オープンハウスの建売住宅は「価格が安い」と注目されていますが、購入者のリアルな声には良い評判も悪い口コミも存在します。
「安さの理由は?」「施工品質は大丈夫?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、本当にオープンハウスが自分に合っているのか、事前にしっかりと情報を整理しておくことが大切です。
本記事では、オープンハウスに関する評判・品質・価格の仕組みを、実際の口コミや調査データをもとにわかりやすく解説します。
後悔しない家選びのために、知っておきたい情報をまとめました。
ぜひ、参考にされてください。
また、家づくりで後悔しないために最初にやるべきことは、複数のハウスメーカーのカタログを一括で取り寄せて比較しておくことです。
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調査対象内容:ハウスメーカーで実際に家を建てた事がある方
調査期間:2025年5月21〜2025年5月30日
調査委託会社:アイブリッジ株式会社(freeasy)
オープンハウスの評判は?購入者のリアルな声まとめ

オープンハウスを選んだ人の声には、満足の声と後悔の声の両方があります。
ここでは、実際の口コミをもとに良い点・悪い点を整理し、最終的な満足度がどうなのかを徹底的に解説します。
また、不動産売却マイスターが独自に行なった「ハウスメーカーを実際に利用した1,204人」にアンケートをとった中で、オープンハウスを利用して家を建てた方の口コミをご紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
オープンハウスの良い評判|細かいところまで聞き取りを行い設計してくれた

満足のいく住環境
参考:不動産売却マイスター独自アンケート結果



細かいところまで聞き取りを行い、設計してくれた
参考:不動産売却マイスター独自アンケート結果



家族が過ごしやすい
参考:不動産売却マイスター独自アンケート結果
オープンハウスには、「住み心地」「設計時の対応」「家族への配慮」に関して好印象を持つ口コミが寄せられています。
実際、独自アンケートでは「満足のいく住環境が整った」「細かい部分まで要望を聞き取ってくれた」「家族が快適に過ごせる設計だった」といった声が多く、利用者が居住後も快適に感じている様子がうかがえます。
特に注目すべきは、設計時のヒアリング力と柔軟な対応で、施主のライフスタイルに合わせた家づくりが実現されている点です。
子育て世帯や共働き世帯など、それぞれの事情に寄り添った提案がされていることが満足度につながっていると考えられます。
また、オープンハウスはコストパフォーマンスにも定評があり、「価格を抑えながらも暮らしやすい住まいを実現できた」という声も少なくありません。
総じて、価格を重視しながらも家族の快適性を犠牲にしたくない人にとって、オープンハウスはバランスの取れた選択肢となっているようです。
オープンハウスの悪い評判|オプションが少ない



2階の階段
参考:不動産売却マイスター独自アンケート結果



オプションメニューが少ない
参考:不動産売却マイスター独自アンケート結果
オープンハウスに関する悪い口コミでは、「住宅設計の一部仕様」や「オプションの少なさ」に不満の声が見られました。
たとえば、「2階の階段の設計に違和感があった」「オプションメニューが少なく自由度が低いと感じた」といった指摘が挙がっており、住み始めてから気づく“使い勝手”への不満が一定数あるようです。
こうした声からは、標準仕様に強みを持つ反面、細かなカスタマイズや個別のこだわりに対する柔軟さには課題があるという印象を受けます。
設計段階での確認やシミュレーションが不十分だった場合、完成後に「思っていたのと違う」と感じる可能性も否めません。
また、自由設計というよりも「ある程度決まった枠の中での選択」という色合いが強いため、理想を100%形にしたいと考える人にはやや物足りないと感じられるかもしれません。
そのため、オープンハウスを検討する際は、「コスパ」と「標準仕様の範囲で満足できるか」を事前に見極めることが、後悔を防ぐ鍵になるでしょう。
オープンハウスの満足度は4.75点(5点満点中)
オープンハウスを実際に利用して家を建てた方(4人の方)へ聞いた、オープンハウスの満足度は下記になります。


結果を見てみると、5点満点中の平均で4.75点です。
利用者数が少ないため、点数自体にはもう少しデータが欲しいところではありますが、満足の声が多いのも事実です。
こうした声を総合すると、オープンハウスは「予算内でそれなりに満足できる家を建てたい」と考える実用重視のユーザーに支持されており、特に初めてのマイホーム購入層からの支持が厚いといえます。
自由設計よりも「決まった中から効率的に選びたい」という方には、十分満足できるブランドと言えるでしょう。
オープンハウスの施工は本当に大丈夫?欠陥や品質の口コミを徹底調査


オープンハウスの建売住宅には、「欠陥があった」「仕上がりが雑だった」といった声が見受けられます。
その背景には、見えない部分での施工不備や、現場管理の甘さが影響しているケースが少なくありません。
こうした問題は、住み心地の悪化や将来的な修繕費の増加につながるため、事前に把握しておくことがとても大切です。
この章では、実際に起こりやすいトラブルや施工体制の実情、品質保証やアフター対応まで詳しく解説します。
購入前にチェックすべきポイントをしっかり押さえて、後悔のない家選びにつなげましょう。
「ひどい家」「欠陥住宅」と言われる理由|実際に欠陥の口コミがあるから
家を購入したのに「ひどい家だった」と後悔する人がいます。それは見た目ではわからない欠陥が潜んでいるからです。
たとえば、雨漏りや床のきしみ、断熱材の不足などは、完成直後には気づきにくいものです。さらに、これらがあると住み心地が悪くなり、修繕費もかかってしまいます。
しかし、実際の口コミを見たところ上記でも紹介しましたが、「細かいところまで聞き取りを行い、設計してくれた」など、満足のいく良い口コミがありました。
逆に、「2階の階段部分」が気に入らないという口コミも見受けられました。
つまり、こうした背景には現場での業者が原因になることが多いです。
現場の業者が原因でも、建てた人はハウスメーカーとの取引なので結果として「欠陥住宅」と言われてしまうことでしょう。
家は人生で最も高い買い物のひとつです。だからこそ、事前のチェックや信頼できる業者選びが何より大切です。
建売住宅に多い施工ミス・トラブルの傾向|スピード工期による仕上がり
建売住宅は価格の手ごろさと完成済みの安心感が魅力です。でも、その裏に施工ミスやトラブルが潜んでいることもあります。
特に多いのは、断熱不足や水漏れ、配線ミスなどの「住んでから気づく不具合」です。これらは購入前の見学だけでは見抜きにくく、暮らし始めてから悩みのタネになります。
つまり、価格重視で選ばれがちな建売こそ、施工品質に目を向けるべきなのです。
購入前には第三者のホームインスペクション(住宅診断)を入れるなど、慎重に進めることが後悔しないためのポイントになります。
ホームインスペクション(住宅診断)とは
専門の建築士や住宅診断士などが行う 住宅の劣化状況や欠陥の有無などをチェックする調査のことです。日本語では「住宅診断」とも呼ばれます。
基礎・断熱・配管など見えにくい部分の不備
家の中でも特に気をつけたいのが、完成後は目に見えなくなる「基礎・断熱・配管」の不備です。
たとえば、基礎にひび割れがあれば地震の際に被害が広がりやすく、断熱材がきちんと入っていないと冷暖房の効きが悪くなり、光熱費がかさみます。
さらに配管がずさんだと、漏水や異臭といった生活に直結する問題も起こります。
新建ハウジングに掲載のさくら事務所の調査によると、工事中ホームインスペクション(第三者検査)の検査結果で不具合指摘率が50%以上、また構造、防水、断熱の項目では60%を超えるというデータを確認しています。


こうした問題は表面からは見えにくく、完成後に発覚するケースが多いのが現実です。だからこそ、信頼できる施工会社かどうか、建築中の写真を見せてもらえるかなどをチェックすることが大切です。
「見えない部分」こそ住まいの土台と考え、丁寧に確認しておきましょう。
スピード優先の工期で仕上がりが粗いケースも
建売住宅では、短期間で多くの家を建てるため、工期を短縮する傾向があります。その結果、細かい仕上げが雑になったり、手抜きと感じられるような部分が残ったりすることがあります。
たとえばクロスのよれや建具のズレ、窓枠の隙間など、一見小さなことですが、住んでみるとストレスになります。
主な原因として、下記のことが考えられます。
- 工期の不足で長時間働かざるを得ない状況になる(疲れなど)
- スピードを優先するあまりミスが多発する
国土交通省の資料でも、建売住宅では「工期の短さが品質に影響を与えることがある」と指摘されています。
※出典:国土交通省(建設工事における適正な工期の確保に向けて)
つまり、スピードと品質は常にバランスが必要なのです。購入時には、施工期間や職人の体制、現場管理の状況なども確認し、「早く建てられた家」よりも「丁寧につくられた家」を選ぶ意識が大切です。
現場管理体制・下請け施工の実情は|重層下請構造による品質などの低下も
建売住宅でトラブルが起きやすい理由の一つが、現場の管理体制にあります。というのも、多くの工務店やハウスメーカーでは、実際の施工を下請け業者に任せているからです。
監督者が常駐していない現場では、ミスや手抜きが見逃されやすく、結果として品質にバラつきが出るのです。
たとえば、現場にゴミが散乱していたり、施工の進捗がずさんだったりする様子は、管理が行き届いていないサインです。
重層下請構造では、多様化への対応で必要でもありますが、施工管理や品質・安全管理が行き届かないことが「品質や安全性の低下等」の一因ともされています。
参照:国土交通省(持続可能な建設業に向けた環境整備検討会24頁)
購入前に「どのような体制で建てられたか」を確認することが重要です。
確認項目 | 確認の目的・理由 |
---|---|
どの業者が施工したのか | 実績や信頼性のある施工業者かどうかを見極めるため |
現場監督がどの程度関与していたのか | 管理体制がしっかりしていたかを把握し、ミスや手抜きのリスクを確認するため |
施工中の写真や記録が残っているか | 見えない部分(基礎・断熱・配管など)の施工状況を確認できるか判断するため |
工事中のチェック体制(社内検査・第三者検査) | 品質を保つためのチェックが行われていたかどうかを確認するため |
販売会社に「どの業者が施工したのか」「現場監督はどう関与していたのか」を質問することで、住宅の信頼度を見極めましょう。
品質保証・アフター対応の実力をチェック
住宅を選ぶときは、建てるときだけでなく「建てたあと」の対応も大事です。というのも、住んでからの不具合やトラブルは避けられない部分もあり、それにどう対応してくれるかで、安心感がまったく違ってくるからです。
実際、住宅瑕疵担保責任保険制度(国土交通省の制度)により、基本構造部分については10年間の保証が義務づけられていますが、それ以外の細かな部分は業者ごとの対応次第です。
住宅瑕疵担保責任保険制度とは?
新築住宅に重大な欠陥(瑕疵=かし)が見つかった場合に、補修費用などを保険でカバーする仕組みです。
- 消費者(住宅購入者)を守るため
- 欠陥があった場合でも、安心して補修や修理を受けられるようにするため
- 万一、住宅を建てた会社が倒産していても、保険から補修費用が出るようにするため
中には「引き渡し後は連絡がつかない」といった声もあります。そうした失敗を避けるためには、事前に「アフターサポートの窓口が明確か」「保証内容が書面で提示されるか」をしっかり確認することが重要です。
また、保証の10年は他社に比べると短いのが特徴です。
ハウスメーカー名 | 保証制度の目安 |
アイフルホーム | 最長60年(条件あり) |
一条工務店 | 最長30年(条件あり) |
積水ハウス | 初期30年+延長可 |
住友林業 | 最長60年(点検条件) |
セキスイハイム | 最長60年(延長型) |
保証がある=安心ではなく、実際に機能する体制があるかどうかを見極めましょう。
オープンハウスが安い5つの理由!価格の裏側とコスパの実態


オープンハウスが「なぜここまで安くできるのか?」という疑問に対し、5つの明確な理由から徹底解説します。
土地の仕入れから設計・施工、営業方法に至るまで、コスト削減の仕組みには意外な工夫が満載です。
ここを読めば、価格の裏にある合理性とコスパの実態がスッキリ理解できます。
1. 土地の仕入れ方法が独自で効率的
オープンハウスの住宅が比較的安く提供できる理由のひとつは、土地の仕入れ方法にあります。
オープンハウスでは狭小地や変形地など、他社が手を出しにくい土地を積極的に買い付け、それを商品化する力を持っています。


一般的な不動産会社では敬遠されがちな土地でも、建物の設計を工夫することで価値を生み出しているのです。
たとえば「旗竿地」と呼ばれる細長い土地も、うまく設計すれば駐車場や庭として活用可能です。このような仕入れの工夫が、土地代のコスト削減につながっています。


土地の仕入れから家づくりまで一貫して戦略的に進める姿勢が、価格の安さの土台を支えているのです。購入者としては、価格の背景にある工夫を知っておくことで納得のいく判断がしやすくなります。
2. 間取りや設備仕様をパターン化してコスト削減
オープンハウスでは、間取りや住宅設備の仕様をある程度パターン化することでコストを抑えています。
これは、オープンハウスに限ったことではないですが、建売住宅などは1軒ごとにゼロから設計するのではなく、よく使われる間取りや仕様をテンプレート化し、効率的に家を建てる方法を採用しているのです。
これにより、設計時間の短縮だけでなく、資材の発注や施工の流れもスムーズになります。
たとえば、浴室やキッチンの位置を共通化すれば、配管工事の効率が上がり、結果としてコストダウンが実現するのです。
この仕組みは、外観や設備の自由度がやや制限される一方で、価格を抑えたい購入者には非常に合理的な選択肢となります。
3. 自社グループでの設計・施工・販売による中間コスト削減
オープンハウスが価格を抑えられるもうひとつの要因は、「自社グループ完結型」の仕組みです。
通常、設計会社、施工会社、不動産会社がそれぞれ別になっていると、それぞれに中間マージン(手数料)が発生します。
しかし、オープンハウスでは設計から施工、販売までを自社グループ内で担うことで、外部への手数料を大幅に削減しています。これにより、同じような立地・広さの住宅でも、他社より安く提供することが可能になるのです。
実際、グループ企業による一貫体制は、効率化とコスト削減に大きく寄与していると業界内でも注目されています。
購入者としては、価格だけでなく「誰がどう関わって建てたか」も知ることで安心材料が増えます。
4. 営業スタイルと広告戦略がローコスト
オープンハウスの価格の安さは、営業や広告のやり方にも理由があります。他の大手ハウスメーカーのように、大規模なモデルハウスや豪華なカタログを使わず、現地販売中心のシンプルな営業スタイルを採用しています。
そのぶん、展示場の維持費や広告制作費がかからず、そのコストが価格に転嫁されないのです。
また、テレビCMよりもインターネット広告やチラシに力を入れており、効果的にコストを抑えながら集客をしています。
営業スタッフも少人数で効率的に対応しているため、価格をできるだけ抑えたまま提供することが可能になります。
広告や営業にお金をかけすぎないからこそ、家そのものの価格に影響が出にくいです。この戦略は「必要なところにだけお金をかける」合理的な考え方ともいえるでしょう。
5. スケールメリットが価格を抑えている
オープンハウスは、年間19,000戸以上という圧倒的な供給戸数を誇る住宅メーカーです。
この「大量供給」というスケールメリットを活かすことで、資材や住宅設備を低コストで一括仕入れすることが可能となっています。
たとえば、キッチン・バス・トイレといった主要な住宅設備は、LIXILやTOTOなど大手メーカー製を標準採用していますが、大量発注によって通常よりも割安な価格で導入できるのです。
これにより、建物全体のコストを抑えながらも一定の品質を保つことができ、価格と性能のバランスが取れた住宅を実現しています。
スケールを活かしたこの仕組みは、「品質を落とさずコストだけを抑える」という点で、多くの購入者にとって納得感のある選択肢となっているのが特徴です。
オープンハウスの坪単価は60万円〜80万円が目安
オープンハウスの住宅価格は「なぜこんなに安いの?」と思うほどリーズナブル。その理由のひとつが、坪単価の安さにあります。
地域や間取りにもよりますが、一般的にオープンハウスの坪単価は約60〜80万円程度が目安とされています。
参考:SUUMO(※坪単価は、実際の注文住宅の建築事例より算出しています。)
これは大手ハウスメーカーの坪単価(平均80〜100万円超)と比べて割安で、都心エリアで家を持ちたい人にとって大きな魅力です。
ただし、この価格には土地の条件や設備のグレードによる差もあるため、見積もりをよく確認することが大切です。
「とにかく価格重視」という方には魅力的な選択肢ですが、安さの理由を理解したうえで検討するのが後悔しないコツです。
オープンハウスのデメリット


価格の安さで注目されるオープンハウスですが、自由度やサポート面では注意点もあります。
仕様の選択肢が少なかったり、対応にバラつきがあったりと、期待とのギャップを感じることもあるでしょう。
下記に購入前に知っておくべき「デメリット」を3つ紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
価格の安さと引き換えにサポート面は物足りない
オープンハウスは価格の安さが魅力ですが、そのぶんサポート体制に物足りなさを感じる人もいます。
なぜなら、営業・設計・アフターサービスなどの対応品質にバラつきがあるという口コミが少なくないからです。
たとえば、「担当者によって対応が丁寧だったり雑だったりした」「質問への返答が遅いことがあった」といった声も見られます。
※参照:みん評
もちろん、すべての担当者がそうというわけではありませんが、「安くて早い」ことを優先するぶん、手厚いサポートを重視する方にとってはギャップを感じる可能性があります。
価格を抑えたい人には有力な選択肢ですが、「親身に相談にのってもらいたい」「引き渡し後も安心したい」と思うなら、サービス面の期待値には注意が必要です。
仕様や設備に関する選択肢が少ない傾向がある
オープンハウスの建売住宅は、コストを抑える設計が基本になっているため、選べる設備や仕様の幅が限られています。
これは、建築資材や設計内容をある程度固定することで、仕入れや施工の効率を上げ、販売価格を下げる仕組みがあるからです。
その結果、たとえばキッチンのブランドが数社に限定されていたり、壁紙やフローリングの色が決まったパターンの中から選ぶスタイルになっていることが多いです。
独自アンケートの調査結果にも、「オプションメニューが少ない」という口コミがありました。
一部の物件では設備の一部が選べる「セミオーダー型」も用意されていますが、フルオーダーのような自由な設計を求めると、期待との差があるかもしれません。
「コストを重視したい」「そこまでデザインにこだわらない」という方にとっては、手間も少なく合理的な選択肢です。
こだわり派には不向きな標準仕様中心の家づくり
「せっかくのマイホームだから、すべてにこだわりたい」という人には、オープンハウスの家づくりは少し物足りなく感じるかもしれません。
というのも、同社の住宅はコストとスピードを重視しており、多くが決められた標準仕様でつくられています。
たとえば、ドアや床の材質、キッチンの設備などはあらかじめ選択肢が絞られていて、自由にカスタマイズできる範囲が限られているのが現状です。


もちろんその分、価格が抑えられ、完成までの期間も短いという利点はあります。とはいえ、「無垢材を使いたい」「照明もデザインに合わせて選びたい」といった希望がある人にとっては、理想の家づくりとのギャップを感じる場面もあるでしょう。
「ある程度の完成形が用意されている方がラク」と感じる人にはピッタリですが、「もっと自由に、自分らしい家を形にしたい」という場合は、注文住宅など他の選択肢も視野に入れるのがおすすめです。
オープンハウスのメリット


オープンハウスの魅力は、「価格」「立地」「スピード感」、そして「自由度のある建売住宅」という点にあります。
なぜなら、土地仕入れから販売までをグループ内で完結させる体制が整っており、無駄なコストや手間を抑えつつ、質の高い住まいを提供できるからです。
ここを読めば、コストを抑えながらも理想の暮らしを実現できる理由が見えてきます。
下記にメリットを2つ解説しています。
それぞれ見てみましょう。
価格が圧倒的に安く立地も良い|自社グループ内で一貫して行う仕組み
オープンハウスの大きな魅力は、都心に近い立地の家を比較的安く手に入れられることです。
これは、土地の仕入れから販売までを自社グループ内で一貫して行う仕組みによって、中間コストを削減できているからです。
これにより、他社に比べて坪単価を少しでも抑えることが可能になっています。
もちろん、すべての物件がそうとは限りませんが、「高すぎて都内に住めない」という悩みを持つ方には、ぜひ注目してほしいポイントです。
土地探しから設計・販売まで一貫していてスピーディー|スムーズな引き渡し
「オープンハウスが安い5つの理由3-3」でもお話しした通り、オープンハウスのもう一つの強みは、土地の仕入れから家の設計、販売までをすべて自社で行っています。
これにより、希望エリアの土地が見つかるスピードが早く、購入から引き渡しまでがスムーズに進みます。
特に、共働きで忙しい家庭にとっては、何社もやり取りする必要がないというのは大きなメリットです。また、情報の共有が早いため、「設計変更の反映が遅い」といったストレスも少なめです。
時間や手間をかけずに家を持ちたい人にとっては、このスピード感がとてもありがたいポイントです。
効率よくマイホームを手に入れたい方は、この体制がどれほど合理的か一度チェックしてみる価値があります。
オープンハウスと他社ハウスメーカを比較


オープンハウスは「価格の安さ」と「都心立地の強さ」で人気がありますが、自由設計やアフター対応では他の大手ハウスメーカーに軍配が上がる場面もあります。
だからこそ、自分にとって何を重視するかが家づくりのカギになります。
ここでは、各社の強み・弱み、価格・満足度の違いを分かりやすく比較し、自分に合った選択肢を見つける手助けをします。
他社ハウスメーカーと比べた強み・弱み
オープンハウスは、他のハウスメーカーと比べて「立地の良さ」と「価格の安さ」が強みです。
なぜなら、自社で土地を仕入れから販売まで一貫して行うことで、中間コストを削減できる仕組みがあるからです。
また都心の駅近に建てられるケースが多く、「立地重視」の人には大きな魅力です。
大手ハウスメーカーとの強みと弱みをそれぞれ比較してみます。
比較項目 | 強み | 弱み |
---|---|---|
オープンハウス | ・圧倒的な価格の安さ ・土地とセット販売で都市部に強い ・完成までが早い | ・仕様の自由度が低い ・サポート対応にばらつきあり ・こだわり派には不向き |
一条工務店 | ・高気密・高断熱で断熱性能がトップクラス ・太陽光・全館床暖房などの標準仕様が充実 ・住宅性能表示制度で評価が高い | ・間取りやデザインの自由度がやや低い ・外観デザインが似やすい ・価格がやや高め |
積水ハウス | ・設計・デザインの自由度が高い ・営業・設計・施工の品質が安定 ・ブランド信頼度が高い | ・価格帯が高めでローコスト層には不向き ・大手ゆえに担当者による差が出る場合あり |
トヨタホーム | ・トヨタグループの技術力と信頼性 ・工場生産で品質が安定 ・構造の耐久性に優れる | ・デザインの自由度はやや少なめ ・一部地域で施工対応外あり ・知名度が他大手より劣る場合も |
弱みとしては、自由設計の幅が狭いことや、営業・施工・アフターの一貫性に課題を感じる人も少なくありません。
特に、間取りの細かい調整やオプション対応では、大手ハウスメーカーのような柔軟さは期待しづらい部分もあります。
他社ハウスメーカーの価格・満足度の2軸で見る総合評価
家づくりを成功させるには、「価格」「満足度」の2つの軸で比較することが大切です。
この2つの観点で見ると、オープンハウスは価格面で大きな強みを持っています。
しかし、品質や満足度では、積水ハウスや一条工務店のような大手に軍配が上がることもあります。これらのメーカーは、設備のグレードやアフター対応に力を入れており、安心感を求める人から高い評価を得ています。
ハウスメーカー名 | 坪単価目安(価格) | 満足度(口コミ・サポート) |
---|---|---|
オープンハウス | 約60〜80万円 | 4.75 |
一条工務店 | 約50〜60万円 | 4.09 |
積水ハウス | 約95万円 | 4.09 |
トヨタホーム | 約70万~110万円 | 3.90 |
要するに、価格を抑えて駅近に住みたいならオープンハウスは魅力的ですが、住宅そのものの快適さや長期的な満足を求めるなら、他社も含めて比較検討することが失敗を防ぐ近道です。
オープンハウスはどんな人に向いている?向いていない?


オープンハウスが自分に合っているのか悩んでいるなら、「何を重視するか」をはっきりさせることが大切です。というのも、価格や立地に魅力がある一方で、自由度やサポート面では物足りなさを感じる人もいます。
ここでは、向いている人・向いていない人の特徴を整理し、後悔しない選び方をお伝えします。
それぞれ見てみます。
オープンハウスに向いている人の特徴|こだわりがなくコスト重視の人
オープンハウスの魅力は、何といっても「立地の良さ」と「コストを抑えた価格設定」にあります。
これは、土地の仕入れから住宅の販売までをグループ内で完結させる体制により、余分な経費を削ぎ落とせているからです。
下記に当てはまる人は、オープンハウスに向いているでしょう。
・都心・駅近に住みたい人
・コストを抑えてマイホームを持ちたい人
・間取りや設備に強いこだわりがない人
・担当者やサービスに多少のバラつきがあっても、ある程度割り切って考えられる人
オープンハウスに向いていない人の特徴|こだわりがありサポート重視の人
一方で、「家のデザインにこだわりたい」「細かい部分まで納得した上で建てたい」という人には、オープンハウスは合わないかもしれません。
というのも、オープンハウスの住宅は、コストを抑えるために標準仕様が基本で、間取りや内装の自由度がそこまで高くないからです。
下記に当てはまる人は、オープハウスは向いていないでしょう。
- 家のデザインや間取りに強いこだわりがある人
- 内装・設備の細部まで納得して決めたい人
- 丁寧で一貫した接客・サポートを重視する人
- 家づくりにじっくり時間をかけたい人
- 大手ハウスメーカーのようなブランド力や安心感を求める人
「とことん理想の家を追求したい人」
「安心感を重視する人」は、他社も視野に入れることをおすすめします。
迷っている人に伝えたい判断ポイント|デザイン・品質・コスト・営業担当の相性など
オープンハウスを選ぶか迷っているなら、「何を一番優先したいのか」をはっきりさせることが大切です。
ハウスメーカー選びに「正解」はなく、自分の暮らし方や予算によって合う・合わないが変わるからです。
判断のポイントは、こちらです。
- 最優先すべきことを明確にする
- 正解は人それぞれ違う
- 価格や駅近の立地を重視する人には向いている
- デザイン性や品質を重視するなら他社も検討
- モデルハウスで営業担当との相性を確かめる
- 妥協できる点とこだわりたい点を整理する
迷ったときは、各社のモデルハウスを見学し、実際に営業担当の対応を比較してみましょう。
パンフレットやHPでは分からない“相性”が見えることもあります。
オープンハウスとは?どんな会社かをわかりやすく解説


商号 | 株式会社オープンハウス(Open House Co., Ltd.)(2022年1月1日以降、旧:オープンハウス準備会社) |
---|---|
所在地 | 本社) 渋谷区渋谷一丁目13番9号(2022年1月1日以降) Tel.03-6213-0775(代表) |
創業 | 2021年4月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 鎌田和彦 |
資本金 | 100百万円 |
決算期 | 9月 |
売上高(連結) | 2024年9月期 12,958億円 2023年9月期 11,484億円 2022年9月期 9,526億円 2021年9月期 8,105億円 2020年9月期 5,759億円 2019年9月期 5,403億円 2018年9月期 3,907億円 2017年9月期 3,046億円 2016年9月期 2,472億円 2015年9月期 1,793億円 |
事業内容 (グループ) | 1.不動産売買の代理・仲介事業 2.新築戸建分譲事業 3.マンション・ディベロップメント事業 4.不動産投資事業 5.不動産金融事業 6.前各号に付帯関連する事業 |
登録免許番号 | 国土交通大臣(1)第9996号 |
加盟団体 | (公社)首都圏不動産公正取引協議会 (一社)全国住宅産業協会 (一社)不動産流通経営協会 |
主要取引金融機関 | 三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、あおぞら銀行、三井住友信託銀行、農林中央金庫 |
公式サイト | https://oh.openhouse-group.com/ |
オープンハウスは、コストパフォーマンスと都心立地を両立した住宅を提供している不動産会社です。
なぜなら、土地の仕入れから建築・販売までをグループ内で一貫して行う体制があり、余計な中間マージンがかからない仕組みを持っているからです。
これにより、他の大手ハウスメーカーと比べて「駅近」「低価格」を実現しています。
たとえば、東京都心で土地付き一戸建てを3,000万円台から販売する事例もあり、「都心に家を持つのは無理」と感じていた層から支持されています。
また、東証プライム上場企業であり、住宅だけでなく、投資用不動産やマンション開発なども手がける総合不動産企業です。
こうした背景から、オープンハウスは「価格と立地を重視したい」人にとって、有力な選択肢となる会社と言えるでしょう。
まとめ
オープンハウスは、価格の安さに魅力がありますが、その裏にはコスト削減の工夫と課題の両面が存在します。
施工品質やアフター対応に不安の声がある一方、営業体制や土地仕入れの独自性など、合理的な面も評価されています。
購入を検討する際は、価格だけに注目せず、施工体制や保証内容までしっかり確認することが重要です。
納得できる家選びのために、信頼できる情報をもとに冷静に判断しましょう。
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