽檜(きそひのき)」を構造材として使用し、無垢材だけで家を建てることで、快適・健康・長寿命を実現する住まいづくりを行っています。
木曽檜は、以下のような特徴を持つ高品質な天然素材です。
木曽檜は、年間20万本しか産出されない貴重な木材で、耐久性・強度・調湿性に優れています。
日本の寺社仏閣にも使われてきた伝統ある素材で、美しい木目と香りの高さも魅力のひとつです。
谷川建設では、その中でも特に強度の高い檜を厳選し、構造体の芯からふんだんに使用しています。
また、木材の品質を保つために、選別・乾燥・加工までの全工程を自社で一貫管理している点も特徴です。
具体的には、「木材選別格付技士」が木目や色艶を丁寧にチェックし、木の特性に応じて乾燥方法を使い分けるなど、徹底したこだわりがあります。
そして、施工は谷川建設の熟練職人集団「谷建会(たにけんかい)」が担当しています。
このような徹底した品質管理によって
- 住むほどに味わいが深まる経年美化
- 檜の香りでリラックス
- 調湿性の高い無垢材によって、快適な室内環境をキープ
といった魅力が詰まった住まいが完成するのです。
「自然素材で健康に、長く住める家をつくりたい」と考えている方には、檜へのこだわりと職人技が光る谷川建設の家づくりが最適な選択肢といえるでしょう。
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谷川建設の坪単価は約87万円|坪数別の相場を解説

谷川建設の坪単価は、およそ87万円です。
SUUMOに掲載された建築実例や建売住宅の販売価格などをもとに算出した参考値であり、実際には仕様やオプションによって上下します。
また、一般的には、建売住宅の価格をもとに注文住宅の坪単価を算出する場合、+20万円程度を見込むケースが多いですが、今回は実例に近づけるため+5万円で試算しています。
ここでは坪数ごとの費用感や特徴を具体的に解説しますので、理想の住まいづくりに役立ててください。
では、それぞれ見ていきましょう。
【25坪の目安】坪単価94万円・総額3,055万円
平均坪単価 | 94万円 |
---|---|
建物本体工事費 | 2,350万円 |
付帯工事費・その他諸費用(総額の20~30%程度) | 705万円 |
総額 | 3,055万円 |
谷川建設で25坪の家を建てた場合、総額の目安は約3,055万円です。
コンパクトながらも高性能な家が実現でき、「無理のない広さ」と「安心できる住宅性能」を両立したい方にぴったりのサイズです。
家族2〜3人でゆったり暮らしたい方や、将来的なメンテナンスコストを抑えたい方にとって、25坪は機能性と経済性のバランスが良い選択肢といえるでしょう。
なお、今回ご紹介している価格は、SUUMOに掲載された建築実例をもとに算出した参考値です。
実際の契約内容やプランによっては、価格に幅が出ることもあります。
特に、断熱グレードや内装・外構の仕様が充実している事例では、相場より高く見えることもあるため、より正確な費用感を知りたい場合は、ハウスメーカーに直接相談してみるのがおすすめです。
【30坪の目安】坪単価88万円・総額3,432万円
谷川建設の30坪前後の建売住宅をもとに算出した参考値となります。
平均坪単価 | 88万円 |
---|---|
建物本体工事費 | 2,640万円 |
付帯工事費・その他諸費用(総額の20~30%程度) | 792万円 |
総額 | 3,432万円 |
谷川建設で30坪の家を建てる場合、建築費の目安はおよそ3,432万円です。
30坪という広さは、ファミリー層からの支持が高く、暮らしやすさとコストのバランスを両立しやすいサイズといえます。
部屋数にも余裕がありながら、ムダのない動線を確保できる広さのため、子育て世代や共働き夫婦にもおすすめです。
なお、今回参考にした建売住宅には、吹き抜け・ウッドデッキ・ウォークインクローゼットなどが備わっており、快適な暮らしを意識した設計がされています。
「少し広めの3LDKをベースに、収納や趣味のスペースも確保したい」という方には、ちょうどよいボリューム感の住まいになるでしょう。
【35坪の目安】坪単価79万円・総額3,595万円
谷川建設の35坪前後の建売住宅をもとに算出した参考値となります。
平均坪単価 | 79万円 |
---|---|
建物本体工事費 | 2,765万円 |
付帯工事費・その他諸費用(総額の20~30%程度) | 830万円 |
総額 | 3,595万円 |
谷川建設で35坪の家を建てる場合、建築費の目安は約3,595万円です。
この広さは、部屋数をしっかり確保しつつ、収納や生活動線にもこだわった設計が可能なサイズです。
たとえば、テレワークに便利な書斎スペースや、ゆとりのあるリビングダイニング、ランドリールームなど、日々の暮らしを快適にする工夫も取り入れやすくなります。
今回参考にした建売住宅は、間取りやデザイン性にも配慮された住まいとなっています。
広さにゆとりを持たせたいけれど、予算も大きく膨らませたくない方にとって、35坪・約3,500万円台という価格帯は、無理のない現実的な選択肢といえるでしょう。
【40坪の目安】坪単価77万円・総額4,004万円
谷川建設の40坪前後の建築実例をもとに算出した参考値となります。
平均坪単価 | 77万円 |
---|---|
建物本体工事費 | 3,080万円 |
付帯工事費・その他諸費用(総額の20~30%程度) | 924万円 |
総額 | 4,004万円 |
谷川建設で40坪の家を建てる場合、総額は約4,004万円が目安です。
この広さは、二世帯住宅や趣味部屋、在宅ワーク用のスペースなど、多彩な間取りを叶えたい方に人気があります。
今回の目安金額は、過去の施工実例をもとに算出したもので、スキップフロアやパントリー、シューズクロークなどの設備が取り入れられているケースです。
性能が充実している分、やや価格が高めになる傾向はありますが、40坪クラスになるとコストパフォーマンスが高まり、設計の自由度も広がります。
家族構成やライフスタイルに合わせた、ゆとりある住まいを実現したい方にとって、非常に魅力的な大きさです。
【平屋の目安】坪単価95万円・総額3,705万円
谷川建設の30坪前後の平屋の建築実例をもとに算出した参考値となります。
平均坪単価 | 95万円 |
---|---|
建物本体工事費 | 2,850万円 |
付帯工事費・その他諸費用(総額の20~30%程度) | 855万円 |
総額 | 3,705万円 |
谷川建設で30坪の平屋住宅を建てる場合、総額は約3,705万円が目安です。
一見すると2階建てよりも割高に感じるかもしれませんが、平屋は構造上、基礎や屋根の面積が広くなるため、建築コストが高くなる傾向にあります。
さらに、参考にした建築事例では、断熱性や内装にこだわった仕様が含まれているため、費用がやや高めになっています。
その分、バリアフリー設計やスムーズな家事動線など、暮らしやすさに直結するメリットも多く、長く快適に住みたいと考える方には特におすすめです。
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谷川建設の商品ラインナップの特徴

谷川建設の商品ラインナップは、設計の自由度や性能に応じて2タイプが用意されています。
どちらのタイプも無垢材を標準仕様として採用しており、住み心地の良さと高い品質を両立しています。
それぞれの特徴や対応できる間取りを比較しながら、自分に合った住まいのスタイルを見つけてみてください。
それぞれ見ていきましょう。
HINOCA(ヒノカ)|自由設計×天然素材で上質な一邸
特徴 | 内容例 |
---|---|
設計形式 | 完全自由設計 |
使用素材 | 無垢檜、珪藻土、自然素材の建具など |
快適性能 | Low-Eペアガラス、断熱等性能等級5、耐震3等級 |
対応基準 | 長期優良住宅・ZEH基準対応 |
外観・内装デザイン | フルオーダー対応。和風・洋風どちらも対応可能 |
その他の特長 | グッドデザイン賞受賞、設計士と直接相談可 |
HINOCA(ヒノカ)は、完全自由設計に対応した本格志向の注文住宅ブランドです。
専任の設計士とじっくり相談しながら、理想の間取りや素材を選ぶことができます。
また、建材には国産の無垢檜を構造材に使用し、珪藻土の塗り壁や自然素材の建具などを標準仕様として採用しています。
さらにZEH基準にも対応し、快適性と省エネ性の両立も可能です。
「使うエネルギーより、つくるエネルギーのほうが多い、または同じになる家」のことです。
たとえば、エアコンや照明などで電気を使っても、太陽光発電などで自分の家で電気をつくれば、トータルのエネルギー消費がゼロに近づくという考え方です。
これまでにグッドデザイン賞も受賞しており、設計力の高さも実証されています。
素材や間取りにとことんこだわりたい方には、HINOCAがおすすめです。
CAORIE(カオリエ)|セミオーダーで手軽に高性能な住まい
特徴 | 内容例 |
---|---|
設計形式 | セミオーダー(規格住宅ベース+部分変更可) |
使用素材 | 無垢床(標準仕様)、自然系建材 |
快適性能 | 耐震等級3、省令準耐火構造、断熱等性能等級5 |
対応基準 | 長期優良住宅対応 |
コスト面 | 完全注文よりも価格を抑えられる |
その他の特長 | 設備の延長保証あり、選べるプラン豊富 |
CAORIE(カオリエ)は、セミオーダー形式でコストを抑えつつ、無垢材の床や30年保証など高性能を備えた住まいです。
セミオーダーであるため、オーダーよりも価格を抑えつつ、谷川建設の安定感ある性能がまとめて手に入る構造になっています。
無垢材の床が標準、耐震等級3、省令準耐火構造、長期優良住宅対応など安心できる要素がひと通り揃っています。
耐震等級とは、建物の地震への強さを3段階で示す国の基準です。
数字が大きいほど耐震性が高く、安心して暮らせる目安になります。(参考:住宅性能表示制度ガイド)
等級 | 強さの目安 | 想定される建物例 |
---|---|---|
等級1 | 建築基準法の最低基準(基準レベル) | 一般的な住宅 |
等級2 | 等級1の1.25倍の耐震性 | 学校・病院などの避難所に使われる建物 |
等級3 | 等級1の1.5倍の耐震性 | 警察署・消防署など防災拠点となる建物 |
また、間取りの変更は難しいですが、建具や間仕切りの一部変更は相談可能です。
CAORIEは自由度はやや限られますが、そのぶんコストを抑えながらも安心して住める品質を確保したい方には、おすすめのプランです。
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谷川建設の標準仕様とオプション

谷川建設の家づくりは、標準仕様の段階で高性能・高品質がそろっており、基本のままでも満足度が高いのが特徴です。
そのうえで、ライフスタイルに合わせて選べるオプションも充実しており、自分らしい住まいを実現できます。
ここでは、標準で備わっている内容と追加で検討できる仕様を具体的にご紹介します。
それでは、一緒に見ていきましょう。
谷川建設の標準仕様|自然素材と性能の両立で追加費用が発生しにくい高品質仕様
谷川建設の標準仕様は、「自然素材 × 高性能 × 長期保証」という3つの軸をしっかり押さえており、一般的なハウスメーカーと比較しても非常に充実しています。
以下に、谷川建設の標準仕様についてまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
構造・耐震 | 耐震等級3・耐風等級2 格子組剛床+高強度べた基礎で地震・台風に強い |
断熱・気密 | 高性能の断熱材「ロックウール」を使用 遮熱シート「アウトールAC」標準 断熱等性能等級5(ZEH水準)対応 |
窓・サッシ | アルミ樹脂複合サッシ+Low‑Eペアガラス |
省エネ評価 | 一次エネルギー消費量等級6(BELS取得可能) |
内装・仕上げ | 構造材から床・建具まで国産無垢檜/杉を採用 室内仕上げに珪藻土や無垢建具を選択可 |
特に注目すべきは、構造材から内装仕上げに至るまで国産無垢材を多用している点です。
これは見た目の美しさだけでなく、調湿性・香り・経年変化の美しさといった“住み心地の良さ”にもつながっています。
また、断熱性能や省令準耐火構造といった「見えない部分」も手を抜かず、耐震等級3や等級5相当の断熱仕様など、安全性と快適性を高いレベルで実現しています。
標準仕様の段階でここまで品質が整っているため、余計な追加費用がかかりにくい点も谷川建設の大きな魅力といえるでしょう。
谷川建設のオプション|将来の暮らしに備えた高機能・高意匠な自由設計が可能
谷川建設で注文住宅を建てる際、基本性能は高いものの、希望に応じて追加できるオプションも豊富となっています。
なぜなら、施主のライフスタイルに合わせた“こだわりの家づくり”を実現するためです。
たとえば、以下のようなオプションがあります。
項目 | 内容 |
---|---|
創エネ・蓄電 | 太陽光発電+蓄電池セット〈九電スマートリース〉 |
断熱強化 | UA値をさらに引き下げ、等級6相当も狙える高断熱仕様 |
空調・換気 | 全館空調システムで、1年中快適な室内環境を実現 |
外装 | 外壁タイル仕上げ、塗り壁グレードアップ |
キッチン・水回り | アイランドキッチン・造作洗面などにグレードアップも可 |
収納・内部造作 | スキップフロア、大型パントリー |
標準仕様でも性能は十分ですが、「創エネ・高断熱で光熱費を下げたい」「趣味空間にこだわりたい」といったニーズに合わせて、多彩なオプションが揃っています。
費用対効果を比較しながら、将来のライフスタイルも見据えて取捨選択すると納得度の高い家づくりになります。
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谷川建設はやばい?実際の口コミ・評判を解説

谷川建設で実際に家を建てた人のリアルな口コミをもとに、満足点・不満点の両面から谷川建設の評判を見ていきます。
しかし、独自に行なったアンケート結果(1,204人対象)では、谷川建設で実際に家を建てた方が0人で、口コミや満足度が得られませんでした。
今後、再度追加のアンケートを行った際に追記していきます。
谷川建設と他社ハウスメーカーの坪単価・性能を比較

谷川建設は他社に比べて坪単価がやや高めですが、断熱性や設計の自由度など性能面が充実しており、トータルで見ればコストパフォーマンスに優れたハウスメーカーです。
ここでは代表的なハウスメーカーと「価格」「性能」「設計自由度」などをわかりやすく比較し、谷川建設の立ち位置と強みを解説します。
どこで建てるか悩んでいる方は、各社の違いをここで把握しておきましょう。
では、それぞれ見ていきましょう。
谷川建設と他社との坪単価比較
谷川建設の坪単価はやや高めに感じるかもしれませんが、その分「最初から高品質な仕様」が標準で備わっています。
実際、他のハウスメーカーと比べると、以下のような価格帯です。
この表からも分かるように、谷川建設は中堅〜上位の価格帯に位置しています。
しかし、断熱・耐震性能や国産無垢材の標準採用など、初期仕様が非常に充実しているため、オプション費用を抑えられる傾向があります。
他社の中には、表面上の坪単価は安く見えても、希望の性能を満たすために追加費用が必要になることも少なくありません。
「見積り後に増えるコスト」を考慮すると、谷川建設の価格設定は決して割高ではなく、「トータルで見た納得価格」になっているといえるでしょう。
性能・デザイン・保証の違いを比較する
家づくりでは「価格」だけでなく、性能・デザイン性・保証体制のバランスも重視すべきポイントです。
なぜなら、長く安心して暮らすには、見た目だけでなく中身の良さと将来のサポートが不可欠だからです。
以下に、主要ハウスメーカーとの比較表をまとめました。
谷川建設は断熱性・設計自由度の両面でバランスが良く、理想の住まいづくりがしやすいハウスメーカーです。
断熱等性能等級5に対応し、間取りの自由度も高いため、自分の暮らし方や地域に合わせた設計がしやすい点が魅力です。
実際に建てられた家では、国産無垢材の床材を活かした温もりあるデザインや、光や風を考慮した配置など、自由設計ならではの工夫が多く見られます。
さらに、断熱や遮音といった住宅性能も重視されており、日々の快適性をしっかりと支えてくれます。
「性能」と「暮らしやすさ」を両立させたい方は、施工事例や相談会で確認してみるとよいでしょう。
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谷川建設で家を建てるデメリット

谷川建設で家を建てる際には、素材や設計にこだわるぶん、コストや手間、工期において注意すべき点があります。
自然素材や自由設計による魅力がある一方で、予算やスケジュールに余裕がない場合は検討が必要です。
ここでは、実際に気をつけておきたい4つのデメリットについて具体的に解説していますので、後悔のない家づくりの判断材料にしてください。
では、それぞれ見ていきましょう。
自然素材ゆえにコストはやや高めに設定されている
谷川建設は自然素材を多く使っているため、どうしてもコストが高くなる傾向があります。
というのも、同社では標準仕様で国産の無垢材を採用しており、合板やビニール素材と比べて価格が高くなりやすいからです。
コスト感の違いは、以下の通りです。
材料の種類 | 主な特徴 | 価格の傾向 |
---|---|---|
無垢材(ヒノキ・スギなど) | 調湿性・断熱性が高く長寿命 | 高い(プレミアム素材) |
合板フローリング | 安価・量産向けだが質感は劣る | 低い(量産素材) |
ビニールクロス | 安価・デザイン豊富だが通気性に欠ける | 低い~中程度 |
このように、床材や柱に使われるヒノキやスギなどの無垢材は、調湿性や断熱性に優れる一方で、加工や管理に手間がかかります。
その分、住まいの快適性や耐久性に優れますが、予算重視の方には割高に感じるかもしれません。
ただし、オプションを減らすことで費用を抑える工夫も可能です。
自然素材にこだわりたい方には、価格以上の価値を感じられるでしょう。
選べる商品プランが少なく自由設計が前提となる
谷川建設は「自由設計」が基本スタイルです。
最初から間取りも設備もすべてゼロから決められるため、自分のこだわりをたっぷり詰め込める反面、迷いやすく、時間もかかるという一面もあります。
以下に、自由設計の特徴と向いている人・向いてない人の特徴をまとめました。
自由設計と規格プランの違い(構造の比較)
項目 | 自由設計(谷川建設) | 規格プラン(他社に多い) |
---|---|---|
設計の自由度 | ◎(全て自由) | △(ベースの枠内で調整) |
打ち合わせ回数 | 多い | 少なめ |
費用感の予測 | 難しいこともある | 比較的しやすい |
時間 | かかることが多い | 短めに済むことが多い |
また、自由設計が向いているのは
- 「こんな家にしたい!」という理想像が明確にある
- 細部まで素材や間取りにこだわりたい
- 打ち合わせや設計の過程も楽しめる
といった方です。
その反面、
- 忙しくて細かい打ち合わせが難しい
- 費用や工期をできるだけ明確にしておきたい
- モデルハウス通りの家で十分満足できる
このような方は自由設計に不向きかもしれません。
自由設計は「自由な分、難しさもある」ものです。
事前に完成イメージや予算の軸をもっておくことが、後悔しない家づくりのコツとなるでしょう。
都市部での展示場や対応エリアが限られている
谷川建設は九州・中国地方を中心に展開する地域密着型の工務店で、対応エリアは以下の7県です。
福岡県・佐賀県 | 福岡市・久留米市・佐賀市 などに展示場・分譲地あり |
長崎県・熊本県・大分県 | 長崎市・諫早市・熊本市・大分市ほか、モデルハウスを複数展開 |
鹿児島県 | 鹿児島市与次郎に展示場、分譲地あり |
広島県 | 広島市を中心に展示場・分譲地あり |
関東・近畿などの地域は原則、施工対象外となります。
しかし、その分地元の気候や土地に合った家づくりに強く、施工精度や対応の柔軟さには定評があります。
対応エリア内で無垢檜の家を検討中の方なら、打ち合わせから施行、アフターまで一貫して任せられる谷川建設へ相談してみてはいかがでしょうか。
着工から引き渡しまでの工期が比較的長め
谷川建設は一棟一棟を丁寧に仕上げる家づくりを行っているため、着工から完成までの期間がやや長くなる傾向があります。
その主な理由としては、
- 自由設計での打ち合わせが多く、プランニングに時間がかかる
- 無垢材や自然素材の乾燥・調整工程に手間をかけている
- 一棟一棟を自社大工が責任施工するため、スケジュールを詰めすぎない
- 建材・工法の選定にこだわるため、即時着工が難しいケースもある
などが挙げられます。
谷川建設ではこのような“見えない部分の品質”にも手間をかけているため、結果として工期が長りやすいです。
実際の工期は建物の規模や設計内容にもよりますが、一般的なハウスメーカーより数ヶ月程度長くなることも珍しくありません。
「品質重視」の家づくりを徹底しているからこそ、ある程度余裕を持ったスケジュールを検討することが大切です。
- 時間がかかっても、じっくり家づくりを進めたい方
- 自然素材や職人品質に価値を感じる方
- 住んだ後の快適性や耐久性を重視したい方
「早く建てたい」より「良い家を建てたい」と考える方にとって、谷川建設の工期はデメリットではなく、信頼できる品質の裏づけとなるはずです。
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谷川建設で家を建てるメリット

谷川建設での家づくりには、素材選びから設計、施工、アフターサポートまで、他社にはないこだわりと強みがあります。
特に、国産の無垢檜を活かした自然素材の家づくりや、高い耐震性能、そして専任のプロによる丁寧な提案など、安心して長く暮らせる工夫が随所に盛り込まれています。
ここでは、そんな谷川建設ならではの魅力やメリットを具体的にご紹介します。
では、それぞれ見ていきましょう。
木曽ひのきや国産無垢材を構造・内装に全面使用している
谷川建設では、年間わずか20万本しか産出されない希少な檜のうち、最も優れた約5万本を厳選して使用しています。
特に、樹齢70~80年の木曽檜を構造材として採用し、木材品質や木目の素性を職人が厳しく見極めて選別しています。
さらに、無垢檜の最大の魅力の一つである“経年美化”により、年月とともに飴色に深みを増す表情の変化が楽しめる点も魅力です。
木の香りや肌触りを大切にした、時間とともに味わいの増す住まいを求める方には見逃せない素材です。
耐震等級3以上を実現する独自構造で地震に強い
谷川建設の住宅は、独自の「格子組剛床構法」を採用し、建物全体の剛性を高めることで、優れた耐震性能を実現しています。
この構法は、柱や梁を格子状に組み上げることで、地震の揺れを建物全体で受け止め、数百年に一度といわれる大地震にも耐えうる強度を確保します。
実際、2016年に発生した熊本地震でも谷川建設の住宅に倒壊は確認されておらず、この事実は同社の公式YouTubeチャンネルでも紹介されていました。
こうした構造は、住宅性能表示制度における最高等級「耐震等級3」を満たすだけでなく、それを超える性能を目指した設計です。
また、台風の多い九州エリアをはじめとした地域においては、耐風性も重要な要素となります。
谷川建設の住宅は、耐風性においても最高等級である「耐風等級2」を取得しており、強風による被害リスクを軽減します。
このように、地震・台風の両面において高い性能を備えた谷川建設の住宅は、大切な家族と暮らしを守る、信頼性の高い住まいといえるでしょう。
ZEH仕様に標準対応し、高断熱・高気密性能を確保している
谷川建設の住宅は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に対応しており、高い断熱性能と快適な住まい心地を兼ね備えています。
ZEH住宅の主な特長は以下の通りです。
- 経済性
断熱性能の高さや省エネ設備の導入により、冷暖房にかかる光熱費を大きく削減できます。
また、太陽光発電を設置すれば、売電によって収入を得ることも可能です。 - 快適性と健康面
内の温度差が小さくなるため、夏も冬も心地よく過ごせます。
ヒートショックなどの健康リスクの軽減にもつながります。 - レジリエンス
太陽光発電や蓄電池を活用することで、災害時や停電時にも電力を確保でき、安心して暮らせる環境が整います。
谷川建設では、これらのZEH基準に加えて、「スマート・ウェルネス・ハウス」という考え方も取り入れています。
これは、住宅の省エネ性能だけでなく、住む人の健康や快適さにも重点を置いた家づくりを意味します。
たとえば、断熱材には高性能な「ロックウール」、構造材には無垢材を採用することで結露やカビが発生しにくく、空気もきれいに保ちやすくなります。
断熱性能がしっかりした住まいは、見えないところで暮らしを支えてくれる大切な要素です。
健康的で快適な住まいを実現できることでしょう。
専属設計士・コーディネーターが一貫して家づくりをサポート
谷川建設では、専任の設計士とインテリアコーディネーターがチームとなって、理想の住まいづくりを丁寧にサポートしてくれます。
以下に、設計士とコーディネーターのサポート内容をまとめました。
設計士のサポート内容 | ・家族構成やライフスタイルに合わせて、間取りや動線を一から提案 ・「家事をしやすくしたい」「土間収納が欲しい」といった希望にも柔軟に対応 ・日当たりや風通しを考慮した設計で、夏も冬も快適な住まいを実現 |
インテリア・エクステリアの提案 | ・コーディネーターが希望のイメージを丁寧にヒアリング ・色使いや素材、照明、外観のデザインまで一緒に選定 ・「ナチュラル」「シック」「和モダン」など、理想のテイストを形にしてくれる |
長年地域密着で家づくりを行ってきた経験を活かし、その土地に合った設計ができるのも強みです。
専任のプロと二人三脚で進めることで、細部まで理想を反映したオーダーメイドの家が完成します。
30年保証・24時間365日対応のアフターサービスが整っている
谷川建設の木造注文住宅は、安心の初期30年の保証付きです。
住宅の引き渡しから3ヶ月・1年・2年・5年・10年・20年・30年の計7回、無償点検が保証されています。
初期30年の無償点検に加え、40年以降も建物が存在する限り定期点検を行っているため、長く住みたい方にとっては安心のアフターメンテナンスとなるでしょう。
対象となる方・建物は、下記の通りです。
- 2011年9月1日以降に契約した方
- すべての工事を谷川建設で設計・施工した建物
- 新築物件としてお引き渡しした建物
さらに、谷川建設では24時間365日対応のコールサービスも提供しています。
こうした手厚いサポート体制により、家を建てたあとも安心して快適な暮らしを続けることができます。
谷川建設に関するよくある質問

家づくりを検討するなかで、「谷川建設って実際どうなんだろう?」と気になることが出てくる方も多いはずです。
性能や構造、アフターサービスなど、知っておきたいポイントはたくさんあります。
ここでは、よくある質問をもとに、谷川建設の住まいづくりについてわかりやすく解説していきます。
では、それぞれ見ていきましょう。
谷川建設の断熱材は?
【答え】谷川建設で採用されている断熱材は、主にロックウールです。
屋根下地(約155 mm)、壁(約92 mm)、床(約105 mm)の厚みでしっかりと施工され、熱を伝えにくい構造とすることで、高い断熱性能を確保しています。
さらに、構造材や床材には木曽檜などの無垢材が使用されており、木そのものの調湿性と断熱性により、室内の温度差を自然に和らげます。
ロックウールと無垢材の組み合わせは省エネ性に優れた住まいづくりに貢献し、断熱等性能等級5(ZEH基準)にも対応可能なほどです。
ただし、実際のUA値や気密性(C値)は商品プランや地域によって異なる可能性があるため、具体的な数値が気になる場合は、担当者への確認をおすすめします。
谷川建設のシロアリ対策はどう?
【答え】谷川建設の家は、シロアリに強いとされる木曽檜を使用しています。
檜は高密度で腐りにくく、害虫被害を受けにくい性質がありますが、木材が劣化すると被害のリスクはゼロではありません。
そこで谷川建設では、引き渡しから5年後に指定業者による防蟻処理を実施することで、保証を継続できる仕組みを採用しています。
断熱性や通気性に優れた構造とあわせて、住まいの耐久性を高める工夫がされているため、定期メンテナンスを受けることで、より長く安心して暮らせる住まいを保てるでしょう。
谷川建設の経営状況はどうなの?
【答え】谷川建設の経営状況について調べたところ、九州の建築業界においてはトップクラスの実力があり、経営も安定していることがわかりました。
下記は、谷川建設の会社概要です。
会社名 | 株式会社 谷川建設 |
本社 | 長崎県長崎市岡町9-1 |
設立 | 1971年12月 |
従業員数 | 525名(令和7年4月末現在) |
売上高 | 244億円(令和6年11月期) |
関連企業 | (株)谷川商事、(株)マルキ開発、(株)ティーズデザイン |
公式サイト | https://tanigawa-group.com/housing/ |
谷川建設は1971年創業以来、長崎を拠点に九州全域で安定した住宅・建設事業を展開してきました。
最新の資料では、従業員が500〜600名規模、売上高が約244億円(2025年11月期)と、地域の中でも財務基盤が厚く、経営の安定性がうかがえます。
とくに注文住宅分野では、「檜といえば谷川建設」というブランドイメージを確立しており、長年の地域密着と技術力に裏打ちされる信頼感があります。
地域密着型ながら施工力とブランドで選ばれてきた点、そして多角化によって将来にわたる成長基盤を築いているという点で、住まい選びのパートナーとして安心感があります。
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谷川建設の坪単価についてのまとめ
谷川建設は、国産の檜や無垢材を使った自然素材住宅に強みを持つ、地域密着型のハウスメーカーです。
自由設計を基本とし、住まい手の暮らし方に合わせた家づくりを丁寧に行っている点が魅力です。
一方で、コストや工期、対応エリアの面では注意が必要です。
特に都市部での対応や、価格の安さを重視する方には合わない場合もあるでしょう。
しかし、素材や施工に対して妥協せず、時間をかけて良質な住まいを求めたい方にとっては、谷川建設は心強いパートナーとなるはずです。
「安心できる素材で長く住める家を建てたい」と考える方は、一度モデルハウスを訪れたり、資料請求をして具体的に検討してみることをおすすめします。
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